社会科学

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 社会科学
科目番号 0172 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 名取キャンパス一般科目 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 授業教材は毎回オリジナルのものを作成し配布する。資料の配付とレポートの提出は学内LMS(Blackboard Learn+)を使用する。
担当教員 武田 淳

到達目標

本授業の目標は、本校でこれまで4年間工学を学んだ最上級生が自身の研究テーマを社会的な視点から俯瞰し、その有意性と存在意義を確認したうえで、英語を媒体として外部に発信する能力を養うことにある。発表にあたっては、発表用プレゼンテーションソフト、使用言語ともに英語とし、本校で既習の英語運用能力が十分に発揮される活動を目指す。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1・英語の文構造の理解英文の語・句・節、および文の構造とその構成要素を正しく判断し、理工系の文脈にあった、綴りや文法に誤りのない正確な英文を書くことができる。英文の語・句・節、および文の構造とその構成要素を正しく判断し、理工系の文脈にあった、おおむね正確な英文を書くことができる。英文の語・句・節、および文の構造とその構成要素を正しく判断できない。綴りや文法に誤りのない英文を書くことができない。
評価項目2・準長文の構造の理解と内容把握科学的な事象の記述に多用されるパラグラフの構造を正確に分析し、トピックを中心とする正しい情報を読み取ることができる。科学的な事象の記述に多用されるパラグラフの構造をおおむね正確に分析し、トピックを中心とする情報を読み取ることができる。科学的な事象の記述に多用されるパラグラフの構造の分析ができず、トピックを中心とする情報の読み取りができない。
評価項目3・基礎的な科学的事象の描写高校低学年次に既習の理科と数学の内容について簡潔で自然な英語を使って口頭で内容を伝えることができる。高校低学年次に既習の理科と数学の内容について英語を使って口頭で内容をおおむね伝えることができる。高校低学年次に既習の理科と数学の内容について、英語を使って口頭で内容を伝えることができない。
評価項目4・専門分野の英語ESPの理解と運用自身の研究テーマに係る英語の専門用語を正確に用いながら、自身の研究テーマを分野の異なるオーディエンスに正確に分かりやすく伝えることができる。自身の研究テーマに係る英語の専門用語を用いながら、自身の研究テーマを分野の異なるオーディエンスに概要を伝えることができる。自身の研究テーマについて、英語を用いて分野の異なるオーディエンスに概要を伝えることができない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE B1 歴史や文化を理解できる能力

教育方法等

概要:
4年間工学を学んだ学生として、自身の現在の研究テーマを俯瞰し、その社会的な有意性と存在意義を英語を媒体として社会に発信できる能力を養う。工学分野の専門用語のみならず、今後の社会生活に求められる汎用的な英語運用能力の獲得も目指す。
授業の進め方・方法:
前期の授業を大きく3部に分ける。【第1部】自身の研究テーマについて正確・簡潔な英文でまとめる。【第2部】まとめた英文に基づきプレゼンテーション用ソフトウェアを活用しながら発表原稿をまとめる。【第3部】発表資料をもとに全員の前で10分間前後の発表を行う。併せて、他の学生の発表を評価する。第1部から3部まで、英文は文法的に正しく簡潔に書けていることを重視し、また、自然なアクセントやイントネーションで発話できることも評価の対象とする。なお、発表はすべてビデオで撮影し記録する。
注意点:
授業内容が専門分野に偏らないように、最新のトピックを扱った英字新聞やネットの記事を毎回読みこなす。また、250語前後の準長文の英文でまとめられたユーモアに富んだストーリーを読み、そのpunch-lineを英語で説明する練習を行う。高専で学んだ英語の総まとめとして、低学年次に既習の英語の発音(英語特有の母音と子音など)、基本英文の構造などについても折に触れて確認しながら進める。授業の冒頭で前回の授業のポイントについて小テストを行う。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業のガイダンス 本授業の全体を通した流れについて理解することができる。
2週 自身の研究テーマのアブストラクトの作成(1) 自身の現在の研究テーマの内容を、分野が異なる相手が正確に把握できるような英文アブストラクトを作成する。
3週 自身の研究テーマのアブストラクトの作成(2) 作成したアブストラクトを専門分野の異なる学生に提示し、正確に理解されるか否かを検証する。必要に応じて加筆修正する。
4週 発表用英文原稿の作成(1) アブストラクトに基づきオーディエンスの理解の流れを考慮しながら発表用英文原稿を作成する。文法的な正確さを重視する。
5週 発表用英文原稿の作成(2) アブストラクトに基づきオーディエンスの理解の流れを考慮しながら発表用英文原稿を作成する。文法的な正確さを重視する。
6週 プレゼンテーション用資料の作成(1) 作成した原稿にあわせてプレゼンテーション用資料を作成する。10分前後、20〜30枚のスライドを目安とする。
ができる。
7週 プレゼンテーション用資料の作成(2) 作成した原稿にあわせてプレゼンテーション用資料を作成する。10分前後、20〜30枚のスライドを目安とする。
8週 英文原稿・資料の検証(1) 作成したプレゼンテーション資料を用いながら、2人1組のペアワークで相互に検証する。
2ndQ
9週 英文原稿・資料の検証(2) 作成したプレゼンテーション資料を用いながら、2人1組のペアワークで相互に検証する。
10週 受講生による発表、質疑応答、評価(1) 全受講生にプレゼンテーションを行う。紙の原稿を読むことは避け、英文はなるべく暗記するものとする。発音、リズム、イントネーションにも気をつける。発表後、質疑応答を経て評価シートに記入する。
11週 受講生による発表、質疑応答、評価(2) 全受講生にプレゼンテーションを行う。紙の原稿を読むことは避け、英文はなるべく暗記するものとする。発音、リズム、イントネーションにも気をつける。発表後、質疑応答を経て評価シートに記入する。
12週 受講生による発表、質疑応答、評価(3) 全受講生にプレゼンテーションを行う。紙の原稿を読むことは避け、英文はなるべく暗記するものとする。発音、リズム、イントネーションにも気をつける。発表後、質疑応答を経て評価シートに記入する。
13週 受講生による発表、質疑応答、評価(4) 全受講生にプレゼンテーションを行う。紙の原稿を読むことは避け、英文はなるべく暗記するものとする。発音、リズム、イントネーションにも気をつける。発表後、質疑応答を経て評価シートに記入する。
14週 受講生による発表、質疑応答、評価(5) 全受講生にプレゼンテーションを行う。紙の原稿を読むことは避け、英文はなるべく暗記するものとする。発音、リズム、イントネーションにも気をつける。発表後、質疑応答を経て評価シートに記入する。
15週 受講生による発表、質疑応答、評価(6) 全受講生にプレゼンテーションを行う。紙の原稿を読むことは避け、英文はなるべく暗記するものとする。発音、リズム、イントネーションにも気をつける。発表後、質疑応答を経て評価シートに記入する。
16週 授業の振り返り 本授業を通して,どのような学びが得られたのかについて,受講者全体で振り返り,共有する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

英文作成発表相互評価合計
総合評価割合305020100
基礎的能力10201040
専門的能力20301060
分野横断的能力0000