電気工学実験Ⅰ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 電気工学実験Ⅰ
科目番号 0058 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気システム工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 書名:電気工学実験Ⅰ 著者:仙台高等専門学校電気システム工学科 (印刷配布予定)
担当教員 山田 洋,矢入 聡,栁生 穂高

到達目標

電気電子工学実験・実習系領域では、電気電子に関する各種の計測、試験法等についての技術を習得するとともに、専門科目について学習した内容を実験を通して理解することを目標とする。
・ 実験装置・器具・情報機器等を利用して目的を達成する手法を理解する。
・ 実験を通じて工学の基礎に係わる知識を理解する。
・ 実験から得られたデータについて工学的に考察し、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
直流におけるオームの法則やキルヒホッフの法則を、実際に自分自身で組み立てた回路を自身で製作したテスターを用いて測定を行い、結果と理論を比較検討する。
測定の基本、データ整理の方法、論理的思考を身につけ、理論と実際とを結ぶ付ける事を習得し、電気・電子技術における設計製作能力と応用力を身につける。
電気工学基礎で学んだ内容(直流回路、電流と磁気、静電気)を実験を通じて学ぶ。
授業の進め方・方法:
電気工学基礎実験で製作した自分のテスタを使って、電圧、電流、抵抗を測定することにより実験を行う。電気工学基礎の授業で学んだ内容の実践を行う。
前期に引き続き、はんだ付けを行ったり、抵抗のカラーコードを読んだりするため、復習が大事である。
また、各自で実験ノート(A4版が望ましい)を用意し、実験で得たデータや知見などを都度記入すること。筆記具は万年筆を推奨するが、水性・油性ボールペンなど安易に消去できない筆記用具が望ましい。
注意点:
電気工学実験では、実験レポート(A4版)を毎回提出することになるため、全てのレポートは提出締切日までに提出できるよう、実験後速やかにデータ整理を行うこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 実験の進め方、レポートの書き方が理解できる。
2週 ブラックボックス回路 電気工学基礎実験で作製したテスターを用いてブラックボックス回路の測定ができること。
3週 簡易可変電源回路の製作(I) 簡易可変電源回路の構成要素を理解できること。
4週 簡易可変電源回路の製作(II) 簡易電気工具を用いて回路が製作できること。
5週 簡易電源回路の測定 鳳-テブナンの等価回路、最大電力供給の定理が理解できること。
6週 抵抗回路網の製作 はんだ付け作業を行い抵抗回路網が製作できること。
7週 抵抗回路網の測定 抵抗回路網の合成抵抗を計算できること。
8週 (中間試験期間) (後期前半の振り返り)
4thQ
9週 工場見学 社会基盤となる電気を理解できること
10週 ブレッドボード回路網 キルヒホッフの法則、重ね合わせの理、鳳-テブナンの定理が実験で理解できること。
11週 ジュール熱 ジュール熱が理解できること。
12週 電流と磁気 電流と磁気の相互作用を理解できること。
13週 電子回路製作 トランジスタ回路が製作できること。
14週 静電気 簡易ライデン瓶を製作し静電気の基礎が理解できること。
15週 フィルムコンデンサ フィルムコンデンサを製作し、コンデンサの原理が理解できること。
16週 総復習 後期の実験内容が理解できること。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000