| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
鉄鋼製錬と不純物 | 鉄鋼製錬の工程の反応、鉄鋼中の不純物と影響について説明できる。 | 鉄鋼製錬の工程、鉄鋼中の不純物について理解できる。 | 鉄鋼製錬の工程が理解できていない。鉄鋼中の不純物を挙げることができない。 |
鉄鋼の状態図と組織1 | 鉄炭素系状態図を描き、冷却過程で出現する組織について組織写真を見ながら説明できる。 | 鉄炭素系状態図を参考に、出現する組織について組織写真を見ながら説明できる。 | 鉄炭素系状態図を読み取ることができず、組織写真を説明できない。 |
鉄鋼の状態図と組織2 | 冷却速度に依存した熱処理の種類と出現する組織を説明できる。TTT線図、CCT線図を用いて、冷却過程の制御方法と出現する組織の種類と特徴を説明できる。 | 冷却速度に依存した熱処理の種類を説明できる。TTT線図、CCT線図を用いて、冷却過程の違いと出現する組織の種類を説明できる。 | 冷却速度に依存した熱処理について理解していない。TTT線図、CCT線図を読み取ることができない。 |
鉄鋼の状態図と組織3 | 焼入れの目的と組織の特徴、焼戻しの目的と焼戻し段階での組織変化と特徴(硬化、脆化など)について説明できる。 | 焼入れ組織の特徴、焼戻しの目的について説明できる。 | 焼入れ組織や焼戻しの目的を説明できない。 |
純鉄、鋳鉄 | 純鉄の応力歪み曲線を描くことができる。不均一変形とコットレル雰囲気、軟鋼の加工性や強化機構について、原因を理解して説明できる。鋳鉄の特徴、種類と組織の違いを説明できる。 | 純鉄の応力歪み曲線、不均一変形とコットレル雰囲気について説明できる。鋳鉄の特徴を説明できる。 | 純鉄の応力歪み曲線、不均一変形とコットレル雰囲気について説明できない。鋳鉄の特徴を説明できない。 |
合金鋼とJIS | 合金鋼の状態図やTTT線図などの特徴を説明できる。基本的なJIS鋼材について挙げることができ、それらの鋼材の特徴を説明でき、応用例を挙げることができる。 | 基本的なJIS鋼材について挙げて、鋼材の特徴を説明できる。 | 基本的なJIS鋼材を挙げることができない。 |
銅、アルミニウム、マグネシウム | 銅、アルミニウム、マグネシウムについて、基本的な製錬方法、純金属の特徴、合金の種類と添加元素による組織や物性への効果について、JIS規格を例にして説明できる。 | 銅、アルミニウム、マグネシウムについて、純金属の特徴、合金の種類と添加元素による組織や物性への効果について説明できる。 | 銅、アルミニウム、マグネシウムの性質を説明できず、添加元素の効果を理解していない。 |