外国語ⅣB

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 外国語ⅣB
科目番号 0142 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 名取キャンパス一般科目 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 大島/須藤:聞いて話そう ドイツ語レッスン  朝日出版社
担当教員 窪田 眞治

到達目標

短い文章の音読の反復で、文章のリズム、文法構造、表現力を身につける。冠詞の格変化、人 称代名詞の格変化、規則変化 動詞の現在人称変化は 100% 記憶する。形容詞の格変化語尾屈折 は、法則の理解は求めるが、屈折そのものの記憶は求めない。また欧州社会に対する理解を深 め、日本の社会との違い、日本の社会の特徴にも目を向ける。語学学習における情報カードの 利用法を知る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1冠詞の格変化を銘記し、使う事が出来る冠詞の格変化を、ヒントがあれば言えるヒントを与えられて も冠詞の格変化を言 えない
評価項目2人称代名詞の格変化をヒント無しで完全に覚えている人称代名詞の格変化を、ヒントをもらって言う事が出来る人称代名詞を把握し ていない
評価項目3規則変化動詞の現在人称変化、主な不規則変化動詞の現在人称変化を言える規則変化動詞の現在人称変化を言える規則変化動詞の現在 人称変化を言えない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
英文法の既習の知識を基盤に、ドイツ語の初級文法を身につける。受動態、関係文、接続法に ついては5年生での学習とする。初級文法の修得の後、5年生では初歩ないし中級程度の報道 文、また簡単な短い文学作品を読めるようになり、同時に西欧社会における社会関係、日本に おける社会関係の差異に着目出来るようにする。
授業の進め方・方法:
文法項目の順序に従って授業を進めるが、未習の文法事項も教科書の例文に出てきた場合は先 取りして解説する。その時の主たるテーマではない文法項目も繰り返し扱う事によって後々文 法構造の全体像を立体的に把握出来るようになるからである。毎回の授業につき、授業の最後 に20人ずつ、前もって予告した内容の口頭暗唱試験を実施する。出来なければ出来るようにな るまで毎回の授業で繰り返す。
文法学習の間は、予習は求めません。復習として授業で実施した教科書のダイアログの音読の反復、語形変化表を記憶してください。
参考書:中島悠爾・平尾浩三・朝倉巧著:改訂版 必携ドイツ文法総まとめ.白水社
注意点:
短期記憶が長期記憶になるのに約1時間かかることの意味を理解する。語学はスピードが重要 で、相手が喋った単語の意味を1秒後に思い出すのでは遅い事、同じ情報が約24時間の間スム ーズに神経細胞を流れるため、24時間後に復習するのが反応時間を短縮していくのに重要であ る事を理解し、家庭学習に生かす事が大切です。 初級文法の段階では、予習は求めません。復習をしっかりやること。 口頭での暗唱試験は1回2点満点とし、滞り無く言えれば2点、滞ったり、教員のヒント、手 助けがあって出来た場合1点、ヒントがあっても出来なかった場合は0点。なお、口頭試験の 結果に納得出来ない場合は何度でもやり直しを認めます。
中間試験1回、期末試験1回を授業時間内に実施し、2回合計で50%、口頭での暗唱試験、小 テスト等で35%、レポートで15%を配分し、合計60%以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、ドイツ語の アルファベット、人称代名詞 の1格 英語にない文字7個を覚え、それが綴りの中で使用されたとき
の発音が出来るようになる。
2週 基数 0から100までの数字の表現法則を知り、数が言えるようになる。
3週 規則変化動詞の現在人称変化、平叙文、疑問文の作り方 主文の平叙文では、文頭から2番目のブロックに定形動詞を置くこと、決定疑問文では定形動詞→主語と置くことなどを知り、簡単な文が構成できるようになる
4週 冠詞の格変化と性 男性名詞、女性名詞、中性名詞という概念を知り、冠詞の格変化を覚える。
5週 sein, haben, werden 代表的な不規則変化動詞の現在人称変化を覚える。
6週 不定冠詞類 不定冠詞類、特に否定冠詞に習熟する。
7週 規則変化動詞の現在人称変化と不規則変化動詞の復習 規則変化動詞の現在人称変化パターンを覚え、主語に応じて動詞を適切な形にして文を構成できるようになる。
8週 時刻と分数 時刻を表す時のドイツ語特有の表現方法について知り、その際に必要な分数表現について知る。
2ndQ
9週 話法の助動詞 助動詞の人称変化を覚え、枠構造のある文に慣れる。
10週 食べ物、飲み物 飲食物を表す代表的な名詞群を手掛かりに、名詞の性と格変化についての学習を深める。
11週 2格支配の前置詞、3格支配の前置詞 前置詞の格支配の概念を理解し、実際の前置詞使用においては前置詞の格支配の正しさよりは適切な前置詞を選び取ることのほうが重要であることを理解出来るようになる。
12週 3・4格支配の前置詞 前置詞の格支配の概念を理解し、実際の前置詞使用においては前置詞の格支配の正しさよりは適切な前置詞を選び取ることのほうが重要であることを理解出来るようになる。
13週 不定冠詞類(所有冠詞・否定冠詞) 不定冠詞の格変化パターンの応用の仕方を理解し、所有冠詞と人称代名詞の2格の違い、特に使用上の違いが理解出来るようになる。
14週 定冠詞類の格変化 (dieser, jener, welcher, jeder) ドイツ語の格変化語尾屈折の母音字はeのみであることを知 り、それゆえ定冠詞類の格変化パターンが定冠詞そのものと少 し異なることを理解出来るようになる。
15週 期末試験
16週 答案返却
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合503500015100
基礎的能力503500015100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000