ネットワーキングⅡ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 ネットワーキングⅡ
科目番号 0098 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報システム工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 「Linuxサーバ構築標準教科書」LPI-Japan
担当教員 菅野 浩徳

到達目標

TCP/IP技術の基礎知識を修得すること。
Linuxによるインターネットサーバの構築ができるようになること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1TCP/IP技術の基礎知識を理解し説明できる。TCP/IP技術の基礎知識を理解できる。TCP/IP技術の基礎知識を理解できない。
評価項目2Linuxによるインターネットサーバの構築ができ説明できる。Linuxによるインターネットサーバの構築ができる。 Linuxによるインターネットサーバの構築ができない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE (A) 実践技術者としての高度でかつ幅広い基本的能力・素養

教育方法等

概要:
ネットワーク技術及びそれらを用いたネットワークサーバ構築技法の基礎を,「Linuxサーバ構築標準教科書」等の教材を活用しながら実践的に学習・修得する。
この科目は企業でネットワークの構築・運用・コンサルティングを担当していた教員が,その経験を活かし,演習形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
本科目は,コンピュータリテラシ,コンピュータシステム基礎,情報システム基礎実験,ネットワーキングⅠなどと関連する。本科目は,ネットワーキングⅠを履修した学生を対象とし,「Linuxサーバ構築標準教科書」等の教材を用いた学習とパソコンやネットワーク機器を用いた演習を行う。
注意点:
授業時間外における自学自習を確実に行い,着実に理解するよう心掛けること。不明な点があれば進んで質問すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 概要説明
事前学習
この授業の目的,学習内容,到達目標などを理解する。
演習の準備と事前学習を通じ、現状の知識・理解の度合いを確認する。
2週 サーバ構築演習 バーチャルマシンの作成方法,Linuxのインストール方法を理解し,実施する。
3週 サーバ構築演習 Linuxサーバ構築のための基本的な設定を理解し,実施する。
4週 サーバ構築演習 Linuxサーバ構築のための基本的な設定を理解し,実施する。
5週 サーバ構築演習 DNSサーバの構築技法を理解し,実施する。
6週 サーバ構築演習 DNSサーバの構築技法を理解し,実施する。
7週 サーバ構築演習 Webサーバの構築技法を理解し,実施する。
8週 サーバ構築演習 Webサーバの構築技法を理解し,実施する。
4thQ
9週 サーバ構築演習 メールサーバの構築技法を理解し,実施する。
10週 サーバ構築演習 メールサーバの構築技法を理解し,実施する。
11週 サーバ構築演習 ファイルサーバの構築技法を理解し,実施する。
12週 サーバ構築演習 セキュリティの強化技法を理解し,実施する。
13週 振り返り これまでの学習内容の理解を深め定着を図る。
14週 試験
15週 まとめ これまでのまとめ
16週 予備日

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野情報通信ネットワークプロトコルの概念を説明できる。3
プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。3
ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。3
インターネットの概念を説明できる。3
TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。3
主要なサーバの構築方法を説明できる。3
情報通信ネットワークを利用したアプリケーションの作成方法を説明できる。3
ネットワークを構成するコンポーネントの基本的な設定内容について説明できる。3
基本的なルーティング技術について説明できる。4後4,後7,後10,後13
基本的なフィルタリング技術について説明できる。4後4,後7,後10,後13
その他の学習内容少なくとも一つの具体的なコンピュータシステムについて、起動・終了やファイル操作など、基本的操作が行える。4
少なくとも一つのメールツールとWebブラウザを使って、メールの送受信とWebブラウジングを行うことができる。4
コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。3
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。4後4,後7,後10,後13
基本的なアクセス制御技術について説明できる。4後1,後3,後4,後7,後10,後13
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。3
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。3

評価割合

演習試験合計
総合評価割合6040100
基礎的能力201030
専門的能力403070