英語BⅠ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 英語BⅠ
科目番号 0004 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 名取キャンパス一般科目 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Forest 6th edition、Framework English Grammar in 23 Lessons(桐原書店)
担当教員 佐藤 和彦

到達目標

1.中学校で既習の文法事項を正確に理解できること。 2.英語の語・句・節を理解できること。 3.文構造とその構成要素を正しく判断できること。 4.態(能動態・受動態)の考え方を理解できること。 5.準動詞(不定詞・動名詞・分詞)を理解できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1中学校で既習の文法事項や構文を正しく理解し,活用・運用することができる。中学校で既習の文法事項や構文をおおむね正しく理解し,活用・運用することができる。中学校で既習の文法事項や構文を理解できなく,活用・運用することができない。
評価項目2高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項を正しく理解し,活用・運用することができる。高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項をおおむね正しく理解し,活用・運用することができる。高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項を理解できなく,活用・運用することができない。
評価項目3授業で扱う語彙の60%以上の単語を理解し,活用・運用することができる。授業で扱う語彙の50%~60%程度の単語を理解し,活用・運用することができる。授業で扱う語彙の単語等の理解が50%未満であり,活用・運用することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
英文の構造を判断し、その意味を正確に把握するための基礎となる英文法を体系的に学習する。中学校で既習の英文法を整理した上で、動詞の特性や用法、文構造等を中心に、高専で学ぶ英語の基礎を確立することを主たる目標とする。本授業を通して新しい知識を得るのではなく、これまでに既習・既知の科学的事実を比較的平易な英語を通して理解・確認することで、英語独特の表現に慣れると同時に、学習者が自身の興味関心について発信できる英語運用能力を養うことを目標とする。
授業の進め方・方法:
授業は、学習者によってきちんと予習がなされていることを前提に進める。反転授業の動画資料を学内ネット経由で配信するので、授業前に必ず視聴すること。授業中は積極的な質問を歓迎する。
注意点:
テキストは、まず中学校の既習内容を確認・復習した後に、高専で学ぶ学習項目へと順序立てて配列されており、予習は容易であろう。反転授業の手法で学習資料を事前に配付するので、それをよく視聴してから授業に臨むこと。丁寧な予習と積極的な授業参加、ポイントを押さえた復習で、自身の英語の学習スタイルを確立すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、数・単位・数式の読み方、品詞と文構造の基礎 桁の大きな数、分数、n乗、根号、様々な単位、数式を正確に読むことができる。
2週 Lesson 1 Numbers and Calculations
Unit 1, 2
加算・減算を正しく表現できる、How many 〜、How much 〜を正確に使うことができる。
3週 Lesson 1 Numbers and Calculations
Unit 3, 4
乗算・除算を英語で正しく表現できる。to不定詞の様々な用法を活用・運用することができる。
4週 Lesson 2 Figures
Unit 1, 2, 3
様々な図形を英語で表現できる。関係代名詞の制限用法・非制限用法を活用することができる。
5週 Lesson 2 Figures
Unit 4, 5
twice, the square of, not only 〜 but also 等の表現を活用することができる。分数を正確に表現できる。
6週 Lesson 3 State of Substance
Unit 1, 2
結果を表すto不定詞、前置詞+関係代名詞、様々な比較表現を活用・運用することができる。
7週 Lesson 3 State of Substance
Unit 3, Lesson 1-3 Grammarまとめ
間接疑問、否定の副詞hardly、the+比較級〜, the+比較級〜を活用・運用することができる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 Lesson 4 Graphs and Functions
Unit 1, 2
関係副詞を正確に使うことができる。助動詞+受動態の英文の意味を正確に理解できる。
10週 Lesson 4 Graphs and Functions
Unit 3
乗数と平方根を正確に表現できる。both A and B, not .. A or Bを正確に活用・運用できる。
11週 Lesson 5 Human Body
Unit 1, 2, 3
部分否定、関係副詞の非制限用法、不定詞の意味上の主語を正確に理解できる。
12週 Lesson 5 Human Body
Unit 4, 5
群動詞の受動態、受動態の進行形、causeの用法を正確に理解できる。
13週 Lesson 6 Electricity
Unit 1, 2, 3
現在完了形、SVOC (S:make), allow+O+to 〜を正確に活用・運用できる。
14週 Lesson 6 Electricity
Unit 4, Lesson 4-6 Grammarまとめ
proportional to 〜, inversely proportion to 〜, one 〜 another …等の表現を正確に活用・運用できる。
15週 前期期末試験
16週 答案返却、要点解説
後期
3rdQ
1週 Lesson 7 Heat
Unit 1, 2
prevent+O+from 〜ing, make+O+動詞の原形の表現(使役動詞)を正確に活用・運用できる。
2週 Lesson 7 Heat
Unit 3
without 〜ing, let/have+O+動詞の原形の表現(使役動詞)、This is why 〜等を正確に活用・運用できる。
3週 Lesson 8 Stars and Planets
Unit 1, 2
2種類の感嘆文、関係代名詞what, 形式主語のItを正確に理解し、活用・運用できる。
4週 Lesson 8 Stars and Planets
Unit 3, 4
疑問詞+to不定詞、受動態の完了形を正確に理解できる。
5週 Lesson 9 Ions, Electrolysis, Acid and Alkali
Unit 1, 2
これまでの学習内容を総括しながら、科学的事象を記述した英文を正確に読みこなすことができる。
6週 Lesson 9 Ions, Electrolysis, Acid and Alkali
Unit 3
これまでの学習内容を総括しながら、科学的事象を記述した英文を正確に読みこなすことができる。
7週 Supplement 1
Lesson 7-9 Grammarまとめ
これまでの学習を総括しながら、オンラインで公開されている科学的トピックを扱った準長文の英文を正確に読みこなすことができる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 Lesson 10 Energy
Unit 1, 2
これまでの学習内容を総括しながら、科学的事象を記述した英文を正確に読みこなすことができる。
10週 Lesson 10 Energy
Unit 3
これまでの学習内容を総括しながら、科学的事象を記述した英文を正確に読みこなすことができる。
11週 Supplement 2 オンラインで公開されている科学的トピックを扱った準長文の英文を、正確に読みこなすことができる。
12週 Supplement 3 オンラインで公開されている科学的トピックを扱った準長文の英文を、正確に読みこなすことができる。
13週 Supplement 4 オンラインで公開されている科学的トピックを扱った準長文の英文を、正確に読みこなすことができる。
14週 Lesson 1-10 Grammarまとめ これまでの学習内容を、文法項目毎に総括する。
15週 後期期末試験
16週 答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識英語のつづりと音との関係を理解できる。2
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。2
英語の発音記号を見て、発音できる。2
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。2
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。2
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。2
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。2
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。1
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。3
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。1
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。1
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。1
毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。2
自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。1

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000