到達目標
電気回路の過渡応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
過渡応答、時定数の理解 | 過渡応答、時定数を理解し、実例に活用できる。 | 過渡応答、時定数について理解し説明できる。 | 過渡応答、時定数の理解が不十分である。 |
回路方程式による過渡応答特性の導出 | 回路方程式を用いてLR直列回路、CR直列回路の過渡応答特性、時定数を導出でき、R,L,Cの大きさと過渡応答特性の関係を理解し説明できる。 | 回路方程式を用いてLR直列回路、CR直列回路の過渡応答特性、時定数を導出できる。 | 回路方程式を用いたLR直列回路、CR直列回路の過渡応答特性、時定数の導出が不十分である。 |
ラプラス変換を用いたs回路法による過渡応答特性の導出 | s回路法を用いてLR直列回路、CR直列回路の過渡応答特性、時定数を導出でき、R,L,Cの大きさと過渡応答特性の関係を理解し説明できる。 | s回路法を用いてLR直列回路、CR直列回路の過渡応答特性、時定数を導出できる。 | s回路法を用いたLR直列回路、CR直列回路の過渡応答特性、時定数の導出が不十分である。 |
学科の到達目標項目との関係
資格 1 電気主任技術者
資格 2 電気工事士試験
資格 4 JABEE
教育方法等
概要:
電気回路Ⅰ、電気回路Ⅱの学習を基礎にして、回路の過渡応答に関する理解、計算法を身につける。
授業の進め方・方法:
教科書を用いて実施する。必要に応じてプリントを配布する。
予習:次週の授業内容について教科書を読み、理解できる点、不明な点を整理すること。
復習:授業で学んだ内容について例題や問、演習問題を解き、理解を深めること。
注意点:
これまで学んだ電気回路は自在にでき、数学(微積分・行列他)、応用数学(ラプラス変換・フーリエ級数)を確実に身につけること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
シラバスの内容、授業の流れを理解する。
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2週 |
過渡現象、回路方程式、RL直列回路の過渡応答 |
過渡現象について説明できる。RL直列回路の過渡応答について回路方程式を立てて解を導き、特徴を説明できる。
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3週 |
時定数、RC直列回路の過渡応答 |
時定数τについて理解できる。RC直列回路の過渡応答について回路方程式を立てて解を導き、特徴を説明できる。
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4週 |
復習、演習(1) |
学んだ内容について再確認するとともに、回路方程式による解法について例題を解き、理解を深めることができる。
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5週 |
ラブラス変換法 |
ラプラス変換、逆ラプラス変換を理解し、変換できる。単位ステップ関数、デルタ関数の変換、ラプラス変換の基本則を理解できる。
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6週 |
ラプラス変換法による過渡応答解析 |
s回路法について理解し、RL直列回路、RC直列回路の過渡応答についてs回路法を用いて解を導き、特徴を説明できる。
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7週 |
復習、演習(2) |
学んだ内容について再確認するとともに、ラプラス変換を用いたs回路法による解法について例題を解き、理解を深めることができる。
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8週 |
試験 |
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4thQ |
9週 |
答案返却、試験問題の解説、全体のまとめ |
試験問題の内容について理解できる。本科目で学習した内容を確認、理解できる。
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電気回路 | RL直列回路やRC直列回路等の単エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。 | 3 | |
RLC直列回路等の複エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |