情報社会学

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 情報社会学
科目番号 0105 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報システム工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 髙橋 晶子

到達目標

情報化社会における個人の役割や,技術のあり方について説明できる。また,情報化社会と技術者としてどのように関わっていくべきかを説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
情報の価値や蓄積,発信について理解する時間の経過に基づき説明し,考察できる時間の経過に基づき説明できる説明が不十分
情報化社会におけるサービスや社会との関わりについて理解する発展的な内容も含めて説明できる現代の情報化社会に基づき説明できる説明が不十分

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報伝達の多様化と社会の変化,情報社会のもたらす影響と課題,情報社会を健全に維持・発展させていくための個人の役割や技術の役割等について学習する。
 インターネットに代表される情報社会を,技術的な側面からだけでなく社会学的な観点からも考察・理解し,社会の発展に技術者としてどのように関わっていくべきかを考える能力を身に付ける。
授業の進め方・方法:
本科目は,コンピュータリテラシ,情報システム概論である。
本科目は,教員による講義と学生自身の調査等を含めた実習,更に実習の発表によって実施する。
注意点:
単なる講義ではなく,学生自身が自主的に考え,行動することに重点を置いた授業となるため,積極的に授業に参加すること。
また,授業前には関連する内容を自学するとともに,授業後には自分自身での調査や実習を積極的に進めることが求められる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 情報の価値と情報の蓄積 情報とは何かを理解し,情報の蓄積方法を理解する。
2週 情報の価値と情報の蓄積 情報とは何かを理解し,情報の蓄積方法を理解する。
3週 情報に関する法と情報発信 個人情報保護法等の法律を理解し,法を踏まえた情報発信について理解する。
4週 情報に関する法と情報発信 個人情報保護法等の法律を理解し,法を踏まえた情報発信について理解する。
5週 インターネットの情報基盤 インターネットを支える技術と社会との関わりを理解する。
6週 情報化社会の陰 情報セキュリティや個人での対策について理解する。
7週 情報化社会の陰 情報セキュリティや個人での対策について理解する。
8週 社会と情報システム
身の回りの情報システムと実生活との関わりを理解する。
4thQ
9週 ビッグデータ
ビッグデータとその重要性について理解する。
10週 ビッグデータ
ビッグデータとその重要性について理解する。
11週 様々な情報サービス インターネット上で利用される様々な情報システム,サービスについて理解する。
12週 様々な情報サービス インターネット上で利用される様々な情報システム,サービスについて理解する。
13週 様々な情報サービス インターネット上で利用される様々な情報システム,サービスについて理解する。
14週 情報化社会と技術者としての関わり 利用者視点に加えて,技術者の側面から見た情報化社会とその技術について理解する。
15週 まとめ 本授業のまとめと今後の課題を理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史社会における技術者の役割と責任を説明できる。4後14
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。4後3,後4
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。4後5,後8
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。4後14
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。4後14
情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。4後1
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。4後3,後4
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。4後3,後4
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している4後6,後7
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。4後6,後7
専門的能力分野別の専門工学情報系分野その他の学習内容コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。3
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。3後6,後7
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性法令やルールを遵守した行動をとれる。4後3,後4
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。4後14

評価割合

レポート発表アクティビティ合計
総合評価割合501535000100
基礎的能力0000000
専門的能力2551000040
分野横断的能力25102500060