日本語Ⅳ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 日本語Ⅳ
科目番号 0015 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 名取キャンパス一般科目 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 「中級を学ぼう 日本語の文型と表現82 中級中期」(スリーエーネットワーク),「日本語能力試験直前対策 N1 文字・語彙・文法」(国書刊行会)
担当教員 梅木 俊輔,犬飼 亜有美

到達目標

日本語中級後半レベルの学習者(CEFR/日本語教育スタンダードB2.2相当, 日本語能力試験N2相当)が、日常生活面と学業面の両者において、日々繰り返されるパターンから外れた予期していない場面で、相手との社会的関係や話題に注意を払いつつ、それにふさわしい談話レベルでまとまりを持つ内容のコミュニケーションができるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
日本語で読むパターンから外れた場面での談話レベルでまとまりを持つ内容を読むことができるパターンから外れた場面での談話レベルでまとまりを持つ内容をある程度読むことができるパターンから外れた場面での談話レベルでまとまりを持つ内容を読むことができない
日本語で聞くパターンから外れた場面での談話レベルでまとまりを持つ内容を聞くことができるパターンから外れた場面での談話レベルでまとまりを持つ内容をある程度聞くことができるパターンから外れた場面での談話レベルでまとまりを持つ内容を聞くことができない
日本語で話すパターンから外れた場面での談話レベルでまとまりを持つ内容を話すことができるパターンから外れた場面での談話レベルでまとまりを持つ内容をある程度話すことができるパターンから外れた場面での談話レベルでまとまりを持つ内容を話すことができない
日本語で書くパターンから外れた場面での談話レベルでまとまりを持つ内容を書くことができるパターンから外れた場面での談話レベルでまとまりを持つ内容をある程度書くことができるパターンから外れた場面での談話レベルでまとまりを持つ内容を書くことができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 談話レベルでまとまりを持つ内容のコミュニケーションに必要となる日本語の4技能(読む・聞く・話す・書く)について、様々な相手・話題に対する応用力を高める。
授業の進め方・方法:
 授業では、教科書に沿いながら、テーマに関連がある、新聞・インターネットの記事、ニュース・ドキュメンタリーのテレビ番組等からの実例を用い進める。また、教室内で学んだことをもとに、友達・先輩・後輩・教員・職員といった教室外の人々と上手く関わっていくための課題も行う。授業では課題を毎回指示するので、次回授業までに行ってくること。
「事前学習」: 次回の授業の内容、テキストの内容を確認しておくこと。
「事後学習」: 授業後の復習を毎回必ず行うこと。
注意点:
 開講後、学習者の日本語力に応じ、授業計画・内容・使用教科書を変更することがある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
「中級を学ぼう 日本語の文型と表現82 中級中期」
1課 色 <前半>
学習項目:1.~という,2.~に基づく~,3.~と同時に
学習項目が運用できる:
・話す:「色についてのイメージ」
・読む:「病院の色」
2週 1課 色 <後半>
学習項目: 4.~による~,5.~際
学習項目が運用できる:
・書く:「私の国の国旗」
・聞く:「ポストの色」
3週 2課 ユーモア・ジョーク <前半>
学習項目: 1.~とする,2.~にかけて,3.~から~にかけて,4.~さえ
学習項目が運用できる:
・話す:「知っているジョーク」
・読む:「エープリル・フール」
4週 2課 ユーモア・ジョーク <後半>
学習項目: 5.さえ~ない,6.~なんて,7.~ことで /~ことによって,8.~ように思われる
学習項目が運用できる:
・書く:「新聞記事を書く」
・聞く:「世界最大級のハンバーガー」
5週 3課 制服<前半>
学習項目: 1.~を問わず,2.~をめぐって/~をめぐるN,3.~ところ,4.~ことなく
学習項目が運用できる:
・話す:「学校の制服についてのいい点と悪い点」
・読む:「学校の制服」
6週 3課 制服<後半>
学習項目: 5.~向き,6.~向け,7.~における, ~/~において,8.~上
学習項目が運用できる:
・書く:「制服は必要か不必要か」
・聞く:「わが社の制服」
7週 4課 算数<前半>
学習項目:1.~に至る,2.~から~に至るまで,3.~うえで
学習項目が運用できる:
・話す:「外国生活の上で大切なこと」
・読む:「計算の方法を説明する」
8週 4課 算数<後半>
学習項目:4.~なり,5.VタN,6.~という点/~点,7.~にかかわる
中間試験
学習項目が運用できる:
・書く:「なぜ大学に行くのか」
・聞く:「形の説明」
4thQ
9週 5課 遊びと運動<前半>
学習項目:1.~をもたらす,2.~に対して,3.「~に対して/~にとって」の整理
学習項目が運用できる:
・話す:「すきなスポーツ・遊び」
・読む:「子どもの遊び」
10週 5課 遊びと運動<後半>
学習項目:4.~ばかりでなく~も/~だけでなく~も,5.~を通して/~を通じて,6.接続詞の整理
学習項目が運用できる:
・書く:「子どものときによくした遊び」
・聞く:「体操」
11週 6課 お金<前半>
学習項目:1.~ぶり,2.~とはいえ/と(は)いっても,3.~当たり,4.たとえ~も
学習項目が運用できる:
・話す:「現金と電子マネーの功罪」
・読む:「古くなったお札の行方」
12週 6課 お金<後半>
学習項目:5.~やら、~やら,6.~のやら、~のやら,7.~のやら,8.「~と、~」の整理
学習項目が運用できる:
・書く:「自国の通貨」
・聞く:「2,000円札」
13週 7課 水<前半>
学習項目:1.~に関する~,2.~ない限り,3.~限り,4.~がち~,5.~っぱなし(そのままにする)
学習項目が運用できる:
・話す:「車社会・友達・ネット社会」
・読む:「水への関心」
14週 7課 水<後半>
学習項目:6.~っぱなし(同じ行為・状態がずっと続く),7.~以上に,8.~以上,9.~抜きにしては~ない,10.~抜きの~,11.~おかげで/~せいで
学習項目が運用できる:
・書く:「もったいない(社会の中で見られる無駄使い)」
・聞く:「有料の飲み水」
15週 8課 遺伝<前半>
学習項目:1.~にもかかわらず,2.~につれて,3.~に例えられる/~に例える
学習項目が運用できる:
・話す:「あり得ない店・人・(  )」
・読む:「南米の先住民は全員O型?」
16週 8課 遺伝<後半>
学習項目:4.~に違いない,5.~得ない/~得る,6.あり得ない(驚き),7.得る(できる)
期末試験
学習項目が運用できる:
・書く:「血液型による性格判断」
・聞く:「ゲノム」

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小発表・技術文書の作成合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100