日本社会と文化Ⅱ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 日本社会と文化Ⅱ
科目番号 0016 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 名取キャンパス一般科目 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『日本語初級から学ぶ日本文化』( 東北大学出版会、2020年)『クローズアップ日本事情15』(ジャパンタイムズ、2017年)、『中・上級学習者向け日本語教材日本文化を読む』(アルク出版、2012年)、Japan's Cultural Code Words(Tuttle Publishing、2004)
担当教員 閻 秋君

到達目標

1  日本の文化、生活様式、社会の構造や性質、日本人の物の考え方について大まかな理解ができ、発表できるようになる。
2  自文化との比較分析を通して、グローバルな視点を養いつつ、第二言語としての日本語の学習を通して新たに芽生える日本話者アイデンティティと自文化アイデンティティの調和に臨む。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 日本の文化と社会に関する基本的な事柄がよく理解でき、発表を効果的に行なうことができる。 日本の文化と社会に関する基本的な事柄がある程度理解でき、発表をある程度効果的に行なうことができる。日本の文化と社会に関する基本的な事柄がまったく理解できず、発表を行なうことができない。
評価項目2 日本文化と自文化を比較・分析し、グローバルな視点で、物事を考えることができる。 日本文化と自文化の違いを理解しようとし、グローバルな視点で物事を考えようとする姿勢がある。 日本文化と自文化を比較・分析し、グローバルな視点で、物事を考えることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本の社会と文化IIにおいては、日本の社会と文化Ⅰに引き続き、日本の文化、生活様式、社会の構造や性質、日本人の物の考え方を深く学んでいく。日本の年間行事にも直に触れる体験をなるべく多く提供し、自文化と比較する課題もその都度与える。また、自己の文化との比較を通して、第一言語・自己文化と日本語・日本文化の比較分析を行なえるような「考える力」の育成にも取り組む過程において、第二言語習得の際、浮上するアイデンティティ形成の問題にも対応する。
授業の進め方・方法:
英日の読解を基本に授業を進めていくが、解説本・問題集・インターネット記事・ビデオ等の副教材を活用すると共に、文化理解をテーマとしたインタビュー・発表・ポートフォリオなどのプロジェクトをふんだんに取り入れ、生の日本の文化に触れつつ、学生が自文化を振り返りながら、積極的に参加できるようなアクティビティ・ラーニングを意識した様々な活動を提供していく。又、季節ごとに日本の年間行事を紹介し、実際に文化体験する機会を与え、自文化との比較を促すプロジェクトを課す。

注意点:
開講後、学生の日本語能力を判断した上で、授業内容や教科書を変更することがある。授業はタスク活動・小発表を中心に行うので積極的に参加することが求められる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
ガイダンス
2週
Unit1 日本ってどんな国?
日本の地形、四季について大まかに理解し、自国や他国と比較し、発表できる。
3週 Unit1 日本ってどんな国? 日本の地形、四季について大まかに理解し、自国や他国と比較し、発表できる。
4週 Unit 2 都市の暮らし・地方の暮らし 日本の都道府県、地方創生について理解し、自国や他国と比較し、発表できる。
5週 Unit 2 都市の暮らし・地方の暮らし 日本の都道府県、地方創生について理解し、自国や他国と比較し、発表できる。
6週 Unit 3 日本の旅を楽しもう 日本の交通機関について理解し、自国や他国と比較し、発表できる。
7週 Unit4 いただきます!
日本の食文化について理解し、自国や他国と比較し、発表できる。
8週 復習とまとめ
2ndQ
9週 フィールドワーク
10週 Unit5季節を楽しむ年中行事 季節に即した日本の年間行事を理解し、日本と自文化の年間行事を比較し、発表できる。
11週 Unit 6 知っておきたい日本の歴史 日本の歴史について大まかに理解し、自国と比較し発表できる。
12週 Unit 7 伝統文化体験 日本の主な伝統文化について理解し、自国と比較し発表できる。
13週 Unit8現代文化とポップカルチャー 日本の主な現代文化について理解し、自国と比較し発表できる。
14週 Unit8現代文化とポップカルチャー 日本の主な現代文化について理解し、自国と比較し発表できる。
15週 フィールドワーク
16週 期末評価(発表)
後期
3rdQ
1週 Unit9スポーツの楽しみ方 日本のスポーツ文化について大まかに理解し、自国と比較し発表できる。
2週 Unit9スポーツの楽しみ方
日本のスポーツ文化について大まかに理解し、自国と比較し発表できる。


3週 Unit10前進を続ける科学技術 日本の科学技術について大まかに理解し、自国と比較し発表できる。

4週 Unit10前進を続ける科学技術
日本の科学技術について大まかに理解し、自国と比較し発表できる。

5週 Unit11地球のためにできること 地球環境問題と日本の立ち位置を考え、発表できる。
6週 Unit11地球のためにできること 地球環境問題と自国の立ち位置を考え、発表できる。
7週 Unit12教育と子供たち 日本の教育問題について理解し、自国と比較し発表できる。
8週 復習とまとめ スピーチ準備
4thQ
9週 中間評価 スピーチの実践
10週 Unit13産業構造と経済 日本の産業構造と経済を理解し、自国と比較し発表できる。
11週 Unit13産業構造と経済 日本の産業構造と経済を理解し、自国と比較し発表できる。
12週 Unit14政治と憲法 日本の政治と憲法を理解し、自国と比較し発表できる。
13週 Unit14政治と憲法 日本の政治と憲法を理解し、自国と比較し発表できる。
14週 Unit15多文化共生社会を目指して
グローバル社会について考え、発表できる。
15週 復習とまとめ プレゼンテーション準備
16週 期末評価(発表) プレゼンテーションの実践

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

発表授業への取り組み宿題合計
総合評価割合502030100
基礎的能力25101550
専門的能力1551030
分野横断的能力105520