概要:
人間工学は人間の諸特性の理解にもとづいて生活や労働の安全性,快適性等を実現することを目指す学際的な分野です。授業では,人間の特性やその測定方法(人間工学の技法)を中心に,人間工学の生活面での応用例を学びます。
授業の進め方・方法:
人間の仕組みと特性,表示器の種類と特徴,人間工学の技法,色彩の人間工学への利用,ユニバーサルデザインなどを中心に学びます。この授業は,話し合いを行って意見を発表し合うなど学生参加型の要素が含まれます。主体的・能動的に学ぶ姿勢が必要です。人間工学の技法については特定のテーマを設けて演習を行い,実際に経験することで手法を理解します。
注意点:
本科目は,建築デザイン学科5年「感性工学」,さらにより専門性の高い専攻科1年「感性デザイン」へと繋がります。本科目の受講に際して日常生活においても人体の動作特性や環境に対する反応を十分に観察する姿勢が必要です。授業の進捗状況によって授業計画に変更が生じる場合があります。 復習を大切にし,教科書や講義ノート,配布資料を見直してポイントをまとめ,理解に努めましょう。また,授業中に示される参考書等を参照したり重要な語句を自分でも調べたりして知識を広げ,人間工学に対する理解を深めるように努力しましょう。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
学習目標と学習方法を理解できる。
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2週 |
人間工学の成り立ち 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認する |
人間工学の考え方、意味を確認できる。
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3週 |
人間工学の二つの源流 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認する |
人間工学の成立背景を確認できる。
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4週 |
人間の仕組みと特性(生理) 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認し,身近な実例を考察する |
人間の器官の種類と特徴について確認できる。
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5週 |
人間の仕組みと特性(生理) 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認し,身近な実例を考察する |
恒常性について確認できる。
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6週 |
人間の仕組みと特性(心理) 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認し,身近な実例を考察する |
受容器の基本特性について確認できる。
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7週 |
人間の仕組みと特性(心理) 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認し,身近な実例を考察する |
錯視の種類と建築デザインへの応用を説明できる。
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8週 |
人間の仕組みと特性(身体) 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認し,身近な実例を考察する |
作業域について確認できる。
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2ndQ |
9週 |
個人差への対応 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認し,身近な実例を考察する |
個人差への人間学的対応を確認できる。
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10週 |
中間まとめ 予習:配布プリントを確認する 復習:まとめ問題で解けなかった箇所を見返す |
前期前半の授業内容の理解度を確認できる。
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11週 |
視覚表示器(一部に「光環境」を含む) 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認し,身近な実例を考察する |
眼球の構造の基礎を確認できる。
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12週 |
視覚表示器(一部に「光環境」を含む) 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認し,身近な実例を考察する |
視覚の仕組みの基礎を確認できる。
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13週 |
視覚表示器(一部に「光環境」を含む) 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認し,身近な実例を考察する |
視覚表示器の特徴と種類を説明できる。
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14週 |
視覚表示器(一部に「光環境」を含む) 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認し,身近な実例を考察する |
視覚表示器の事例を挙げることができる。
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15週 |
前期まとめ 予習:配布プリントを確認する 復習:まとめ問題で解けなかった箇所を見返す |
前期の内容をふりかえることができる。
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16週 |
期末試験返却 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
人間工学の技法 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認し,身近な実例を考察する
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人間工学の技法の目的と種類を説明できる。
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2週 |
尺度水準 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認し,身近な実例を考察する |
尺度水準の違いを説明できる。
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3週 |
演習:疲労の測定 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認し,演習内容と重要ポイントをふり返る |
自覚症調べとフリッカー値を用いて疲労を評価することができる。
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4週 |
演習:調整法 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認し,演習内容と重要ポイントをふり返る |
心理物理学的測定法の一種である調整法を用いて錯視量の測定をすることができる。
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5週 |
演習:一対比較法 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認し,演習内容と重要ポイントをふり返る |
一対比較法を用いてカラーイメージを測定することができる。
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6週 |
人間工学の技法の実際 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認し,身近な実例を考察する |
代表的な人間工学の技法について,その手順を説明することができる。
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7週 |
色彩と人間工学(一部に「色彩環境」を含む) 予習:配布プリントを読む 復習:配布プリントを見直し,身近な実例を考察する |
色知覚の基礎を理解できる。
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8週 |
色彩と人間工学(一部に「色彩環境」を含む) 予習:配布プリントを読む 復習:配布プリントを見直し,身近な実例を考察する |
代表的な表色系を理解できる。
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4thQ |
9週 |
色彩と人間工学(一部に「色彩環境」を含む) 予習:配布プリントを読む 復習:配布プリントを見直し,身近な実例を考察する |
代表的な色彩心理について説明できる。
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10週 |
色彩と人間工学(一部に「色彩環境」を含む) 予習:配布プリントを読む 復習:配布プリントを見直し,身近な実例を考察する |
建築デザインにおける色彩の利用について確認できる。
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11週 |
ユニバーサルデザイン 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認し,身近な実例を考察する |
ユニバーサルデザインの基本概念を理解できる。
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12週 |
ユニバーサルデザイン 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認し,身近な実例を考察する |
ユニバーサルデザインの原則を理解できる。
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13週 |
ユニバーサルデザイン 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認し,身近な実例を考察する |
ユニバーサルデザインの事例について説明できる。
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14週 |
ユニバーサルデザイン 予習:教科書を読む 復習:配布プリントを確認し,身近な実例を考察する |
ユニバーサルデザインの事例について説明できる。
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15週 |
後期まとめ |
後期の内容をふりかえることができる。
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16週 |
期末試験返却 |
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