建築構造学ⅡB

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 建築構造学ⅡB
科目番号 0026 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築デザイン学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 吉野 裕貴

到達目標

鉄骨部材の検定に引き続き,接合部の設計ができるようになる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ファスナー系安全検定ができる接合の機構がわかる母材とファスナーの関係がわからない
溶接安全検定ができる接合の機構がわかる母材と接合材の関係がわからない
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

JABEE D1 専門分野に関する工業技術を理解し、応用する能力

教育方法等

概要:
4年次の建築構造学Iで学習した鉄骨構造の部材の力学に引き続き,本科目では,鉄骨構造の接合部の設計法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
予習:毎回の授業前までに、授業で行う内容と意義を 考えて整理しておくこと。
復習:毎回の授業後に、授業で学んだことを振り返り、今後へ活かす方法を考えること。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 接合部の概要

鉄骨構造の接合法
2週 ボルト接合
せん断と側圧の関係がわかる
3週 高力ボルト接合 高力ボルトのしくみがわかる
4週 高力ボルト接合 高力ボルトの耐力算定
5週 溶接接合 溶接の種類と溶接記号がわかる
6週 溶接接合 すみ肉溶接の耐力算定
7週 溶接接合 突合せ溶接の耐力算定
8週 演習 演習により理解を深める
4thQ
9週 はり継手の設計 継手板とHTBの算定がわかる
10週 柱継手の設計 継手板とHTBの算定がわかる
11週 演習 演習により理解を深める
12週 柱脚部の設計 ベースプレートとアンンカーの算定がわかる
13週 柱梁接合部の設計 接合部の溶接の検定がわかる
14週 演習 演習により理解を深める
15週 期末試験 理解度の確認
16週 答案の返却 解答の解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野構造圧縮力を受ける柱の分類(短柱・長柱)が出来、各種支持条件に対するEuler座屈荷重を計算できる。4
偏心圧縮柱の応力状態を説明できる。4
高力ボルト摩擦接合の機構について説明できる。4
溶接接合の種類と設計法について説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000