情報処理Ⅱ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 情報処理Ⅱ
科目番号 0010 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 マテリアル環境工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 書名:はじめてのC 著者:椋田實、発行所:技術評論社
担当教員 武田 光博,伊東 航

到達目標

情報処理系領域は、コンピュータを用いて数値計算に関連した問題を扱うための教育領域である。情報処理分野は、少なくとも一つの言語でプログラミング技術を習得し、問題の扱い方を考える能力を養うことを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
当科目では、ユーザ関数や配列を利用した統計処理と、連立方程式や代数方程式や数値積分などの解法を学習し、コンピュータによる工学問題の解決能力を高める内容となる。授業展開は、コンピュータ室を利用した演習が中心となり、自ら各課題のプログラムを作成できる能力を身に付けさせる。1年次の情報処理Iに引き続き、問題解法のためのアルゴリズムとプログラミングの能力を向上させる。
授業の進め方・方法:
講義でC言語プログラミングの基礎、例題の考え方を解説後にLinuxやWindows環境にてプログラミング演習を実施する。
注意点:
数学や工学などの様々な問題を解くために基本的なC言語の文法を学習し、工学分野の具体的な問
題を解くためのプログラミングを演習しながら進める。その理解を高めるためには、その背景となる積極
的な学習と、日常的に予習と復習を行う習慣を身につけることが必要である。
1年生、2年生で実施する情報処理Ⅰ、数学、物理を始め、3年次以降の情報処理Ⅲ、数学、物理、工
学実験、卒業研究等にも関連する科目であるので高い意識を持って学習すること。特に数学的知識が必要となるので1、2年生の数学の復習を自主的に行うことが望ましい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、C言語プログラミングの概略 C言語プログラミングの概略を説明できる
2週 プログラム作成と実行までの流れ、フローチャート、Linuxシステム、テキストエディタ プログラム作成と実行までの流れ、フローチャートの書き方、Linuxシステムの概略を説明できる
3週 連接に関連するプログラム 定数と変数を説明できる。
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。
4週 条件分岐に関連するプログラム 条件分岐のフローチャートが書ける
if文、else文、比較演算子が説明できる。
5週 プログラミング演習 LinuxOSの立ち上げ、基本コマンドの入力、テキストエディタの起動、ファイルの保存、読み込みができる。
整数型、実数型などのデータ型に応じたデータの入出力ができる
6週 プログラミング演習 算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。
7週 プログラミング演習
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。
8週 繰り返し制御 繰り返し制御に関するフローチャートが書ける
for文が説明できる
4thQ
9週 配列 1次元配列が説明できる。
1次元配列に変数を入力するためのフローチャートが書ける
10週 数値計算(二分法による数値計算) 二分法を用いた代数方程式の解法を説明できる
11週 数値計算(定積分) 台形公式を用いた定積分の解法を説明できる
12週 プログラミング演習 条件分岐、繰り返し制御、配列を用いて代数方程式の解を求めるプログラムを作成できる
13週 プログラミング演習 条件分岐、繰り返し制御、配列を用いて代数方程式の解を求めるプログラムを作成できる
14週 プログラミング演習 条件分岐、繰り返し制御、配列を用いて代数方程式による定積分の解を求めるプログラムを作成できる
15週 プログラミング演習 条件分岐、繰り返し制御、配列を用いて代数方程式による定積分の解を求めるプログラムを作成できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。2
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。2
インターネットの仕組みを理解し、実践的に使用できる。3
情報セキュリティの必要性、様々な脅威の実態とその対策について理解できる。3
個人情報とプライバシー保護の考え方について理解し、正しく実践できる。3
インターネットを用いた犯罪例などを知り、それに対する正しい対処法を実践できる。3
数値計算の基礎が理解できる2
コンピュータにおける初歩的な演算の仕組みを理解できる。2
データの型とデータ構造が理解できる2

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合000
基礎的能力50%50%0