英語AⅡ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 英語AⅡ
科目番号 0014 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 名取キャンパス一般科目 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Fundamental Science in English Book 1(成美堂)理工系学生のための必修英単語COCET 2600(成美堂)英語の発音ノート(数研出版)
担当教員 武田 淳

到達目標

1.英文の語・句・節、および文の構造とその構成要素を正しく判断し、理工系の文脈にあった、正確な英文を書くことができる。2.中学レベルの理科と数学で扱われる内容の専門用語を正しく綴り発音することができる。また、数や単位、数式や公式など、科学的な事象の記述の基礎表現を、自然な英語で音読できる。3.科学的な事象の記述に多様されるパラグラフの構造を正確に分析し、トピックを中心とする正しい情報の読み取りができる。4.科学的な事象の記述に多用される以下の表現を使って、簡潔で明確な英文で書くことができる。(a). 態(能動態・受動態)の考え方を理解し、文脈に応じて正しい主語と適切な態で英文を書くことができる。(b). 英語の時制について、書き手の意識を理解することができる。また、適切な時制を使って英文を書くことができる。(c). 準動詞(不定詞・動名詞・分詞)の性質を理解し、英文の構成要素として正しく使うことができる。(d). 関係詞の用法を理解し、理数系の文脈で正しく使うことができる。(e). 無生物を主語とした動作動詞を使った英文や、一般英語の学習内容を超える冠詞や前置詞の用法を使って、理工系の文脈にふさわしい英文を書くことができる。5.中学レベルの理解と数学の内容について、簡潔で自然な英語を使って、口頭で内容を伝えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1英文の語・句・節、および文の構造とその構成要素を正しく判断し、理工系の文脈にあった、綴りや文法に誤りのない正確な英文を書くことができる。英文の語・句・節、および文の構造とその構成要素を正しく判断し、理工系の文脈にあった、おおむね正確な英文を書くことができる。英文の語・句・節、および文の構造とその構成要素を正しく判断できない。また、綴りや文法事項に誤りのない英文を書くことができない。
評価項目2中学レベルの理科と数学で扱われる内容の専門用語を正しく綴り、発音することができる。また、数や単位、数式や公式など、科学的な事象の記述の基礎表現を、自然な英語で音読できる。中学レベルの理科と数学で扱われる内容の専門用語を、おおむね正しく綴り発音することができる。また、数や単位、数式や公式など、科学的な事象の記述の基礎表現を、おおむね自然な英語で音読できる。中学レベルの理科と数学で扱われる内容の専門用語を正しく綴り発音することができない。また、数や単位、数式や公式など、科学的な事象の記述の基礎表現を、自然な英語で発音できない。
評価項目3科学的な事象の記述に多用されるパラグラフの構造を正確に分析し、トピックを中心とする正しい情報の読み取りができる。科学的な事象の記述に多用されるパラグラフの構造をおおむね正確に分析し、トピックを中心とする情報の読み取りができる。科学的な事象の記述に多用されるパラグラフの構造の分析ができず、トピックを中心とする情報の読み取りができない。
評価項目4科学的な事象の記述に多用される表現を正しく使って、簡潔で明確な英文で書くことができる。科学的な事象の記述に多用される表現をおおむね正しく使って、簡潔で明確な英文を書くことができる。科学的な事象の記述に多用される表現を正しく使うことができず、簡潔で明確な英文で書くことができない。
評価項目5中学レベルの理科と数学の内容について、簡潔で自然な英語を使って、口頭で内容を伝えることができる。中学レベルの理科と数学に内容について、英語を使って、口頭で内容をおおむね伝えることができる。中学レベルの理科と数学の内容について、英語を使って口頭でないようを伝えることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
英文の構造を判断し、その意味を正確に把握するための基礎となる英文法を体系的に学習する。中学校での既習の英文法を整理した上で、動詞の特性や用法、文構造等を中心に、新たに学ぶ英語の基礎を確立することを主たる目標とする。本授業を通して新しい科学の知識を得るのではなく、これまでに既習・既知の科学的事実を比較的平易な英語を通して理解・確認することで、英語独特の表現に慣れると同時に、学習者が自身の興味関心について発信できる英語運用能力を養うことを目標とする。
授業の進め方・方法:
授業は、学習者によってきちんと予習がなされていることを前提に進める。反転授業の動画資料を学内ネット経由で配信するので、授業前に必ず視聴すること。また、新出語・新出連語についても、オンラインの専用ソフトウェア(Quizlet)を用いて学習できるよう、教科書の全範囲について資料をアップロード済みであるので、こちらも事前学習に活用してもらいたい。授業中は積極的な質問を歓迎する。また、対面授業においては、反転学習に用いた動画資料についての補足説明や発展的説明も行うので、これらをノートにまとめるなどして事後学習に活用してもらいたい。
注意点:
テキストは、既習・既知の科学的事実を平易な英文で丁寧にまとめたものであり、1ユニット毎の語数は比較的少ない。ユニット毎に文法事項がピックアップされているので、予習は容易であろう。専門用語がやや多く見えるが、その用語さえ予習すれば文法的に戸惑うことはさほどないだろう。十分に予習したうえで授業に臨み、疑問点はすぐに質問し、早めに復習して知識を定着させる、という学習サイクルを早く身につけることである。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、数・単位・数式の読み方、品詞と文構造の基礎(1) 授業ガイダンス、桁の大きな数、分数、n乗、根号、様々な単位や数式を正確に読むことができる。品詞と文構造の基礎を理解する。
2週 品詞と文構造の基礎(2) 品詞と文構造を把握し、初見の英文の文構造を理解できる。
3週 Lesson 1 Numbers and Calculations 文法トピック、Part 1 加算を正しく表現できる。How many 〜 を正確に使うことができる。
4週 Lesson 1 Numbers and Calculations Part 2 減算を正しく表現できる。How much 〜を正確に使うことができる。
5週 Lesson 1 Numbers and Calculations Part 3 乗算を正しく表現できる。to不定詞の名詞的用法を活用・運用することができる。

