制御工学Ⅰ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 制御工学Ⅰ
科目番号 0140 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電気システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 制御工学-基礎からのステップアップ-   著者:大日方五郎 他   発行所:朝倉書店
担当教員 中村 富雄

到達目標

システムの伝達関数を用いた表現とブロック線図の等価変換を説明できる。
システムの過渡応答と周波数応答について説明ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1伝達関数を用いた表現とブロック線図の等価変換ができる。伝達関数を用いた表現とブロック線図の等価変換を説明できる。伝達関数を用いた表現とブロック線図の等価変換を説明できない。
評価項目2システムの過渡応答と周波数応答による計算ができる。システムの過渡応答と周波数応答について説明ができる。システムの過渡応答と周波数応答について説明できない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

資格 1 電気主任技術者
資格 2 電気工事士試験
資格 4 JABEE

教育方法等

概要:
制御工学は線形回路理論とフィードバック理論などを含む制御理論を基礎にして、さらに制御技術をふまえてあらゆる工学の分野を対象とする。ここでは、制御系設計手法の基礎となる制御理論について学習を行う。
周波数領域におけるシステムの解析方法について説明できるようになるのが狙いです。
授業の進め方・方法:
講義と演習を随時行うので自学自習をしっかり行い、自分なりのノートを作成して授業内容を整理しておくこと。
注意点:
事前学習はすでに学んだ微分方程式、ラプラス変換、電気回路などについてよく復習しておくこと。事後学習は教科書の問題などを解いて自分のノートを作成すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週 「コントロール」とは システムと制御の概要が分かる。
10週 伝達要素とその伝達関数 伝達関数を用いたシステムの入出力表現ができる。
11週 ブロック線図 ブロック線図を用いたシステムの表現方法が理解できる。
12週 ブロック線図 ブロック線図の等価変換ができる。
13週 過渡応答と周波数応答 システムの過渡特性についてステップ応答を用いて説明できる。
14週 過渡応答と周波数応答 システムの周波数特性について、ナイキスト線ずとボード線図を用いて説明できる。
15週 過渡応答と周波数応答 システムの過渡応答と周波数応答の計算ができる。
16週 試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野制御伝達関数を用いたシステムの入出力表現ができる。3前2
ブロック線図を用いてシステムを表現することができる。3前3
システムの過渡特性について、ステップ応答を用いて説明できる。3前7
システムの周波数特性について、ボード線図を用いて説明できる。3前6

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90000100100
基礎的能力0000000
専門的能力90000100100
分野横断的能力0000000