到達目標
・製図用具を使用し、手書きにより線の描き分け、寸法・文字の記入方法、建築物の表現・投影方法について理解していること。
・2次元表現により、意志や思いを効果的に伝えることができること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
作図ができる。 | 作図方法や作図に必要な線種などを理解し、実際に高い精度で作図できる。 | 作図方法や作図に必要な線種などを理解し、作図できる。 | 作図方法や作図に必要な線種などを理解しておらず、作図ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
平面や立体を構成する要素をとりあげ、それぞれの考察並びに制作を通じて、表現が可能な造形表現技術の基礎を学ぶ。
授業の進め方・方法:
平面構成及び立体構成に関する課題を与え、課題への取り組みをとおして、それらを構成する情報の整理と分析を行い、第三者へ解りやすく伝達するために必要となる、造形に関する基礎的な知識・技術について習得する。
前半では図学の基本を理解し、図法を習得する。後半では建築設計プレゼンテーション技術の向上のために、3次元的な表現方法を習得する。本科目では、毎回演習課題を出題する。
予習:過去の設計製図の授業で学んだ作図方法などについて理解すること。
復習:授業で描いた作図方法について、理解を深め、かつ作図の精度を高めること。
注意点:
本科目では、2年間で習得した建築設計製図の理解をより深めるために、3次元空間を2次元平面上で表現するための技術をさらに向上させる。
このため、自学自習として復習に取り組むこと。また作図の精度を上げるために、製図用具を使いこなせるようになること。
参考書:『建築とデザインのための図形科学』(山田由紀子,培風館)
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
図の書き方:正投影法(点・直線) |
立体的な表現方法として正投影法により点や線を描ける。
|
2週 |
図の書き方:正投影法(平面・線の実長) |
立体的な表現方法として正投影法により平面を描ける。また線の実長を求めることができる。
|
3週 |
図の書き方:立体の投影(直柱体・直錐体) |
立体的な表現方法として直柱体や直錐体を描ける。
|
4週 |
図の書き方:立体の投影(斜柱体・多面体) |
立体的な表現方法として斜柱体や多面体を描ける。
|
5週 |
デザイン基礎:物体のノーテーション |
形と空間の構成を理解し、物体を表現できる。
|
6週 |
デザイン基礎:平行光源による陰影法(直柱体・直錐体) |
物体の形態を理解し、直柱体や直錐体の影を描ける。
|
7週 |
デザイン基礎:平行光源による陰影法(複雑な立体) |
物体の形態を理解し、複雑な立体の影を描ける。
|
8週 |
デザイン基礎:陰影法と投影図 |
物体の形態を理解し、複雑な立体について陰影を含めた投影図を描ける。
|
4thQ |
9週 |
|
|
10週 |
|
|
11週 |
|
|
12週 |
|
|
13週 |
|
|
14週 |
|
|
15週 |
|
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 設計・製図 | 建築の各種図面の意味を理解し、描けること。 | 3 | |
図面の種類別の各種図の配置を理解している。 | 3 | |
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。 | 3 | |
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。 | 3 | |
美術・デザイン | 建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。 | 3 | |
建築における形態(ものの形)について説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |