建築設計製図Ⅰ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 建築設計製図Ⅰ
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築デザイン学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 権代 由範,藤田 智己

到達目標

・ 製図用具を使用し、手書きにより線の描き分け、寸法・文字の記入方法、建築物の表現・投影方法に  ついて理解していること。
・ 木造建築物について、縮尺1/100で配置図、平面図、立面図及び軸組図を描くことができる。
・ 木造建築物について、縮尺1/20で矩計図(断面詳細図)を描くことができる。
・ 建築図面をもとに、ボリューム模型を作製できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
建築物を構築するにあたり、設計者や建築主の意図を施工に携わる技術者や技能者に的確に伝える重要な情報伝達ツールとなるのが「設計図書(図面・仕様書)」である。この設計図書のうち、特に「図面」を作成することを製図というが、本科目では、この建築物の表現手法である「製図」の基本を学習する。さらに、建築を考えるうえで必要とされる立体感覚を、主に、ボリューム模型の作製を通して体得する。
授業の進め方・方法:
本科目は、本科2年から5年で開講される建築設計製図Ⅱ~Ⅴへ繋がる科目であり、学年進行とともに課せられる設計活動(課題)へと連携して行く重要な基礎知識を修得するための科目である。
注意点:
・ 図面や模型等、それぞれの演習課題に設定された提出期限を厳守すること。
・ 各自が管理する製図道具一式は、随時使用できる状態としておくため、日頃から内容物等のチェック を行い、不備がないよう留意すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 製図用具の扱い方や特性を理解し、使用できる。
2週 線の練習 図面で用いる線種を理解し、線が描き分けられる。
3週 線の練習 図面で用いる線種を理解し、線が描き分けられる。
4週 線の練習 図面で用いる線種を理解し、線が描き分けられる。
5週 文字の練習 文字・寸法の記入の仕方を理解し、描ける。
6週 記号の練習 開口部の平面表示記号を理解できる。
7週 記号の練習 部材断面を材料構造表示記号で描ける。
8週 記号の練習 平面表示及び材料構造表示記号を正しく描ける。
2ndQ
9週 木造住宅の配置図兼平面図 建築の各種図面の意味を理解し、描けること。
10週 木造住宅の配置図兼平面図 図面の尺度・縮尺について理解し、作図に反映できる。
11週 木造住宅の配置図兼平面図 製図における基準線の役割や寸法表記が理解できる。
12週 木造住宅の配置図兼平面図 建築物を支える構造体(柱・壁等)が理解できる。
13週 木造住宅の配置図兼平面図 建築空間における室と室の接続関係が理解できる。
14週 木造住宅の配置図兼平面図 図面の種類別の各種図の配置を理解している。
建築図面を模写し、模写した図面を理解している。
15週 二点透視図法による立体表現 立体的な発想と表現の方法を理解している。
16週 二点透視図法による立体表現 二点透視図法を理解し、鳥瞰図を描くことができる。
後期
3rdQ
1週 木造住宅の立面図及び軸組図 木造住宅の外観を、立面図を用いて表現できる。
2週 木造住宅の立面図及び軸組図 木造住宅の骨組を、軸組図を用いて表現できる。
3週 木造住宅の矩計図(断面詳細図) 建築物の高さ方向の基準となる寸法が理解できる。
4週 木造住宅の矩計図(断面詳細図) 基礎部分に用いられる部材の断面が理解できる。
5週 木造住宅の矩計図(断面詳細図) 屋根部分に用いられる部材の断面が理解できる。
6週 木造住宅の矩計図(断面詳細図) 開口部に用いられる部材の断面が理解できる。
7週 木造住宅の矩計図(断面詳細図) 各種詳細部の断面が理解できる。
8週 木造住宅のボリューム模型 各種模型材料を用い、図面をもとに模型を製作できる。
4thQ
9週 木造住宅のボリューム模型 模型材料の加工方法を理解し、立体を造形できる。
10週 木造住宅のボリューム模型 平面図や矩計図から情報を読み取り、模型化できる。
11週 木造住宅のボリューム模型 平面図や矩計図から情報を読み取り、模型化できる。
12週 木造住宅のボリューム模型 作製したボリューム模型をもとに三次元的思考ができる
13週 木造住宅の構造模型 基礎伏図から得られる情報を理解し、模型化できる。
14週 木造住宅の構造模型 床伏図から得られる情報を理解し、模型化できる。
15週 木造住宅の構造模型 小屋伏図から得られる情報を理解し、模型化できる。
16週 木造住宅の構造模型 矩計図から得られる情報を理解し、模型化できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力00000100100
分野横断的能力0000000