デザイン概論

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 デザイン概論
科目番号 0037 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 建築デザイン学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 前半:『近代建築史図集新訂版』,彰国社、 後半:
担当教員 相模 誓雄,祝 亜弥

到達目標

前半:①近代建築史の流れがわかる。②各々の近代建築運動における建築デザインの特徴が説明できる。
後半:①建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。②建築における形態(ものの形)について説明できる。③デザインプレゼンテーションができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
前半:近代は、産業革命による資本主義的生産様式の確立によって、工業デザインや広告デザインなどを生んだ。建築においても、西洋では国際様式の成立前に様々なデザイン運動が起こった。一方、日本は、まず西洋建築が建てられ、上記の運動の影響を受けた。これらの運動の意義、デザインの事例や傾向を学ぶ。
後半:デザインの始まりから近代デザインについての歴史的背景を学び、デザインの発生と潮流を探る。さらに、デザインにおける「ヒト」と「モノ」との関係性、デザイン手法論について学ぶ。デザインの歴史的潮流を理解するとともにデザイン行為の基本と本質を理解できることを目標とする。
授業の進め方・方法:
前半:①近代建築史上重要な運動及びその事例の説明を受ける。②上記のデザイン原理や空間的特徴を図集や配布資料を用いて把握する。③さらに建築のスケッチ等を行い、理解を深める。
後半:未定
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 近代建築の発生
1-1.産業革命と建築、近代建築運動
産業革命が建築に及ぼした影響、近代建築創成期の運動や芸術様式がわかる。
2週 近代建築の発生
1-2.近代建築の開拓者
ウィーン、アメリカなどにおける近代建築の開拓者による新しい建築デザインと社会との関係がわかる。
3週 近代建築の発生
1-3.近代建築様式
近代建築の様式化において重要な役割を果たした事例を見て、技術と美の融合がわかる。
4週 近代建築の発展
2-1.第一次世界大戦後の近代建築、様々な芸術運動
国際建築様式の成立へ向けてバウハウスが果たした役割が説明できる。
5週 近代建築の発展
2-2.国際建築様式の成立
国際様式が世界へ広まるきっかけとなった出来事や、三大巨匠の建築理論が説明できる。
6週 日本の近代建築
3-1.建築の洋風化
明治維新後の日本における日本における建築の西洋化の過程がわかる。都市の近代化に貢献したコンドルとその弟子たちの作品の文化的価値がわかる。
7週 日本の近代建築
3-2.近代建築の広まり
日本における近代建築の広まり、和風と洋風の融合がわかる。
8週 近代建築史のまとめ
中間試験
前記の到達目標に記されている知識が身に付いており、近代建築のデザイン理論に関して自分の言葉で客観的に説明できる。
4thQ
9週 デザインとは何か デザインの意味と役割について理解する。
10週 デザインの歴史
(1)デザインの起源について
デザインの起源について理解する。
11週 デザインの歴史
(2)ビジュアルデザインについて
ビジュアル(グラフィック)デザインの歴史について理解する。
12週 デザインの歴史
(3)プロダクトデザインについて
プロダクト(製品・家具)デザインの歴史について理解する。
13週 デザインの歴史
(4)スペースデザインについて
スペースデザイン(建築・空間)の歴史について理解する。
14週 これからのデザイン
(1)映像デザインについて
映像デザインについて理解する。
15週 これからのデザイン
(2)Webデザインについて
Webデザインについて理解する。
16週 これからのデザイン
(3)インタラクティブデザインについて
インタラクティブデザインについて理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史現代社会における都市計画の課題の位置づけについて説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合500000050
基礎的能力0000000
専門的能力500000050
分野横断的能力0000000