6週 Lesson 1 Numbers and Calculations Part 4, Practice、文法・表現のまとめ 除算を正しく表現できる。to不定詞の形容詞的用法を活用・運用することができる。
7週 総復習、中間試験 これまでの学習内容を総復習する。
8週 Lesson 2 Figures 文法トピック、Part 1 関係代名詞の目的格の用法を活用することができる。様々な図形を英語で表現できる。
2ndQ
9週 Lesson 2 Figures Part 2 関係代名詞の所有格の用法を活用することができる。結果を表すto不定詞を活用することができる。
10週 Lesson 2 Figures Part 3 so that + SVを活用することができる。twice, the square of, not only 〜 but also等の表現を活用することができる。
11週 Lesson 2 Figures Part 4 関係代名詞の制限用法と非制限用法の違いを理解し活用することができる。
12週 Lesson 2 Figures Part 5 not A but Bの用法を活用することができる。分数を正確に表現できる。
13週 Lesson 2 Figures Practice、文法・表現のまとめ Lesson 2の文法と表現を総まとめし、整理して活用することができる。
14週 Let's try Lesson 1と2の内容について、発展問題を活用して学習内容を整理する。
15週 期末試験
16週 答案返却、要点解説 Lesson 1と2の総復習。
後期
3rdQ
1週 Lesson 3 State of Substance 文法トピック、Part 1 結果を表すto不定詞を正しく運用することができる。
2週 Lesson 3 State of Substance Part 2 前置詞+関係代名詞を運用することができる。様々な比較表現を活用・運用することができる。
3週 Lesson 3 State of Substance Part 3 文法・表現のまとめ 関節疑問、否定の副詞hardly, the 比較級、the 比較級」の表現を活用・運用することができる。
4週 Lesson 4 Graphs and Functions 文法トピック、Part 1 関係副詞を正確に使うことができる。
5週 Lesson 4 Graphs and Functions Part 2 受動態の文の書き方を確認する。助動詞の用法を確認する。助動詞+受動態の英文の意味を正確に理解できる。
6週 Lesson 4 Graphs and Functions Part 3 乗数と平方根を正確に表現できる。both A and B, not A but Bを正確に理解・運用できる。英語で書かれた数学の問題を解くことができる。
7週 Lesson 4 Graphs and Functions 文法・表現のまとめ、Let's try 部分否定、不定代名詞のoneを正しく使うことができる。
8週 総復習、中間試験
4thQ
9週 Lesson 5 Human body 文法トピック、Part 1 関係副詞の非制限用法を活用できる。
10週 Lesson 5 Human body Part 2, 3 意味上の主語をともなう不定詞を正しく使うことができる。

11週 Lesson 5 Human body Part 4 文法のまとめ 句動詞、動名詞、進行形の受動態を正しく使うことができる。S + cause + O + toを正しく活用することができる。
12週 Lesson 6 Electricity 文法トピック、Part 1, 2 現在完了形を活用できる。make + O + 形容詞・名詞を運用できる。
13週 Lesson 6 Electricity Part 3 allow + O + toを活用できる。proportional to, inversely proportional to等の表現を正確に使うことができる。
14週 Lesson 6 Electricity Part 4 文法・表現のまとめ、Let's try one 〜 another ...等の表現を正確に活用・運用できる。
15週 期末試験
16週 答案返却 Lesson 3から6までの総復習。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000