卒業研究

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 卒業研究
科目番号 0163 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 12
開設学科 電気システム工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 12
教科書/教材 論文、文献など配属先の指導教員による
担当教員 小野 慎司,櫻庭 弘,佐藤 隆,中村 富雄,野角 光治,山田 洋,若生 一広,佐藤 拓,栁生 穂高,矢入 聡,本郷 哲,遠藤 昇

到達目標

研究ができるようになること。
従来行われていることをすべて勉強し理解し、修得することによって、新しい知見を見出すことができるようになること。
発見したことを発表できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
これまでに明らかにされている知見の活用信頼できる様々な情報源から、これまで明らかにされた知見や課題を、自分が明らかにしようとしている内容に関連付けて活用している。信頼できる複数の情報源から、これまでに明らかになった知見を、調査に関連付けて活用している。これまでに明らかになった知見を部分的にしか示せていない。
研究方法と分析の視点複数の研究方法や分析の視点から、目的とテーマにふさわしいいくつかの研究方法を用い、明確な分析の視点を示している。複数の研究方法や分析の視点から、目的とテーマにふさわしい研究方法を用い、分析の視点を示している。必要な分析の視点が示されていない。
分析焦点に沿って調査・研究した内容を組織的にまとめ、類似点・相違点・重要な型(パターン化)の発見など、様々な観点から検討している。調査・研究した内容を組織的にまとめ、類似点・相違点・パターン化様々な観点から検討している。調査・研究で得られた情報を検討していない。

学科の到達目標項目との関係

資格 4 JABEE

教育方法等

概要:
各専門分野を指導する担当教員のもと、各自がテーマを選択し、専門の研究を行う。また、個々のテーマにおける問題点を発見し、それを解決する方法を指導教員とのディスカッション(対話)の中で見い出しながら、科学する姿勢(科学的工学的方法論および技術や知恵、表現方法)を習得する。
授業の進め方・方法:
テーマに関連する基礎知識の講義、各自による調査、研究計画の立案、指導教員とのディスカッションを中心に進める。
予習:テーマに関連する基礎知識の講義、各自による調査をふまえ、研究について現状を把握し、計画と照らし合わせながら、実施・検討項目を決定する。
復習:測定、評価、調査より得られた結果を考察し、解決策、課題、今後の方針について検討し定める。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 右に記載の担当教員の指導のもと、研究を実践する。 桜庭 半導体デバイス・集積回路
2週 中村 制御工学
3週 野角 半導体工学
4週 佐藤 隆 情報工学
5週 古瀬 生体情報工学
6週 山田 電力・電磁応用
7週 若生 電気応用光学
8週 佐藤 拓 生体電磁通信工学
2ndQ
9週 栁生 超伝導工学
10週 本郷 音響工学
11週 矢入 音響工学
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を理解し、社会における技術者の役割と責任を説明できる。2
説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。2
技術者を目指す者として、社会での行動規範としての技術者倫理を理解し、問題への適切な対応力(どうのように問題を捉え、考え、行動するか)を身に付けて、課題解決のプロセスを実践できる。3
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。2
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。2
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。2
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。2
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。3
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。2
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。2
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。2
社会性、社会的責任、コンプライアンスが強く求められている時代の変化の中で、技術者として信用失墜の禁止と公益の確保が考慮することができる。2
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。2
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3
技術史技術史歴史の大きな流れの中で、科学技術が社会に与えた影響を理解し、自らの果たしていく役割や責任を理解できる。3
グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解世界の歴史、交通・通信の発達から生じる地域間の経済、文化、政治、社会問題を理解し、技術者として、それぞれの国や地域の持続的発展を視野においた、経済的、社会的、環境的な進歩に貢献する資質を持ち、将来技術者の役割、責任と行動について考えることができる。3
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路R、L、C素子における正弦波電圧と電流の関係を説明できる。3
専門的能力の実質化PBL教育PBL教育工学が関わっている数々の事象について、自らの専門知識を駆使して、情報を収集することができる。2
集められた情報をもとに、状況を適確に分析することができる。2
与えられた目標を達成するための解決方法を考えることができる。2
状況分析の結果、問題(課題)を明確化することができる。2
各種の発想法や計画立案手法を用いると、課題解決の際、効率的、合理的にプロジェクトを進めることができることを知っている。3
各種の発想法、計画立案手法を用い、より効率的、合理的にプロジェクトを進めることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01107060600300
基礎的能力0303020200100
専門的能力0601010200100
分野横断的能力0203030200100