工業力学

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 工業力学
科目番号 0140 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 書名:工業力学 著者:伊藤勝悦 出版社:森北出版
担当教員 野呂 秀太

到達目標

物体に作用する力、物体の運動、運動と仕事の関係、機械の振動現象などを理解できることを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1物体に作用する力、物体の運動、運動と仕事の関係、機械の振動現象などを実際の機械に応用できる物体に作用する力、物体の運動、運動と仕事の関係、機械の振動現象などを理解できる物体に作用する力、物体の運動、運動と仕事の関係、機械の振動現象などを理解できない
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学科到達目標 1  機械工学に関する確かな基礎力を備えること。
学校教育目標 2 創造的で高度な実践的技術者の養成
JABEE 設計・企画・デザインする能力 D1 専門分野に関する工業技術を理解し、応用する能力

教育方法等

概要:
機械工学の分野で扱われる力学の基礎として、「物体に働く力」や「物体の運動」について解説と演習を行う。
授業の進め方・方法:
工学的問題の解決に必要とされる力学法則の知識や解析法を学ぶ。

事前学習(予習):解説を理解するために必要な物理学初歩や数学の内容を復習すること。(予習範囲は初回の授業で説明する)
事後学習(復習):授業中に解説した問題を自力で解答できるまで復習を行なうこと。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンスと総説
2週 力の表し方 一点に作用する力の合成と分解を図で表現でき、合力と分力を計算できる。
3週 力のモーメントと偶力 偶力の意味を理解し、偶力のモーメントを計算できる。
4週 重心 重心の意味を理解し、平板および立体の重心位置を計算できる。
5週 速度と加速度
速度・加速度の意味を理解し、等速・等加速度直線運動における時間と距離の関係を説明できる。
6週 力と運動の法則(1) 運動の第一法則(慣性の法則)を説明できる。
運動の第二法則を説明でき、力、質量および加速度の関係を運動方程式で表すことができる。
7週 力と運動の法則(2) 運動の第三法則(作用反作用の法則)を説明できる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 回転運動 周速度、角速度、回転速度の意味を理解し、計算できる。
10週 仕事 仕事の意味を理解し、計算できる。
11週 エネルギーと動力 エネルギーの意味と種類、エネルギー保存の法則を説明できる。
12週 摩擦
すべり摩擦の意味を理解し、摩擦力と摩擦係数の関係を説明できる。
13週 衝突 運動量および運動量保存の法則を説明できる。
14週 剛体の運動 剛体の回転運動を運動方程式で表すことができる。
15週 総復習
16週 前期期末試験の返却 試験答案の返却、問題の解説と正答の説明。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000