地球科学

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 地球科学
科目番号 0067 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 名取キャンパス一般科目 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 授業前日までにMLS上で教材を提示。
担当教員 前田 美香

到達目標

①基礎的な知識を応用し、身近に起こっている様々な自然現象を解明しようとする態度を身につけること。
②それらをグローバルな視点で深く理解することによって、生活に大いに役立てる姿勢を身につけること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1定期試験(評価80%)と毎回の講義における課題(評価20%)の合計において80点以上同左、60点以上、80点未満同左、60点未満
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

JABEE A1 数学・自然科学を理解し、使いこなせる基礎能力
JABEE B2 技術が社会と自然に及ぼす影響・効果を理解し、技術者として責任を持って行動できる能力

教育方法等

概要:
地球科学は、いまや、従来の「地学」の概念を超え、地質学、地球物理学、気象学、天文学、そして生態学、環境学を包括した「地球システム」を理解しようとする分野である。地球の成り立ち(過去)と現状についての基礎知識を身につけ、そして未来を考える上で必要な防災、減災、環境問題についてもわかりやすく解説し、演習を実施する。
授業の進め方・方法:
各週の授業前に、授業で用いるスライド・ダイジェスト版をTeamsを利用して配布する。授業は教PC投影による画像・図表などを多用した講義を行う。授業後にはその週の授業内容についての簡単な確認テスト(Formsを利用)を実施し、同時に質問や感想・要望を受け付ける。質問や演習の解説は翌週はじめに行う。
注意点:
授業は講義形式だが、小課題や演習を通して理解を深める。
授業後のFormsの提出がない場合は欠席扱いとする。欠席が5回を超えた場合は単位の認定はできない。講師への連絡はTeamsを通じて行うか、または z20maeda@sendai.kosen-ac.jp まで。
必修科目であることに注意すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、太陽系と地球 授業のガイダンスを行う。太陽系の構成を説明できる。
2週 地球の形とジオイド 地球の概形とジオイドの意味を知る。
3週 地球の内部構造
地球の内部構造を理解する。
4週 プレートテクトニクス 地球の大地形の形成メカニズムを理解する。
5週 地震と地震災害 地震の発生機構や地震災害への取り組みを理解する。
6週 火山、マグマ、火山災害 火山活動の機序や火山災害への取り組みを説明できる。
7週 地球の大気 大気圏の構造や大気の熱収支を説明できる。
8週 前半の振り返り これまでに学習してきた内容を振り返り、より深い理解につなげる。
4thQ
9週 水と海洋 液体の水の重要性と海洋の動きを知る。
10週 地質時代1 地球の誕生と変遷、生命誕生の歴史を知る。
11週 地質時代2 地球と生物の関係、生物の絶滅/繁栄の歴史を知る。
12週 日本列島の成り立ち 日本列島の成り立ち、構成を理解する。
13週 防災と減災 日本における防災、減災の取り組みを知る。
14週 地球環境変化 生物多様性の重要性と低下の原因を理解する。
15週 物質循環とエネルギーの流れ 地球上の炭素、窒素等の循環とエネルギーの流れについて説明できる。
16週 演習問題の解答解説 (復習) 演習の解説を通じ、より深い理解につなげる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス/アースサイエンスライフサイエンス/アースサイエンス太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。3
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。3
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。3
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。3
マグマの生成と火山活動を説明できる。3
地震の発生と断層運動について説明できる。3
地球科学を支えるプレートテクトニクスを説明できる。3
プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて説明できる。3
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。3
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。3
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。3
海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。3

評価割合

期末レポート発表相互評価態度ポートフォリオ確認テスト他合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力4000004080
専門的能力100000010
分野横断的能力100000010