マテリアル環境基礎実習

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 マテリアル環境基礎実習
科目番号 0058 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 マテリアル環境工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 マテリアル環境工学科実験書、適宜参考資料を配付する
担当教員 葛原 俊介,浅田 格,熊谷 晃一,伊東 航,北川 明生,熊谷 進,関戸 大,森 真奈美,武田 光博

到達目標

マテリアル工学の入門段階である基礎的な実験、実習を通して技術者としての素養を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
学生実験は、高学年での卒業研究や将来のエンジニアとしての基礎となる手法や技術を専門知識と関連させて修得する場である。マテリアル環境基礎実習は、専門性の高い実験の基礎となる実験機器の扱い方実習や体験的実験および工学基礎となる電気電子実験のテーマからなる。各テーマを通して実験の準備、実験装置および実験器具の取り扱い、実験結果の整理と考察を行うための基礎的能力を身につける。
授業の進め方・方法:
グループ単位で実験・実習を実施する。
実験の進め方については各テーマの担当者から指示を行う。
注意点:
本科目で学習する内容は2年生以降の実験・実習科目すべてに繫がるため、安全に実験・実習に取り組むために注意すべきことを学習を通してよく考えること。
実験はすべてグループ単位で実施するので、積極的に実験作業に参加すること。
実験・実習を行う際は作業着で参加し、実験書、実験ノート、関数電卓、筆記用具、その他指定のものを必ず持参すること。
実験日程は第1週目の講義にて配付するが、校外研修日など日程変更がある場合は掲示するので注意すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・安全講習 安全に実験を行うための注意事項を説明できる
2週 マテリアル実験のための基礎操作(1)
「フィールド調査(1)」
環境調査方法に関するガイダンス
3週 マテリアル実験のための基礎操作(2)
「フィールド調査(2)」
グループワーク(1)
4週 マテリアル実験のための基礎操作(3)
「フィールド調査(3)」
グループワーク(2)
5週 マテリアル実験のための基礎操作(4)
「フィールド調査(4)」
報告会
6週 マテリアル実験のための基礎操作(5)
「金属加工」
グループワーク(1)
7週 マテリアル実験のための基礎操作(6)
「金属加工」
グループワーク(2)
8週 マテリアル実験のための基礎操作(7)
「金属加工」
グループワーク(3)
2ndQ
9週 マテリアル実験のための基礎操作(8)
「金属加工」
報告会
10週 マテリアル実験のための基礎操作(9)
「化学」
グループワーク(1)
11週 マテリアル実験のための基礎操作(10)
「化学」
グループワーク(2)
12週 マテリアル実験のための基礎操作(11)
「化学」
グループワーク(3)
13週 マテリアル実験のための基礎操作(12)
「化学」
報告会
14週 レポート作成演習 レポート作成演習
15週
16週
後期
3rdQ
1週 電気・電子基礎実験(1)
「直流・交流回路」
2週 電気・電子基礎実験(2)
「直流・交流回路」
3週 電気・電子基礎実験(3)
「電子素子」
4週 電気・電子基礎実験(4)
「電子素子」
5週 マテリアルと環境に関する基礎実験(1)
「結晶構造模型」
結晶構造の基本的な種類と特徴を説明できる。
金属の種類と密度の関連性を説明できる。
6週 マテリアルと環境に関する基礎実験(2)
「結晶構造模型」
結晶構造の基本的な種類と特徴を説明できる。
金属の種類と密度の関連性を説明できる。
7週 マテリアルと環境に関する基礎実験(3)
「化学分析の基礎」
8週 マテリアルと環境に関する基礎実験(4)
「化学分析の基礎」
4thQ
9週 マテリアルと環境に関する基礎実験(5)
「組織観察」
金属の組織観察のために必要な研磨、腐食ができる。
10週 マテリアルと環境に関する基礎実験(6)
「組織観察」
光学顕微鏡を用いて金属の組織が観察できる。
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学材料系分野材料物性金属の一般的な性質について説明できる。2後5,後6
原子の結合の種類および結合力や物質の例など特徴について説明できる。2後5,後6
代表的な結晶構造の原子配置について説明でき、充填率の計算ができる。2後5,後6
結晶構造の特徴の観点から、純金属、合金や化合物の性質を説明できる。2後5,後6
結晶系の種類、14種のブラベー格子について説明できる。1後5,後6
ミラー指数を用いて格子方位と格子面を記述できる。1後5,後6
14種のブラベー格子について説明でき、描くことができる。1後5,後6
代表的な結晶構造の原子配置を描き、充填率の計算ができる。2後5,後6
環境環境の現状について説明できる。1
酸性雨や森林の減少について説明できる。1
森林の減少について説明できる。1
廃棄物処理問題について説明できる。1
大気汚染や水質汚濁について説明できる。1
水質汚濁について説明できる。1
専門的能力の実質化PBL教育PBL教育工学が関わっている数々の事象について、自らの専門知識を駆使して、情報を収集することができる。1
集められた情報をもとに、状況を適確に分析することができる。1
与えられた目標を達成するための解決方法を考えることができる。1
状況分析の結果、問題(課題)を明確化することができる。1

評価割合

レポート発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000