到達目標
プログラミングの基礎を学び、エンジニアとして必要不可欠なコンピュータのしくみや利用方法を実習をとおして理解する。C言語の演習では、プログラミングとして基本的な文法とデータ構造を理解し、計算課題を解くプログラムを自作できるようにする。また、文書作成ソフトや表計算ソフト、プレゼンテーションソフトを利用して、基本的な文書やレポート、グラフ、スライドが作成できるようにする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
コンピュータのしくみと利用方法 | コンピュータのしくみと利用方法が十分に理解できており、適切かつ有効に活用することができる。
| コンピュータのしくみと利用方法が理解できており、適切に活用することができる。 | コンピュータのしくみと利用方法が理解できておらず、適切に活用することができない。 |
プログラミング | プログラミング技術を充分に習得し、様々な問題を解決するためのプログラムを作成できる。
| プログラミング技術を習得し、問題を解決するための計算手順を作成できる。 | プログラミング技術が習得できておらず、問題を解決するための計算手順が作成できない。 |
ソフトウェアの利用方法 | メールツールやオフィスソフトウェアなど、基本的なアプリケーションソフトウェアを適切かつ有効に利用できる。 | メールツールやオフィスソフトウェアなど、基本的なアプリケーションソフトウェアを適切に利用できる。 | メールツールやオフィスソフトウェアなど、基本的なアプリケーションソフトウェアを適切に利用できない。
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学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本科目では、情報リテラシとしてのコンピュータの仕組みや利用方法、セキュリティ、プログラミングの基礎、アプリケーションソフトウェアの利用方法などを実習を通して理解し、エンジニアとして活用できるようにすることを目標としている。
授業の進め方・方法:
コンピュータ演習室において授業を行い、授業内容の説明とコンピュータを用いた実習にて授業を進める。実験や研究などに際し基本的な文書やレポート、グラフ、スライドが作成できるよう、情報リテラシとして文書作成ソフトや表計算ソフト、プレゼンテーションソフトについて実習を行う。また、プログラミングの実習として、プログラミング言語にC言語を用い、基本的な文法やデータ構造を理解するとともに、与えられた課題を解決するためのプログラムの作成や改良を行う。
注意点:
演習室の利用方法や利用マナーを確認し授業に臨むこと。コンピュータやネットワークの基本操作方法とプログラミングの基礎は、全学生が必要な素養のひとつであり、論理的な思考やその表現は多くの専門科目、卒業研究等に関連する。そのため、コンピュータやネットワークの原理や利用技術について、毎回の授業内容に対する理解を積み重ね習得すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
ガイダンス
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2週 |
コンピュータ概論 |
情報モラルと情報セキュリティを理解できる。
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3週 |
〃 |
コンピュータとネットワークの利用と基本操作ができる。
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4週 |
〃 |
電子メールとWWWの仕組みを理解し、利用ができる。
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5週 |
文書作成ソフトの利用 |
文書の作成と編集ができる。
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6週 |
表計算ソフトの利用 |
表計算の基本を理解し、グラフの作成ができる。
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7週 |
文書作成ソフトと表計算ソフトの連携 |
レポート書類の作成ができる。
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8週 |
プレゼンテーションソフトの利用 |
スライドの作成ができる。
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2ndQ |
9週 |
情報の基礎 |
情報の表現、数値・文字情報を理解できる。
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10週 |
OSとプログラミング環境、操作 |
OSの概要とプログラミング環境を理解できる。プログラムを実行するための手順を理解できる。
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11週 |
Cプログラミング:定数と変数 |
定数と変数を説明できる。整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。
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12週 |
Cプログラミング:演算 |
演算子の種類と優先順位がわかる。算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。
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13週 |
Cプログラミング:入出力 |
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。
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14週 |
Cプログラミング:制御文(条件分岐) |
if構文を理解し、条件判断プログラムを作成できる。
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15週 |
Cプログラミング:制御文(繰り返し) |
for,while構文を理解し、繰り返し処理プログラムを作成できる。
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16週 |
Cプログラミング:前期総まとめ |
前期内容であるCプログラムを用いて課題レポートが作成できる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
Cプログラミング:関数 |
関数と変数を理解し計算できる。
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2週 |
〃 |
関数を使ったプログラムを作成できる。
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3週 |
Cプログラミング:配列 |
一次元配列、二次元配列を使ったプログラムを作成できる。
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4週 |
Cプログラミング:乱数 |
乱数を使ったプログラムを作成できる。
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5週 |
Cプログラミング:ポインタ |
ポインタの概要を理解できる。
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6週 |
〃 |
ポインタを使ったプログラムを作成できる。
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7週 |
Cプログラミング:構造体 |
構造体の概要を理解できる。
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8週 |
〃 |
構造体を使ったプログラムを作成できる。
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4thQ |
9週 |
Cプログラミング:ポインタと構造体 |
ポインタと構造体を使ったプログラムを作成できる。
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10週 |
〃 |
〃
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11週 |
プログラム開発:デバッガ |
デバックとデバッガを理解できる。
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12週 |
プログラム開発:分割コンパイルとmake |
分割コンパイルとmakeを理解できる。
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13週 |
TeX |
TeXの概要を理解できる。
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14週 |
〃 |
TeXによる文書作成ができる。
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15週 |
〃 |
〃
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16週 |
後期総まとめ |
後期内容であるCプログラムとTeXを用いて課題レポートが作成できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 3 | |
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 2 | |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 2 | |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 2 | |
インターネットの仕組みを理解し、実践的に使用できる。 | 2 | |
情報セキュリティの必要性、様々な脅威の実態とその対策について理解できる。 | 2 | |
個人情報とプライバシー保護の考え方について理解し、正しく実践できる。 | 2 | |
インターネットを用いた犯罪例などを知り、それに対する正しい対処法を実践できる。 | 2 | |
数値計算の基礎が理解できる | 3 | |
コンピュータにおける初歩的な演算の仕組みを理解できる。 | 3 | |
データの型とデータ構造が理解できる | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 情報処理 | プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。 | 3 | |
定数と変数を説明できる。 | 3 | |
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。 | 3 | |
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。 | 3 | |
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。 | 3 | |
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。 | 3 | |
条件判断プログラムを作成できる。 | 3 | |
繰り返し処理プログラムを作成できる。 | 3 | |
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。 | 3 | |
二次元配列を使ったプログラムを作成できる。 | 3 | |
評価割合
| レポート | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |