到達目標
本授業の目的は,特定の具体的な地域を取り上げて,経済をはじめとする地域の現状と課題の把握,さらに課題解決に向けた方策について考察することにある。さらに,その成果を論理的にまとめる力と相手に伝えるプレゼンテーション能力を身につけることを目指す。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
社会(地域)調査に関する基礎知識の定着 | 社会(地域)調査に必要な作法をきちんと理解し,説明することができる。 | 社会(地域)調査に必要な作法をある程度理解できる。 | 社会(地域)調査に必要な作法を理解できない。 |
資料の調査能力 | 自らの興味・関心に沿って,地域調査を実施し,統計データや資料などを収集することができる。 | 与えられた課題にしたがって,地域調査を実施し,統計データや資料などを収集することができる。 | 与えられた課題に対して,地域調査を実施し,統計データや資料などを収集することができない。 |
プレゼン能力 | 自らの興味・関心に沿って,収集した統計データや資料を整理して,プレゼン資料を作成し,きちんと相手に伝わる発表ができる。 | 与えられた課題にしたがって,収集した統計データや資料を整理して,プレゼン資料を作成し,ある程度相手に伝わる発表ができる。 | 与えられた課題に対して,収集した統計データや資料を整理して,プレゼン資料を作成し,相手に伝わるような発表ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本授業では,これまで学習した知識を基礎として,現代における地域社会の現状と課題について自ら調べ,地域の魅力と課題解決に向けた方策について整理したうえで,プレゼンテーションを行ってもらう。
授業の進め方・方法:
教員から,地元学とは何か,地域の実態についてどのように調べ,その結果をどのように整理して報告するかについて説明を行う。
次に,学生から教科書および自分たちが調べた地域の現状・課題・解決策に関するスライド資料を作成してもらい,最終的に発表してもらう。【予習】地域に関連した新聞記事を調べる。【復習】授業で学習した内容を振り返り,ノートにまとめる。
注意点:
グループワークが中心の授業となりますので,学生たちの主体性と協調性が求められます。積極的な参加をお待ちしております。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業の全体ガイダンス |
本授業の大まかな流れについて理解することができる。
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2週 |
授業の個別ガイダンス |
本授業の具体的な流れについて理解することができる。
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3週 |
地元学とは何か |
地域調査のひとつの手法である地元学がどのようなものであるのかについて理解することができる。
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4週 |
地元学のすすめ方 |
地元学を進めて行くうえでの,調査の手順と方法について理解することができる。
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5週 |
地元学の歴史と事例 |
地元学がどのように誕生し,どのように発展してきたのかを理解することができる。
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6週 |
地方創生とは何か? |
人口減少社会や地方消滅をめぐる問題について考えると同時に,地方創生に関する政策の意義と課題を理解することができる。
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7週 |
名取市の人口ヴィジョンと総合戦略 |
名取市が考える総合戦略の中身について議論し,その現状と課題について理解することができる。
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8週 |
地方創生について考える(1):ゆるキャラ |
ゆるキャラについて,その効果と課題について理解し,検証することができる。
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2ndQ |
9週 |
地方創生について考える(2):ご当地グルメ |
ご当地グルメのアイディアについて,その効果と課題について理解し,検証することができる。
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10週 |
地方創生について考える(3):プレミアム商品券 |
プレミアム商品券のアイディアについて,その効果と課題について理解し,検証することができる。
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11週 |
プレゼンテーションの技法 |
スライド作成のコツやプレゼンテーションの方法について理解することができる。
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12週 |
受講生による発表(1) |
地域の魅力を伝える効果的なプレゼンテーションを行うことができる。
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13週 |
受講生による発表(2) |
地域の魅力を伝える効果的なプレゼンテーションを行うことができる。
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14週 |
受講生による発表(3) |
地域の魅力を伝える効果的なプレゼンテーションを行うことができる。
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15週 |
受講生による発表(4) |
地域の魅力を伝える効果的なプレゼンテーションを行うことができる。
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16週 |
授業の振り返り |
本授業を通して,どのような学びが得られたのかについて,受講者同士で振り返り,共有することができる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 発表 | 平常点 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 20 | 40 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 40 | 0 | 40 |
専門的能力 | 10 | 0 | 20 | 30 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 20 | 30 |