通信工学Ⅰ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 通信工学Ⅰ
科目番号 0134 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電気システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 書名:通信工学概論[第3版]   著者:山下不二雄、中神隆清、中津原克己 発行所:森北出版.
担当教員 野角 光治

到達目標

通信の歴史と意味を知り、情報伝送における各種技術について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
情報情報、エントロピーなどが計算できる情報の定義が理解できる情報の定義が理解できない
変調各種変調方式を理解できる変調の原理が理解できる変調の意味がわからない

学科の到達目標項目との関係

資格 4 JABEE

教育方法等

概要:
通信技術の発達は人間社会の発達基盤となっており、近年特に急発達するIT技術革新は目を見張るものがある。この講義では、通信の意味とそのために人が用いてきた手法、通信における基本技術の理解と情報交換技術、大量伝送技術について学ぶ。電話、ラジオ、TVなどの現在利用している技術をイメージしながら理解しよう。
授業の進め方・方法:
通信史からスタートし、技術の発展の意味を考えながら進めるので、授業前に、それまでの流れを理解し、一旦整理しておくこと。また、復習として学んだ内容を現在のどの時点までに発展させたのか考えておくこと。
注意点:
発達の歴史と技術の進歩を理解しながら習得すると良い。本科目は,情報論や符号論,現在利用している通信システム網に関連した科目である。コードや取り決めなどの知るべきものと各種計算などの理解するものに大別できることを

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、通信の歴史 通信の歴史を理解できる。
2週 通信の歴史、技術の発達と応用 通信の歴史、技術の発達と応用を理解できる
3週 通信システム 通信システムの構成と信頼性が理解できる
4週 情報とその取扱い 通信システムで取り扱う情報の種類について理解できる
5週 情報量、エントロピー
情報量、エントロピー、冗長度が理解できる
6週 振幅変調 振幅変調の原理と適用を理解できる
7週 周波数変調 周波数変調の原理と適用を理解できる
8週 総括
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路正弦波交流の特徴を説明し、周波数や位相などを計算できる。2
電磁気電流が作る磁界をビオ・サバールの法則およびアンペールの法則を用いて説明でき、簡単な磁界の計算に用いることができる。3

評価割合

試験ポートフォリオ合計
総合評価割合955100
基礎的能力50555
専門的能力45045