概要:
課題実習を中心とした授業とする。課題としては,PHPとSQLを用いたWebアプリケーションを取り上げる。まず,PHPを用いたWebアプリケーション制作の基本技術を習得し,その後,自由課題として独自のWebアプリケーションを制作する。本科目は,「応用プログラミングⅠ」に引き続き,実用的なアプリケーションソフトウェアを設計・実装できる力を養う。
授業の進め方・方法:
・授業は教科書を自学しながら段階的に技術を習得する形式で進める。進度に合わせて,応用課題を課す。応用課題を完成し、確認を受けたら次の単元に進む。(完全習得学習)
・教科書の学習を完了した学生は、自由課題として、自由にWebアプリケーションを構想し、設計・制作する。
注意点:
・授業時間内だけでは時間が不足するため,放課後や家庭でも学習を進める必要がある。
※本科目は45時間の学修が必要である。授業は22時間あるので,残り23時間は自学で学修する。
・自由課題の設計においては,「ソフトウェア工学」および「ソフトウェア分析設計」で学習したソフトウェア設計・開発プロセスを実践する。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス、Webアプリケーションの仕組み、実習環境の構築、【課題1】HTML復習 |
Webアプリケーションの仕組みを説明できる。実習用開発環境を構築し、テストプログラム作成・実行できる。静的Webページを作成できる。
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2週 |
PHPの基本1:データの取得と表示、制御 |
PHPの基本文法を習得し、フォームに入力したデータに応じたページを出力できる。
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3週 |
【課題2】BMI計算ページ |
フォームを用いて入力内容により表示が変わるページを作成できる。
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4週 |
PHPの基本2:さまざまな処理、外部ファイルの扱い |
ファイル入出力を用いるプログラムを作成できる。
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5週 |
【課題3】1行メモページ |
ファイル入出力を用いた「1行メモページ」を作成できる。
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6週 |
データベースの基本:phpMyAdminの使い方 |
phpMyAdminを使ってデータベースを操作できる。
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7週 |
実用的なプログラムの制作1 |
データベースを利用した、商品管理システムを作成できる。
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8週 |
【課題4】商品管理システムの拡張 |
商品管理システムにメーカ管理機能を追加できる。
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4thQ |
9週 |
実用的なプログラムの制作2 |
ひとこと掲示板を作成できる。(途中まで)
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10週 |
【課題5】Twitter風ひとこと掲示板 |
ひとこと掲示板を作成できる。
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11週 |
自由課題ー設計1 |
自分で制作したいWebアプリケーションを企画・設計できる。(途中まで)
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12週 |
自由課題ー設計2 |
自分で制作したいWebアプリケーションを企画・設計できる。
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13週 |
自由課題ー実装1 |
設計に従い、Webアプリケーションを制作できる。(途中まで)
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14週 |
自由課題ー実装2 |
設計に従い、Webアプリケーションを制作できる。(途中まで)
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15週 |
自由課題ー実装3 |
設計に従い、Webアプリケーションを制作できる。(途中まで)
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16週 |
作品発表会、報告書提出 |
自分で制作したWebアプリケーションについて発表(説明)できる。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。 | 4 | 後1 |
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 4 | 後1,後7,後8 |
変数の概念を説明できる。 | 4 | 後1 |
データ型の概念を説明できる。 | 4 | 後1 |
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。 | 4 | 後1 |
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。 | 4 | 後1 |
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 4 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8 |
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 4 | |
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。 | 4 | 後1,後2,後4,後5,後6,後7,後8 |
主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。 | 4 | 後1 |
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。 | 4 | 後1 |
プログラミング言語は計算モデルによって分類されることを説明できる。 | 4 | |
主要な計算モデルを説明できる。 | 4 | |
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。 | 4 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8 |
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。 | 4 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8 |
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。 | 4 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8 |
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。 | 4 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8 |
その他の学習内容 | 少なくとも一つの具体的なオフィススイート等を使って、文書作成や図表作成ができ、報告書やプレゼンテーション資料を作成できる。 | 3 | 後15,後16 |
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。 | 3 | 後5,後6 |
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。 | 3 | 後5,後6 |
分野別の工学実験・実習能力 | 情報系分野【実験・実習能力】 | 情報系【実験・実習】 | 与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。 | 4 | 後2,後3,後4 |
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 4 | |
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。 | 4 | |
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。 | 4 | 後10,後11 |
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。 | 4 | 後4 |
標準的な開発ツールを用いてプログラミングするための開発環境構築ができる。 | 4 | 後1 |
要求仕様にあったソフトウェア(アプリケーション)を構築するために必要なツールや開発環境を構築することができる。 | 4 | 後1 |
要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。 | 4 | 後2,後3,後4,後6,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |