電気回路Ⅲ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電気回路Ⅲ
科目番号 0122 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電気システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 書名:続 電気回路の基礎(第3版)  著者:西巻、下川、奥村  発行所:森北出版
担当教員 若生 一広

到達目標

電気回路の過渡応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
過渡応答、時定数の理解過渡応答、時定数を理解し、実例に活用できる。過渡応答、時定数について理解し説明できる。過渡応答、時定数の理解が不十分である。
回路方程式による過渡応答特性の導出回路方程式を用いてLR直列回路、CR直列回路の過渡応答特性、時定数を導出でき、R,L,Cの大きさと過渡応答特性の関係を理解し説明できる。回路方程式を用いてLR直列回路、CR直列回路の過渡応答特性、時定数を導出できる。回路方程式を用いたLR直列回路、CR直列回路の過渡応答特性、時定数の導出が不十分である。
ラプラス変換を用いたs回路法による過渡応答特性の導出s回路法を用いてLR直列回路、CR直列回路の過渡応答特性、時定数を導出でき、R,L,Cの大きさと過渡応答特性の関係を理解し説明できる。s回路法を用いてLR直列回路、CR直列回路の過渡応答特性、時定数を導出できる。s回路法を用いたLR直列回路、CR直列回路の過渡応答特性、時定数の導出が不十分である。

学科の到達目標項目との関係

資格 1 電気主任技術者
資格 2 電気工事士試験
資格 4 JABEE

教育方法等

概要:
電気回路Ⅰ、電気回路Ⅱの学習を基礎にして、回路の過渡応答に関する理解、計算法を身につける。
授業の進め方・方法:
教科書を用いて実施する。必要に応じてプリントを配布する。
予習:次週の授業内容について教科書を読み、理解できる点、不明な点を整理すること。
復習:授業で学んだ内容について例題や問、演習問題を解き、理解を深めること。
注意点:
これまで学んだ電気回路は自在にでき、数学(微積分・行列他)、応用数学(ラプラス変換・フーリエ級数)を確実に身につけること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス シラバスの内容、授業の流れを理解する。
2週 過渡現象、回路方程式、RL直列回路の過渡応答 過渡現象について説明できる。RL直列回路の過渡応答について回路方程式を立てて解を導き、特徴を説明できる。
3週 時定数、RC直列回路の過渡応答 時定数τについて理解できる。RC直列回路の過渡応答について回路方程式を立てて解を導き、特徴を説明できる。
4週 復習、演習(1) 学んだ内容について再確認するとともに、回路方程式による解法について例題を解き、理解を深めることができる。
5週 ラブラス変換法 ラプラス変換、逆ラプラス変換を理解し、変換できる。単位ステップ関数、デルタ関数の変換、ラプラス変換の基本則を理解できる。
6週 ラプラス変換法による過渡応答解析 s回路法について理解し、RL直列回路、RC直列回路の過渡応答についてs回路法を用いて解を導き、特徴を説明できる。
7週 復習、演習(2) 学んだ内容について再確認するとともに、ラプラス変換を用いたs回路法による解法について例題を解き、理解を深めることができる。
8週 試験
4thQ
9週 答案返却、試験問題の解説、全体のまとめ 試験問題の内容について理解できる。本科目で学習した内容を確認、理解できる。
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路RL直列回路やRC直列回路等の単エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。3
RLC直列回路等の複エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000