総合英語Ⅲ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 総合英語Ⅲ
科目番号 0060 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 名取キャンパス一般科目 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『英語総合問題集 UNITE STAGE 3』星野泰成(数研出版)
担当教員 飯田 清志

到達目標

1.英文の語・句・節、および文の構造とその構成要素を正しく判断し、正確な英文を書くことができる。2.英文の語・句・節、および文の構造とその構成要素を正しく判断し、自然な英語で音読できる。3.パラグラフの構造を正確に分析し、トピックを中心とする正しい情報の読み取りができる。4.用いられる表現を使って、簡潔で明確な英文で書くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1英文の語・句・節、および文の構造とその構成要素を正しく判断し、理工系の文脈にあった、綴りや文法に誤りのない正確な英文を書くことができる。英文の語・句・節、および文の構造とその構成要素を正しく判断し、理工系の文脈にあった、おおむね正確な英文を書くことができる。英文の語・句・節、および文の構造とその構成要素を正しく判断できない。また、綴りや文法事項に誤りのない英文を書くことができない。
評価項目2中学レベルの理科と数学で扱われる内容の専門用語を正しく綴り、発音することができる。また、数や単位、数式や公式など、科学的な事象の記述の基礎表現を、自然な英語で音読できる。中学レベルの理科と数学で扱われる内容の専門用語を、おおむね正しく綴り発音することができる。また、数や単位、数式や公式など、科学的な事象の記述の基礎表現を、おおむね自然な英語で音読できる。中学レベルの理科と数学で扱われる内容の専門用語を正しく綴り発音することができない。また、数や単位、数式や公式など、科学的な事象の記述の基礎表現を、自然な英語で発音できない。
評価項目3パラグラフの構造を正確に分析し、トピックを中心とする正しい情報の読み取りができる。パラグラフの構造をおおむね正確に分析し、トピックを中心とする情報の読み取りができる。パラグラフの構造の分析ができず、トピックを中心とする情報の読み取りができない。
評価項目4用いられる表現を正しく使って、簡潔で明確な英文で書くことができる。用いられる表現をおおむね正しく使って、簡潔で明確な英文を書くことができる。用いられる表現を正しく使うことができず、簡潔で明確な英文で書くことができない。
評価項目5中学レベルの理科と数学の内容について、簡潔で自然な英語を使って、口頭で内容を伝えることができる。中学レベルの理科と数学に内容について、英語を使って、口頭で内容をおおむね伝えることができる。中学レベルの理科と数学の内容について、英語を使って口頭でないようを伝えることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
英文の構造を判断し、その意味を正確に把握するための基礎となる英文法を体系的に学習する。中学校での既習の英文法を整理した上で、動詞の特性や用法、文構造等を中心に、新たに学ぶ英語の基礎を確立することを主たる目標とする。本授業を通して新しい科学の知識を得るのではなく、これまでに既習・既知の科学的事実を比較的平易な英語を通して理解・確認することで、英語独特の表現に慣れると同時に、学習者が自身の興味関心について発信できる英語運用能力を養うことを目標とする。
授業の進め方・方法:
授業は、学習者によってきちんと予習がなされていることを前提に進める。予習はサポートノートに基づいて行う。授業中、英文の意味や英文の内容に関する設問について質問する。
注意点:
テキストは、時事的なトピックを平易な英文で丁寧にまとめたものであり、1ユニット毎の語数は比較的少ない。ユニット毎に文法事項がピックアップされているので、予習は容易であろう。十分に予習したうえで授業に臨み、疑問点はすぐに質問し、早めに復習して知識を定着させる、という学習サイクルを早く身につけることである。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 L.1 インド映画の特徴 時制 インド映画に関する英文を正確に読むことができる。時制詞の基礎を理解する。
2週 L.2 コウモリと生態系 助動詞 コウモリと生態系に関する英文を正確に読むことができる。助動詞の基礎を理解する。
3週 L. 3 留学先の大学への問い合わせ 受動態 留学に関する話題を英語で理解する。受動態の基礎を理解する。
4週 L.4 プライバシーはなぜ重要か 準動詞 プライバシーに関する英文を正確に読むことができる。準動詞の基礎を理解する。
5週 L. 5 深刻化する水不足の危機 準動詞 水不足に関する英文を正確に読むことができる。準動詞の基礎を理解する。
6週 L. 6 アフリカの携帯電話革命 準動詞 アフリカの携帯電話に関する英文を正確に読むことができる。準動詞の基礎を理解する。
7週 L. 7 新しいバイオ燃料 比較 バイオ燃料に関する英文を正確に読むことができる。比較の基礎を理解する。
8週 L. 8 窓にかけられた税 関係詞 税に関する英文を正確に読むことができる。関係詞の基礎を理解する。
2ndQ
9週 L. 9 美人コンテストをめぐる論争 関係詞 美人コンテスト関する英文を正確に読むことができる。関係詞の基礎を理解する。
10週 L. 10 オリンピックの種目の歴史 仮定法 オリンピック種目に関する英文を正確に読むことができる。文副詞の基礎を理解する。
11週 L. 11 高齢者のベンチャー企業 否定 高齢者の起業に関する英文を正確に読むことができる。否定の基礎を理解する。
12週 L. 12 チャリティ蚤の市 注意すべき構文 蚤の市に関する英文を正確に読むことができる。注目すべき構文の基礎を理解する。
13週 L. 13 鉄よりも強い木 名詞・代名詞・形容詞・副詞 特殊な木に関する英文を正確に読むことができる。名詞・代名詞・形容詞・副詞の基礎を理解する。
14週 L. 14 学生の能力をはかる方法 前置詞・接続詞 能力の計測に関する英文を正確に読むことができる。前置詞・接続詞の基礎を理解する。
15週 期末試験
16週 答案返却、要点解説 これまでの学習内容を総復習する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

試験レスポンスペーパ合計
総合評価割合20000000200
基礎的能力10000000100
専門的能力700000070
分野横断的能力300000030