到達目標
物理実験の学習を通じて、自然現象を系統的、論理的に考えていく能力を養い、広く自然の諸現象を科学的に解明するための物理的な見方、考え方を身に付ることが目的である。さらに物理学は工学を学ぶための極めて重要な基礎であり、多くの分野において科学技術の発展に欠かせない知識であることを認識することが目的である。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | | | |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
物理を実際の現象の観察を通してより深く理解し、同時に物理に対する興味が増大することを目指す。またレポートの書き方、有効数字、誤差などについて学ぶ。
授業の進め方・方法:
実験のガイダンスの後、11週に渡って11班に分かれて、ローテーションしながら、11テーマの実験を行う。
注意点:
前期で学習した応用物理ⅠAと密接に関連しているため、これらを十分復習しておくことが大切である。実験では事前に実験指針書をよく読んでおくことが必要となる。各自グラフ用紙を準備しておくこと。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
各実験についての説明
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各実験について理解する。
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2週 |
レポートの作成方法 |
グラフの書き方、レポート作成の基礎を理解する。
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3週 |
実験上の注意 |
実験上の注意事項を理解する。
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4週 |
1. 金属の熱膨張 |
金属の熱膨張を理解する。
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5週 |
2. バネ振り子 |
バネ振り子の共鳴振動と固有周波数を理解する。
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6週 |
3. 金属線の剛性率 |
ねじれ振り子の周期と金属線の剛性率を理解する。
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7週 |
4. 物理現象コンピュータシミュレーション |
シミュレーションにより様々な物理現象を理解する。
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8週 |
5. レーザー光によるヤング率 |
ヤングの実験、レーザー光の回折測定を理解する。
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4thQ |
9週 |
6. 金属と半導体の電気抵抗 |
銅線とサーミスターの抵抗の温度変化を理解する。
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10週 |
7. オシロスコープ |
オシロスコープを使って、りサージュ図形、うなりを理解する。
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11週 |
8. 電子線の偏向と回折 |
磁界と電解中の電子の運動を理解する。
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12週 |
9. パソコンによる電磁現象の計測 |
電磁誘導、コンデンサーの放電を理解する。
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13週 |
10. 電磁誘導とLCR回路 |
LCR回路と電磁誘導現象を理解する。
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14週 |
11. 放射線のβ崩壊 |
放射線の測定と放射線の吸収を理解する。
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15週 |
レポート作成 |
レポート作成ができる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 材料系分野 | 材料物性 | 金属の一般的な性質について説明できる。 | 1 | |
原子の結合の種類および結合力や物質の例など特徴について説明できる。 | 1 | |
情報処理 | プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。 | 1 | |
定数と変数を説明できる。 | 1 | |
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。 | 1 | |
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。 | 1 | |
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。 | 1 | |
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。 | 1 | |
条件判断プログラムを作成できる。 | 1 | |
繰り返し処理プログラムを作成できる。 | 1 | |
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。 | 1 | 後8 |
二次元配列を使ったプログラムを作成できる。 | 1 | |
評価割合
| 試験90 | 発表 | 相互評価 | 態度10 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 | 50 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 30 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 20 |