電気電子材料

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電気電子材料
科目番号 0138 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:電子・電気材料、 著者:香田 章二 他、 コロナ社
担当教員 栁生 穂高

到達目標

電子や原子等の基本的性質を理解し、金属や磁性体、誘電体の物性の理解に役立てられる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
金属と絶縁体内部の電子の状態も含めて2つの違いが説明できる2つの違いが説明できる2つの違いが説明できない
結晶構造ブラベ格子に加えて、結晶面、面間隔について説明できるブラベ格子の説明ができるブラベ格子の説明ができない
材料の性質(磁性、誘電体、半導体)結晶構造、電子構造を理解し性質の違いについて説明ができるそれぞれの性質について説明ができ、どのような利点があるかを理解しているそれぞれの性質について説明ができない

学科の到達目標項目との関係

資格 1 電気主任技術者
資格 2 電気工事士試験
資格 4 JABEE

教育方法等

概要:
電気、電子、情報及び通信機器の材料、デバイスの基礎を学ぶ。
金属材料、磁性材料、誘電体材料、光学材料等の物性や電気的性質の基礎と応用を学ぶ。
授業の進め方・方法:
身の回りの電気製品や工業製品の材料にまず着目し、それらの一つ一つは何か、どのような個性を持つのか、について常にイメージすること。
これまで物理、化学で学習した原子、電子のミクロとマクロの特性を学び、自らこれらの謎を解く気持ちで取り組むこと。
授業冒頭に復習として前回の内容の確認を行なう、また授業最後に次回内容についての予習テーマを提示するので事前に取り組むこと。。
注意点:
中間試験50%、期末試験50%の割合で評価し、100点満点で60点以上を合格とする。
再試験は行わないので、定期試験に真摯に取り組むこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 電気電子材料の基礎 電気電子材料の基礎を説明できること。
2週 結晶構造の基礎 結晶構造の基礎を説明できること。
3週 結晶内電子の基礎 電子状態について説明できること。
4週 半導体材料の基礎 半導体材料の基礎を説明できること。
5週 半導体材料の応用 トランジスタ等の原理、考え方を説明できること。
6週 導電材料の基礎 導電性をもつことの説明ができること。
7週 超伝導の基礎 超伝導現象の基礎を説明できること。
8週 絶縁材料の基礎 絶縁材料の基礎を説明できること。
4thQ
9週 誘電体材料の基礎 誘電体材料の基礎を説明できること。
10週 誘電体材料の応用 応用利用や分極について説明できること。
11週 磁性材料の基礎 磁性の種類など基礎について説明できること。
12週 磁性材料の応用
磁性の根源について説明できること。
13週 光応用素子材料の基礎 光応用素子材料の基礎を説明できること。
14週 有機材料の基礎 有機材料の基礎を説明できること。
15週 ナノ材料の基礎 ナノ材料の基礎を説明できること。
16週 総復習 授業の内容を振り返り理解を深めること。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電磁気磁性体と磁化及び磁束密度を説明できる。3
電子工学金属の電気的性質を説明し、移動度や導電率の計算ができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力300000030
専門的能力700000070
分野横断的能力0000000