技術者の日本語Ⅲ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 技術者の日本語Ⅲ
科目番号 0026 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 名取キャンパス一般科目 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 2年生留学生が対象となる科目(日本語を除く)の使用教材
担当教員 梅木 俊輔

到達目標

教科学習に必要となる日本語運用に馴染み、教科学習が基本的には周囲のサポートをほとんど受けることなく自立的に進められるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1周囲のサポートをほとんど受けることなく、理数系教科書を読むことができる。周囲のサポートをほとんど受けることなく、理数系教科書をある程度読むことができる。周囲のサポートをほとんど受けることなく、理数系教科書を読むことができない。
評価項目2周囲のサポートをほとんど受けることなく、理数系講義を聞くことができる。周囲のサポートをほとんど受けることなく、理数系講義をある程度聞くことができる。周囲のサポートをほとんど受けることなく、理数系講義を聞くことができない。
評価項目3周囲のサポートをほとんど受ける ことなく、理数系授業のやりとり に参加することができる。周囲のサポートをほとんど受ける ことなく、理数系授業のやりとりにある程度参加することができる 。周囲のサポートをほとんど受ける ことなく、理数系授業のやりとり に参加することができない。
評価項目4周囲のサポートをほとんど受ける ことなく、理数系授業のノート・ 技術文書を書くことができる。周囲のサポートをほとんど受ける ことなく、理数系授業のノート・ 技術文書をある程度書くことがで きる。周囲のサポートをほとんど受ける ことなく、理数系授業のノート・ 技術文書を書くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目の目的は、2学年の留学生が履修する理数系専門科目の授業において、基本的には周囲のサポートをほとんど受けることなく、自立的に学習を進めていくために必要となる日本語の4技能(読む・聞く・話す・書く)を総合的に高めることにある。
授業の進め方・方法:
各理数系科目担当教員と連携し、2年生の理数系授業で使われる日本語について、各科目の使用教材を中心に行う予習・復習により、定着化を図る。また、これらを通じ、各自の専門分野に応じた語彙リストの作り方や授業外での自習用教材の探し方といった学習スキルについても実践形式で取り組む。
注意点:
・授業では予習と授業前課題を毎回指示するので、授業前に行ってくること。
・開講後、学習者の日本語力に応じ、授業計画・内容を変更することがある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業計画を理解し、前期の取り組みに自分なりの見通しが立てられるようになる。
2週 理数系教科書を読むための日本語Ⅲ(前期)① 周囲のサポートをしばしば受けつつ、理数系教科書を読んで理解できるようになる。
3週 理数系講義を聞くための日本語Ⅲ(前期)① 周囲のサポートをしばしば受けつつ、理数系の講義を聞いて理解できるようになる。
4週 理数系授業のやりとりに参加するための日本語Ⅲ(前期)① 理数系の授業・研究室で使われる日本語に馴染み、周囲のサポートをしばしば受けつつ、簡単なやり取りができるようになる。
5週 理数系授業のノート・技術文書を書くための日本語Ⅲ(前期)① 周囲のサポートをしばしば受けつつ、理数系授業のノートを書くことができるようになる。
6週 理数系教科書を読むための日本語Ⅲ(前期)② 周囲のサポートをしばしば受けつつ、理数系講義での板書やスライド、配布資料を読んで理解できるようになる。
7週 理数系講義を聞くための日本語Ⅲ(前期)② 周囲のサポートをしばしば受けつつ、理数系授業での様々な指示を聞いて理解できるようになる。
8週 理数系授業のやりとりに参加するための日本語Ⅲ(前期)② 理数系の授業でのグループワークやディスカッションに周囲のサポートをしばしば受けつつ、参加できるようになる。
2ndQ
9週 理数系授業のノート・技術文書を書くための日本語Ⅲ(前期)② 周囲のサポートをしばしば受けつつ、理数系授業の発表資料(スライド、レジュメ等)を作成することができるようになる。
10週 理数系教科書を読むための日本語Ⅲ(前期)③ 周囲のサポートをしばしば受けつつ、理数系授業でクラスメイトが書いたノートや発表資料を読んで理解できるようになる。
11週 理数系講義を聞くための日本語Ⅲ(前期)③ 周囲のサポートをしばしば受けつつ、理数系授業のグループワークやディスカッションでの発言を聞いて理解できるようになる。
12週 理数系授業のやりとりに参加するための日本語Ⅲ(前期)③ 理数系授業における実験・研究・発表を周囲のサポートをしばしば受けつつ、行うことができる。
13週 理数系授業のノート・技術文書を書くための日本語Ⅲ(前期)③ 周囲のサポートをしばしば受けつつ、理数系のレポートを書くことができるようになる。
14週 まとめ(2週~7週分) 既習事項の総合復習をし、定着化を図る。
15週 まとめ(8週~13週分) 既習事項の総合復習をし、定着化を図る。
16週 学習の振り返りとフィードバック
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 授業計画を理解し、後期の取り組みに自分なりの見通しが立てられるようになる。
2週 理数系教科書を読むための日本語Ⅲ(後期)① 周囲のサポートをほとんど受けることなく、理数系教科書を読んで理解できるようになる。
3週 理数系講義を聞くための日本語Ⅲ(後期)① 周囲のサポートをほとんど受けることなく、理数系の講義を聞いて理解できるようになる。
4週 理数系授業のやりとりに参加するための日本語Ⅲ(後期)① 理数系の授業・研究室で使われる日本語に馴染み、周囲のサポートをほとんど受けることなく、簡単なやり取りができるようになる。
5週 理数系授業のノート・技術文書を書くための日本語Ⅲ(後期)① 周囲のサポートをほとんど受けることなく、理数系授業のノートを書くことができるようになる。
6週 理数系教科書を読むための日本語Ⅲ(後期)② 周囲のサポートをほとんど受けることなく、理数系講義での板書やスライド、配布資料を読んで理解できるようになる。
7週 理数系講義を聞くための日本語Ⅲ(後期)② 周囲のサポートをほとんど受けることなく、理数系授業での様々な指示を聞いて理解できるようになる。
8週 理数系授業のやりとりに参加するための日本語Ⅲ(後期)② 理数系の授業でのグループワークやディスカッションに周囲のサポートをほとんど受けることなく、参加できるようになる。
4thQ
9週 理数系授業のノート・技術文書を書くための日本語Ⅲ(後期)② 周囲のサポートをほとんど受けることなく、理数系授業の発表資料(スライド、レジュメ等)を作成することができるようになる。
10週 理数系教科書を読むための日本語Ⅲ(後期)③ 周囲のサポートをほとんど受けることなく、理数系授業でクラスメイトが書いたノートや発表資料を読んで理解できるようになる。
11週 理数系講義を聞くための日本語Ⅲ(後期)③ 周囲のサポートをほとんど受けることなく、理数系授業のグループワークやディスカッションでの発言を聞いて理解できるようになる。
12週 理数系授業のやりとりに参加するための日本語Ⅲ(後期)③ 理数系授業における実験・研究・発表を周囲のサポートをほとんど受けることなく、行うことができる。
13週 理数系授業のノート・技術文書を書くための日本語Ⅲ(後期)③ 周囲のサポートをほとんど受けることなく、理数系のレポートを書くことができるようになる。
14週 まとめ(2週~7週分) 既習事項の総合復習をし、定着化を図る。
15週 まとめ(8週~13週分) 既習事項の総合復習をし、定着化を図る。
16週 学習の振り返りとフィードバック

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

技術文書の作成ポートフォリオ合計
総合評価割合6040100
基礎的能力6040100