到達目標
【学習・教育目標】
(C)情報工学あるいは電子工学の分野で,人間性豊かなエンジニアとして活躍するための知識を獲得すること。
1.ディジタル画像に対して用いられる基礎的なアルゴリズムを理解する
2.C言語を用いてアルゴリズムを実装し,処理結果について論理的に説明できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
アルゴリズムの理解 | 基礎的なアルゴリズムの原理を理解し他の手法と比較しながらその特徴を説明できる | 基礎的なアルゴリズムの原理を理解できる | 基礎的なアルゴリズムの原理を理解できない |
アルゴリズムの実装 | 可読性のプログラムを実装するとともに論理的に処理結果について説明できる | アルゴリズムの原理を反映したプログラムを実装できる | アルゴリズムの原理を反映したプログラムが実装できない |
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学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 1 情報システムの中核となるソフトウェアの知識とスキルの体系的で確実な修得
学習・教育到達度目標 2 情報システムを支えるハードウェアやネットワーク等の基盤技術の修得
JABEE d 当該分野で必要な知識と応用能力
教育方法等
概要:
様々な分野で活用が進められている画像処理を題材として,ディジタル信号処理についての知識を習得する。
授業の進め方・方法:
講義形式でディジタル画像に対する処理の原理を1時間程度で解説した後,C言語を用いたプログラミング演習を行う。期末テストの実施と演習課題の提出をもって評価を行う。
注意点:
本科目は,プログラミング基礎,プログラミング,応用プログラミングI,IIと関連する。C言語の復習等は授業時間外に行っておくこと。また,単に画像に対する処理を確認するだけではなく,論理的にその出力結果が理解でき,説明ができる必要がある。数式の導出方法を理解するのではなく,数式が表す物理的な意味を理解するよう心がけて受講すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
イントロダクション |
画像処理の概要を理解する
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2週 |
画像の取り扱い |
画像ファイルをプログラムで扱える
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3週 |
階調補正 |
階調補正ができる
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4週 |
2値化処理 |
2値化処理ができる
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5週 |
空間フィルタリング |
空間フィルタリングができる
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6週 |
周波数フィルタリング I |
任意の波形は三角関数の合成であることを理解できる
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7週 |
周波数フィルタリング II |
FFTの原理が理解できる
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8週 |
周波数フィルタリング III |
周波数フィルタリングができる
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4thQ |
9週 |
画像の符号化処理 2値画像処理 |
画像の圧縮符号化ができる 2値画像処理ができる
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10週 |
電子透かし 立体・3次元環境認識 |
電子透かしのアルゴリズムを理解する 立体・3次元環境認識のアルゴリズムを理解する
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11週 |
動画処理 |
動画処理のアルゴリズムを理解する
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12週 |
文字・図形の認識 |
文字・図形認識のアルゴリズムを理解する
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13週 |
画像の認識 |
画像認識のアルゴリズムを理解する
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14週 |
カラー画像処理 |
カラー画像処理ができる
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験返却 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 期末試験 | 演習課題 | | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 100 |
専門的能力 | 70 | 30 | 0 | 100 |
| 0 | 0 | 0 | 0 |