到達目標
・健康で、快適な住環境を得るための手法について理解している
・講義内で取り上げる感性工学的アプローチについて理解している。
・講義内で取り上げる人間の感性を理解し、感性工学との関わりを説明できる。
・セマンティック・ディファレンシャル(SD)法の使い方について理解し、結果について解釈できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
感性工学の成立過程の理解 | 感性工学の成立背景,考え方,意味を正しく説明できる。 | 感性工学の成立背景,考え方,意味を確認できる。 | 左記に達しない。 |
人間の心理の理解 | ものの見方の心理,喜怒哀楽の心理について理解し,感性工学の関連を論じることができる。 | ものの見方の心理,喜怒哀楽の心理について理解している。 | 左記に達しない。 |
SD法の理解と実施 | SD法の特徴と使い方を理解した上で、特定の対象のイメージを測定するのに適用でき、結果をまとめることができる。 | SD法の特徴と使い方を理解している。 | 左記に達しない。 |
事例の調査 | 建築デザインにおける感性工学の事例を調査し,その関係を論じることができる。 | 建築デザインにおける感性工学の事例を調査することができる。 | 左記に達しない。 |
学科の到達目標項目との関係
JABEE D2 専門分野と周辺の工業技術を理解し、デザインに応用展開できる能力
教育方法等
概要:
感性工学は人間の感性を適切な方法で数値化し,ものづくりへ活かすことを目指す学際的な分野です。この授業では,感性工学設立の背景,感性評価法,人間の心理・感性情報処理の特徴,感性工学の事例を中心に学びます。人々がより快適でより幸せに生活していくためのものづくり技術を考察できる能力の獲得を目標とします。
授業の進め方・方法:
感性工学設立の背景,感性評価法,人間の心理・感性情報処理の特徴,感性工学の事例を中心に主に講義形式で進みますが,グループで討論を行ってお互いが意見を発表するなど学生参加型の要素が含まれるので,能動的に学ぶ姿勢が必要です。感性評価法については特定のテーマを設けて演習を行い,実際に経験することで手法を理解します。
注意点:
本科目はより専門性の高い専攻科1年「感性デザイン」へと繋がります。授業内で行う演習では表計算ソフト(エクセル)を使用することがあります。授業の進み具合によって授業計画の一部に変更が生じる場合があります。復習を大切にし,講義ノートや配布資料を見直してポイントをまとめ,理解に努めましょう。重要語句については自分でも調べて知識を広げ,感性工学に対する理解を深めるようにしましょう。事前事後の学習に関しては各週の授業内容・方法を参照のこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス 予習:シラバスを確認する 復習:配布プリントを確認し,身近な実例を考察する |
学習目標と学習方法を理解できる。
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2週 |
感性工学の成り立ち 予習:配布プリントを確認する 復習:配布プリントを見直し,身近な実例を考察する |
感性工学の成立背景を理解できる。 感性工学の考え方,意味を理解できる。
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3週 |
感性 予習:配布プリントを確認する 復習:配布プリントを見直し,身近な実例を考察する |
感性および感性情報処理の概要について確認できる。
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4週 |
ものの見方の心理 予習:配布プリントを確認する 復習:配布プリントを見直し,身近な実例を考察する |
図と地の分離,2つの知覚過程(ボトムアップ処理、トップダウン処理)について確認できる。
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5週 |
ものの見方の心理 予習:配布プリントを確認する 復習:配布プリントを見直し,身近な実例を考察する |
ゲシュタルトの法則,奥行き知覚の手がかりについて確認できる。
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6週 |
喜怒哀楽の心理 予習:配布プリントを確認する 復習:配布プリントを見直し,身近な実例を考察する |
感情の種類,感情の機能について確認できる。
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7週 |
喜怒哀楽の心理 予習:配布プリントを確認する 復習:配布プリントを見直し,身近な実例を考察する |
感情の生理的指標について確認できる。
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8週 |
中間まとめ 予習:配布プリントを見直す 復習:間違えた問題を中心に配布プリントを見直して確認する |
第1週~第7週までの内容をまとめることができる。
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4thQ |
9週 |
セマンティック・ディファレンシャル(SD)法 予習:配布プリントを確認する 復習:配布プリントを見直し,演習内容と重要ポイントを確認する |
SD法の意味と使い方を理解できる。
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10週 |
セマンティック・ディファレンシャル(SD)法 予習:配布プリントを確認する 復習:配布プリントを見直し,演習内容と重要ポイントを確認する |
SD法を使用して室内空間の印象測定の計画と実施ができる(演習)。
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11週 |
セマンティック・ディファレンシャル(SD)法 予習:配布プリントを確認する 復習:配布プリントを見直し,演習内容と重要ポイントを確認する |
SD法を使用した測定結果を整理して,解釈することができる。
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12週 |
感性工学の事例 予習:配布プリントを確認する 復習:配布プリントを見直し,身近な実例を考察する |
建築デザインにおける感性工学の事例を確認できる。
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13週 |
カラーユニバーサルデザイン 予習:配布プリントを確認する 復習:配布プリントを見直し,身近な実例を考察する |
色知覚の基礎を確認できる。
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14週 |
カラーユニバーサルデザイン 予習:配布プリントを確認する 復習:配布プリントを見直し,身近な実例を考察する |
カラーユニバーサルデザインの考え方,意味を理解できる。
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15週 |
カラーユニバーサルデザイン 予習:配布プリントを確認する 復習:配布プリントを見直し,身近な実例を考察する
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カラーユニバーサルデザインの考え方に基いてデザインすることができる。
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16週 |
総まとめ 予習:これまでの配布プリントを確認する 復習:建築デザインにおける感性工学の応用を考察する |
第1週~第15週までの内容をふりかえることができる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | ミニレポート・確認問題 | 授業内活動 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 40 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 0 | 40 | 10 | 50 |