人文科学

科目基礎情報

学校	仙台高等専門学校	開講年度	令和05年度 (2023年度)
授業科目	人文科学
科目番号	0049	科目区分	一般 / 選択
授業形態	授業	単位の種別と単位数	学修単位: 2
開設学科	名取キャンパス一般科目	対象学年	4
開設期	後期	週時間数	2
教科書/教材	担当は閻秋君。自作のプリントを使う。参考書『目からウロコの日中比較文化論－ことば・文化・芸術－』（駿河台出版社、1999年）
担当教員	閻 秋君

到達目標

本講義は、日常生活（衣食住など）に見える日中文化の相違点を取り上げ、日中比較文化論を展開する。異文化を知って自文化を相対的に見るという考えに基づき、文化の多様性を尊重し、多角的な視点で異文化理解の力を身につけることを本授業の最終目標とする。

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	自文化の持つ常識・非常識の概念を相対的に見ることができる。	自文化の持つ常識・非常識の概念をほぼ相対的に見ることができる。	自文化の持つ常識・非常識の概念を相対的に見ることができない。
評価項目2	日常生活に見える日中文化習慣の相違点について理解できる。	日常生活に見える日中文化習慣の相違点についてほぼ理解できる。	日常生活に見える日中文化習慣の相違点について理解できない。
評価項目3	異文化に対する自分の理解・出張を、説得性を持って記述することができる。	異文化に対する自分の理解・出張を、ほぼ説得性を持って記述することができる。	異文化に対する自分の理解・出張を、説得性を持って記述することができない。

教育方法等

概要:

本講義は、日常生活（衣食住など）に見える日中文化の相違点を取り上げ、日中比較文化論を展開する。異文化を知って自文化を相対的に見るという考えに基づき、文化の多様性を尊重し、多角的な視点で異文化理解の力を身につけることを本授業の最終目標とする。

授業の進め方・方法:

授業担当者が準備した資料を中心として講義を進めるが、授業中は、グループによるディスカッションやプレゼンテーションなども取り入れる。また評価については、期末レポートと授業への参加度で評価する。

注意点:

配布資料だけでなく、授業で学んだ事項を自ら深く調べることにより、異文化を多角的に考えてほしい。

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
後期
	3rdQ
		1週	ガイダンス
		2週	中国の民族衣装はチャイナドレスか？	日中の服飾文化について理解できる。
		3週	日本の陶器と中国の磁器	日中の食器文化について理解できる。
		4週	箸はなぜ縦向きに置くか？	日中の食文化について理解できる。
		5週	日本酒と白酒、紹興酒	日中の酒文化について理解できる。
		6週	四川料理はなぜ辛くなったか？	日中の食文化について理解できる。
		7週	ドキュメンタリー鑑賞	ドキュメンタリーの内容について理解できる。
		8週	始皇帝の地下宮殿	日中の墳墓文化について理解できる。
	4thQ
		9週	結婚式の赤と葬式の白	日中の色文化について理解できる。
		10週	敦煌・莫高窟の壁画	日中の仏教美術について理解できる。
		11週	日中の古民家	日中の住居文化について理解できる。
		12週	「侠」とは？	日中の映画文化について理解できる。
		13週	繁体字と簡体字	日中の漢字文化について理解できる。
		14週	ドキュメンタリーの鑑賞	ドキュメンタリーの内容について理解できる。
		15週	期末レポートの作成
		16週	レポートの返却とコメント

評価割合

	レポート	授業への参加度	合計
総合評価割合	60	40	100
基礎的能力	30	20	50
専門的能力	20	10	30
分野横断的能力	10	10	20