情報化社会における個人の役割や,技術のあり方について説明できる。また,情報化社会と技術者としてどのように関わっていくべきかを説明できる。
概要:
情報伝達の多様化と社会の変化,情報社会のもたらす影響と課題,情報社会を健全に維持・発展させていくための個人の役割や技術の役割等について学習する。
インターネットに代表される情報社会を,技術的な側面からだけでなく社会学的な観点からも考察・理解し,社会の発展に技術者としてどのように関わっていくべきかを考える能力を身に付ける。
授業の進め方・方法:
本科目は,コンピュータリテラシ,情報システム概論である。
本科目は,教員による講義と学生自身の調査等を含めた実習,更に実習の発表によって実施する。
注意点:
単なる講義ではなく,学生自身が自主的に考え,行動することに重点を置いた授業となるため,積極的に授業に参加すること。
また,授業前には関連する内容を自学するとともに,授業後には自分自身での調査や実習を積極的に進めることが求められる。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 社会における技術者の役割と責任を説明できる。 | 4 | 後14 |
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。 | 4 | 後3,後4 |
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。 | 4 | 後5,後8 |
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。 | 4 | 後14 |
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。 | 4 | 後14 |
情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 4 | 後1 |
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。 | 4 | 後3,後4 |
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。 | 4 | 後3,後4 |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している | 4 | 後6,後7 |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。 | 4 | 後6,後7 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | その他の学習内容 | コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 | 3 | |
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。 | 3 | 後6,後7 |
分野横断的能力 | 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 法令やルールを遵守した行動をとれる。 | 4 | 後3,後4 |
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。 | 4 | 後14 |