設計製図IIIA

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 設計製図IIIA
科目番号 0132 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械システム工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 書名:機械製図   監修:林洋次   発行所:実教出版
担当教員 濱西 伸治

到達目標

(1)スターリングエンジンの動作原理を理解し、模型エンジンの設計計算および製図ができる。
(2)仕上精度、はめあい、使用材料を理解し、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1模型エンジンの設計計 算および製図に独創的 なアイデアを組み込む ことができる スターリングエンジン の動作原理を理解し、 模型エンジンの設計計 算および製図ができるスターリングエンジン の動作原理を理解し、 模型エンジンの設計計 算および製図ができな い
評価項目2仕上精度、はめあい、 使用材料について、独 創的なアイデアに基づ いて工夫ができる仕上精度、はめあい、 使用材料を理解し、説 明できる 仕上精度、はめあい、 使用材料を理解し、説 明できない
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学科到達目標 1  機械工学に関する確かな基礎力を備えること。
学校教育目標 2 創造的で高度な実践的技術者の養成
JABEE 設計・企画・デザインする能力 D1 専門分野に関する工業技術を理解し、応用する能力

教育方法等

概要:
機械の製作は、動作原理を理解し、必要諸元に従い設計し、設計寸法に従い製図を行い、その図面に従って作成するという一連の過程により成り立っている。そこで、スターリングエンジンを取り上げ、製作に至る一連の過程について理解する。スターリ
ングエンジンの設計製図を行う(製作は「工作実習Ⅲ」で行う)。
授業の進め方・方法:
エンジンを設計するに必要な基礎理論、エンジンの動作原理、特徴を説明できるようになること。また、各自与えられた諸元に従って、エンジンの設計を行い、設計により得られた寸法に従い、組立図、部品図を作成することが目標である。この図面を下に、後期の工作実習Ⅲで実際にスターリングエンジンを製作するので、製図の提出期限の厳守(図面納期の大切さ)を学ぶ。
事前学習(予習):毎回の授業前までに、授業で行う内容と到達目標を考えて整理しておくこと
事後学習(復習):毎回の授業後に、授業で学んだことを振り返り、今後の授業へ活かす方法を考えること。
注意点:
参考書 書名:スターリングエンジンの設計  著者:山下巌ほか  発行所:パワー社
前期で設計・製図を行うスターリングエンジンは、後期の工作実習で実際に製作するので、製図の提出期限は厳守すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 図形を正しく描くことができる。
2週 エンジンの基礎理論 図形の選び方と配置ができる。
3週 エンジンの基礎理論 断面図示できる。
4週 スターリングエンジンの動作原理・特徴 特別な図示法を理解し、使用できる。 
5週 スターリングエンジンの動作原理・特徴 基本的な寸法記入法を理解できる。
6週 スターリングエンジンの設計(1) 寸法公差の概念、はめあいが理解できる。
7週 スターリングエンジンの設計(2) 寸法公差の取り方、記入が理解できる。
8週 スターリングエンジンの設計(3) 寸法公差の取り方、記入が理解できる。
2ndQ
9週 スターリングエンジンの設計(4) 表面性状の定義を理解できる。
10週 スターリングエンジンの製図(1) 設計書から組立・部品図を作成できる。
11週 スターリングエンジンの製図(2) 製作図の書き方を理解できる。
12週 スターリングエンジンの製図(3) 図形を正しく描くことができる。
13週 スターリングエンジンの製図(4) 図形に寸法を記入することができる。
14週 スターリングエンジンの製図(5) 公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。

15週 スターリングエンジンの製図(6) 部品のスケッチ図を書くことができる。

16週 検図 問題点の把握と、適切な修正ができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

動作原理レポート設計書製作図面集態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合203050000100
基礎的能力203050000100
専門的能力0000
分野横断的能力000000