電磁気学

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 電磁気学
科目番号 0034 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 マテリアル環境工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 書名:理工系の基礎物理 電磁気学 著者:原康夫 発行所:学術図書出版社
担当教員 鈴木 吉朗

到達目標

「電気」と「磁気」に関連した諸現象を理論的に理解し、材料の諸物性を支配する要因や、材料の諸分析方法の原理を説明するための基礎的知識を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
クーロンの法則に基づく静電界と力、ガウスの法則に基づく電界、電位等、アンペールの法則とビオ・サバールの法則に基づく磁界、磁界中の電流(電荷)に作用する力等について学習する。
電磁気学の「静電気」と「静磁気」における諸現象の理論的理解を深める。
授業の進め方・方法:
自学自習として、課題演習を課す。必ず自ら解き進め、知識の定着させること。
注意点:
本科目は、物理I,Ⅱの知識を前提とし、応用物理A、応用物理ⅡAと関連する。この科目は、材料物性I、材料物性Ⅱや機器分析などの専門科目を学習するための基礎となる。
単に数式を丸暗記することなく、常に数式で表出される電気・磁気現象の本質に立ち返って理解するよう努めてぽしい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 1. 静電界1




2. 導体と誘電体
電荷及びクーロンの法則を説明でき、点電荷に働く力等を計算できる。
2週 1. 静電界2 電界、電位、電気力線、電束を説明でき、これらを用いた計算ができる。
3週 1. 静電界3 ガウスの法則を説明でき、電界の計算に用いることができる。
4週 2. 導体と誘電体1 導体の性質を説明でき、導体表面の電荷密度や電界などを計算できる。
5週 2. 導体と誘電体2 導体の性質を説明でき、導体表面の電荷密度や電界などを計算できる。
6週 2. 導体と誘電体3 誘電体と分極、及び、電束密度を説明できる。
7週 3. 静電容量1 静電容量を説明でき、平行平板コンデンサ等の静電容量を計算できる。
8週 3. 静電容量2 静電容量の接続を説明し、その合成静電容量を計算できる。
静電エネルギーを説明できる。
4thQ
9週 4. 電流と磁界1 電流が作る磁界をビオ・サバールの法則およびアンペールの法則を用いて説明でき、簡単な磁界の計算に用いることができる。
10週 4. 電流と磁界2 電流に作用する力やローレンツ力を説明できる。
11週 4. 電流と磁界3 磁性体と磁化、及び、磁束密度を説明できる。
12週 5. 電磁誘導1 電磁誘導を説明でき、誘導起電力を計算できる。
13週 5. 電磁誘導2 自己誘導と相互誘導を説明できる。
14週 5. 電磁誘導3 自己インダクタンス及び相互インダクタンスに関する計算ができる。
15週 5. 電磁誘導4 磁気エネルギーを説明できる。
16週 後期期末試験の返却 試験答案の返却、問題の正答と解説を説明する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電磁気電荷及びクーロンの法則を説明でき、点電荷に働く力等を計算できる。4後16
電界、電位、電気力線、電束を説明でき、これらを用いた計算ができる。4
ガウスの法則を説明でき、電界の計算に用いることができる。4後3
導体の性質を説明でき、導体表面の電荷密度や電界などを計算できる。4
誘電体と分極及び電束密度を説明できる。4後14
静電容量を説明でき、平行平板コンデンサ等の静電容量を計算できる。4
コンデンサの直列接続、並列接続を説明し、その合成静電容量を計算できる。4
静電エネルギーを説明できる。4
電流が作る磁界をビオ・サバールの法則およびアンペールの法則を用いて説明でき、簡単な磁界の計算に用いることができる。4
電流に作用する力やローレンツ力を説明できる。4
磁性体と磁化及び磁束密度を説明できる。4
電磁誘導を説明でき、誘導起電力を計算できる。4
自己誘導と相互誘導を説明でき、自己インダクタンス及び相互インダクタンスに関する計算ができる。4後1
磁気エネルギーを説明できる。4後1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ演習等合計
総合評価割合700000070
基礎的能力0000000
専門的能力7000003070
分野横断的能力0000000