通信工学Ⅱ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 通信工学Ⅱ
科目番号 0099 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電気システム工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 書名:電波工学   著者:上崎省吾   発行所:サイエンスハウス社
担当教員 野角 光治,松浦  祐司,片桐  崇史

到達目標

現代の高速通信網は,主に無線通信や光ファイバを用いた光通信によって形成されおり,これらの通信媒体は電波・光といった電磁波を伝送することで大容量の情報の伝送を可能としている.本科目ではこれらの通信媒体の伝送原理を理解することを目標とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電磁界を表現するマクスウェルの方程式について理解を深めるとともに,そこから誘導される波動方程式を解くことにより得られる電磁波についての記述を理解する.
授業の進め方・方法:
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,電磁波概説 ガイダンス,電磁波の概要について理解する.
2週 電場・磁場1 電場・磁場について理解する.
3週 電場・磁場2
4週 変化する電場・磁場1 変化する電場・磁場の表現とそれらの相互関係を理解する.
5週 変化する電場・磁場2
6週 電磁波の発生1 変化する電場・磁場からの電磁波の発生について理解する.
7週 電磁波の発生2
8週 平面波とポインティングベクトル1 平面波とポインティングベクトルについて理解する.
2ndQ
9週 平面波とポインティングベクトル2
10週 損失媒質中の電磁波1 損失媒質中を伝搬する電磁波の振舞いについて理解する.
11週 損失媒質中の電磁波2
12週 波動方程式1 波動方程式を導出しその意味するものについて理解する.
13週 波動方程式2
14週 偏波1 偏波について理解し,その応用について学習する.
15週 偏波2
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電磁気電荷及びクーロンの法則を説明でき、点電荷に働く力等を計算できる。3前2
電界、電位、電気力線、電束を説明でき、これらを用いた計算ができる。3前3
ガウスの法則を説明でき、電界の計算に用いることができる。3前3
電流が作る磁界をビオ・サバールの法則およびアンペールの法則を用いて説明でき、簡単な磁界の計算に用いることができる。3前4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合600002020100
基礎的能力30000101050
専門的能力30000101050
分野横断的能力0000000