応用物理Ⅰ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 応用物理Ⅰ
科目番号 0128 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気システム工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 書名:物理  発行所:数研出版
担当教員 栁生 穂高

到達目標

物体の円運動に関する基礎的な計算をすることができる。熱や波、電気に関する様々な現象を、物理法則と関連付けて考えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
等速円運動公式の本質を理解し、複合問題を解くことができる。公式を用いて問題を解くことができる。問題文から所定の運動を読み取ることができない。
単振動公式の本質を理解し、複合問題を解くことができる。公式を用いて問題を解くことができる。問題文から所定の運動を読み取ることができない。
万有引力公式の本質を理解し、複合問題を解くことができる。公式を用いて問題を解くことができる。問題文から所定の運動を読み取ることができない。
荷電粒子の運動複合問題を解くことができる。力の方向を理解し、式を用いて問題を解くことができる。問題文から所定の運動を読み取ることができない。
原子と原子核原子模型を理解しエネルギーの計算ができる。原子模型について説明ができる。問題文から問われていることを読み取ることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
円運動する物体の様子を表す方法やその物体にはたらく力などについて説明を行う。
ケプラーの法則から惑星の運動に関する法則についての説明を行う。
単振動する物体の様子を表す方法やその物体にはたらく力などについて説明を行う。
授業の進め方・方法:
講義と演習を行う。
注意点:
力学に関するこれまでの学習内容、実験内容についても復習を行って臨むこと。授業内で次回単元の用語を提示するので予習として教科書等で用語について調べてくること。復習として授業内容を授業後にノートにまとめておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス シラバスの内容、授業の流れを理解する。
2週 円運動 等速円運動をする物体の速度、角速度、加速度に関する計算ができる。
3週 円運動 慣性の法則について説明できる。等速円運動をする物体の向心力、遠心力に関する計算ができる。
4週 単振動の変位、速度、加速度 等速円運動の射影が単振動であることを説明できる。
5週 ばね振り子、単振り子、単振動のエネルギー 振り子の振れ幅が小さいときに単振動となることが説明できる。位置エネルギー等に関する計算ができる。
6週 万有引力 ケプラーの法則について説明できる。
7週 重力、人工衛星 重力と万有引力について説明ができる。第1宇宙を求めることができる。
8週 演習による学習内容の振り返り これまでの学習内容を確認する。
2ndQ
9週 電磁場中の荷電粒子の運動について1 電磁場中の荷電粒子の動きを理解する。
10週 電磁場中の荷電粒子の運動について2 電磁場中の荷電粒子の動きを理解する。
11週 光の粒子性、波動性について 光の状態を理解する。
12週 原子と原子核について1 原子の成り立ちを理解する。
13週 原子と原子核について2 エネルギー準位について理解する。
14週 複合問題演習 各内容が複合した問題を解くことができる。
15週 演習による学習内容の振り返り これまでの講義の内容を確認する。
16週 近代物理学の基礎について これまで学んだ分野がどのように社会に貢献しているかを認識する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学速度と加速度の概念を説明できる。3後2,後5,後8,後9,後12,後13,後14,後15

評価割合

試験演習レポート合計
総合評価割合801010100
基礎理解505560
応用力300030
取り組み姿勢05510