到達目標
TCP/IP技術の基礎知識を修得すること。
ルータ・スイッチ等のネットワーク機器の基本的な設定ができるようになること。
Linuxの基本的な設定ができるようになること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | TCP/IP技術の基礎知識を理解し説明できる。 | TCP/IP技術の基礎知識を理解できる。 | TCP/IP技術の基礎知識を理解できない。 |
評価項目2 | ルータ・スイッチ等のネットワーク機器の基本的な設定ができ説明できる。 | ルータ・スイッチ等のネットワーク機器の基本的な設定ができる。 | ルータ・スイッチ等のネットワーク機器の基本的な設定を理解できない。 |
評価項目3 | Linuxの基本的な設定ができ説明できる。 | Linuxの基本的な設定ができる。 | Linuxの基本的な設定を理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
ネットワーク技術及びそれらを用いたネットワーク構築技法の基礎を,Cisco Networking Academy Program等の教材を活用しながら実践的に学習・修得する。
授業の進め方・方法:
本科目は,コンピュータリテラシ,コンピュータシステム基礎,情報システム基礎実験などと関連する。e-learning教材等を用いた学習と,パソコンやネットワーク機器を用いた演習を行う。
注意点:
e-learning教材は随時利用可能であるので,授業時間外における自学自習を確実に行い,着実に理解するよう心掛けること。不明な点があれば進んで質問すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
概要説明,NetSpaceの初期設定,予備試験
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この授業の目的,学習内容,到達目標などを理解する。 NetSpace(e-learningシステム)の初期設定と使用方法を理解する。 予備試験により、現状の知識・理解の度合いを確認する。
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2週 |
ネットワークについて |
データネットワークのプラットフォームの概要を理解する。
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3週 |
ルータとスイッチの初期化およびリロード |
ルータおよびスイッチの初期化とリロードの操作を理解する。 ネットワークシミュレータ(PT:Packet Tracer)の基本的な操作を理解する。
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4週 |
ネットワークOSの設定 |
ネットワークOSの概要を理解する。
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5週 |
UTPケーブル製作と実機接続演習 |
UTPケーブルの作製と簡単な試験ができる。 作製したケーブル等を用いてネットワーク機器を接続できる。
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6週 |
ルータ操作演習 |
ルータの初期設定状態を理解し,ルータ間通信のための基礎的な設定ができる。
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7週 |
PT操作演習 |
PTを用いたネットワークシミュレーション方法を理解し,操作できる。
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8週 |
ネットワーク プロトコルと通信 |
ネットワークを機能させるための規格、およびネットワーク上での通信の仕組みについて理解する。
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2ndQ |
9週 |
ネットワークアクセス層 |
物理層の一般的な機能とローカル メディアを介したデータ送信を管理する規格とプロトコルについて理解する。 また,データ リンク層の機能およびそれに関連するプロトコルについて理解する。
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10週 |
IP アドレス |
IP アドレスの構造,IP ネットワークおよびサブネットワークの構築とテストを行う方法を理解する。
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11週 |
IP ネットワークのサブネット化 |
サブネット マスクを使用して IP ネットワークとサブネットワークのアドレスを作成し割り当てる方法について理解する。
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12週 |
サーバ構築演習 |
バーチャルマシンの作成方法,Linuxのインストール方法を理解し,実施する。
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13週 |
サーバ構築演習 |
Linuxによるサーバ構築のための基本的な設定を理解し,実施する。
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14週 |
総合演習
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演習課題に取り組み,ネットワークやサーバの構築技法についての理解を深める。
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15週 |
まとめ |
報告書等のまとめを行う。
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16週 |
予備日 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 情報通信ネットワーク | ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。 | 3 | 前8 |
インターネットの概念を説明できる。 | 3 | |
TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。 | 3 | |
主要なサーバの構築方法を説明できる。 | 3 | |
情報通信ネットワークを利用したアプリケーションの作成方法を説明できる。 | 3 | 前11 |
その他の学習内容 | 少なくとも一つのメールツールとWebブラウザを使って、メールの送受信とWebブラウジングを行うことができる。 | 2 | |
コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 | 2 | |
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。 | 2 | |
評価割合
| 演習A | 演習B | 報告書 | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 30 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 10 | 10 | 30 |
専門的能力 | 20 | 20 | 30 | 70 |