基礎電気

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 基礎電気
科目番号 0008 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 コロナ社
担当教員 本郷 哲

到達目標

機械系学生が電気を学ぶ意義、電気回路の構成、抵抗とコンデンサに流れる電流と電圧の関係について理解し、抵抗とコンデンサの直列、並列、直並列回路など基本的な直流回路の電圧、電流、抵抗に関する計算ができることを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「ものづくり」の基本素養を身につけるため、電気・電子工学の入門となる直流回路の基礎を学ぶ。機械系学生が電気を学ぶ意義、電気回路の構成、抵抗やコンデンサに流れる電流と電圧の関係について講義し、直列、並列、直並列回路など基本的な直流回路の電圧、電流、抵抗に関する計算演習を行う。3年次の電気工学概論と連携する。
授業の進め方・方法:
講義(80%)とアクティブな演習(20%)を併用する。演習は、回路の計算演習の他、ブレッドボードを使った簡易実験演習を行う。
注意点:
中学理科で学んだ電気の内容をしっかり復習しておくこと。 回路網の問題を解くために、連立方程式の解法を理解しておくこと。
授業の内容を理解するため事前に教科書を読み、分からないところを明らかにしておくこと。 授業で行う演習課題については、必ず提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 機械システムと電気 機械システムに必要な電気について説明できること。
2週 電圧と電流 電圧と電流の定義を説明できること。演習有り。
3週 オームの法則 オームの法則が説明できること。
4週 直列回路、並列回路の計算 直列回路、並列回路の計算ができること。
5週 キルヒホッフの法則 キルヒホッフの法則による計算ができること。
6週 ブリッジ回路 キルヒホッフの法則による計算ができること。
7週 直列回路、並列回路、キルヒホッフの法則の簡易実験 実際に抵抗値を読み、抵抗による回路を構成できること。
8週 中間試験 中間時の到達度の確認
4thQ
9週 導体の抵抗と電池 導体の抵抗が説明でき、抵抗率から抵抗を計算できる。
10週 電力と電力量 、ジュール熱 電力と電力量、ジュール熱が計算できること。
11週 電池 電池の原理と、様々な電池を理解できること。
12週 クーロンの法則 クーロンの法則を理解し、静電気力の計算ができる。
13週 電界 電界について理解し、電界の大きさを計算できる。
14週 コンデンサ コンデンサの原理を理解できること。
15週 コンデンサの回路 コンデンサの直列、並列回路の合成容量が計算できる。
16週 総合演習 総合演習と試験結果の振り返り。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力8010000090
専門的能力010000010
分野横断的能力0000000