応用物理ⅠB

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 応用物理ⅠB
科目番号 0021 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 マテリアル環境工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 書名:応用物理実験指針書 著者:仙台高専教員 出版社:共同印刷
担当教員 野本 俊夫,今野 一弥

到達目標

物理実験の学習を通じて、自然現象を系統的、論理的に考えていく能力を養い、広く自然の諸現象を科学的に解明するための物理的な見方、考え方を身に付ることが目的である。さらに物理学は工学を学ぶための極めて重要な基礎であり、多くの分野において科学技術の発展に欠かせない知識であることを認識することが目的である。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
物理を実際の現象の観察を通してより深く理解し、同時に物理に対する興味が増大することを目指す。またレポートの書き方、有効数字、誤差などについて学ぶ。
授業の進め方・方法:
実験のガイダンスの後、11週に渡って11班に分かれて、ローテーションしながら、11テーマの実験を行う。
注意点:
前期で学習した応用物理ⅠAと密接に関連しているため、これらを十分復習しておくことが大切である。実験では事前に実験指針書をよく読んでおくことが必要となる。各自グラフ用紙を準備しておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 各実験についての説明
各実験について理解する。
2週 レポートの作成方法 グラフの書き方、レポート作成の基礎を理解する。
3週 実験上の注意 実験上の注意事項を理解する。
4週 1. 金属の熱膨張 金属の熱膨張を理解する。
5週 2. バネ振り子 バネ振り子の共鳴振動と固有周波数を理解する。
6週 3. 金属線の剛性率 ねじれ振り子の周期と金属線の剛性率を理解する。
7週 4. 物理現象コンピュータシミュレーション シミュレーションにより様々な物理現象を理解する。
8週 5. レーザー光によるヤング率 ヤングの実験、レーザー光の回折測定を理解する。
4thQ
9週 6. 金属と半導体の電気抵抗 銅線とサーミスターの抵抗の温度変化を理解する。
10週 7. オシロスコープ オシロスコープを使って、りサージュ図形、うなりを理解する。
11週 8. 電子線の偏向と回折 磁界と電解中の電子の運動を理解する。
12週 9. パソコンによる電磁現象の計測 電磁誘導、コンデンサーの放電を理解する。
13週 10. 電磁誘導とLCR回路 LCR回路と電磁誘導現象を理解する。
14週 11. 放射線のβ崩壊 放射線の測定と放射線の吸収を理解する。
15週 レポート作成 レポート作成ができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学材料系分野材料物性金属の一般的な性質について説明できる。1
原子の結合の種類および結合力や物質の例など特徴について説明できる。1
情報処理プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。1
定数と変数を説明できる。1
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。1
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。1
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。1
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。1
条件判断プログラムを作成できる。1
繰り返し処理プログラムを作成できる。1
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。1後8
二次元配列を使ったプログラムを作成できる。1

評価割合

試験90発表相互評価態度10ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力000005050
専門的能力000003030
分野横断的能力000002020