ディジタルシステムB

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 ディジタルシステムB
科目番号 0278 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 早川 吉弘,張 暁勇

到達目標

1.ディジタル画像に対して用いられる基礎的なアルゴリズムを理解する
2.C言語を用いてアルゴリズムを実装し,処理結果について論理的に説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
アルゴリズムの理解基礎的なアルゴリズムの原理を理解し他の手法と比較しながらその特徴を説明できる基礎的なアルゴリズムの原理を理解できる基礎的なアルゴリズムの原理を理解できない
アルゴリズムの実装可読性のプログラムを実装するとともに論理的に処理結果について説明できるアルゴリズムの原理を反映したプログラムを実装できるアルゴリズムの原理を反映したプログラムが実装できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
様々な分野で活用が進められている画像処理を題材として,ディジタル信号処理についての知識を習得する。
授業の進め方・方法:
講義形式でディジタル画像に対する処理の原理を1時間程度で解説した後,C言語を用いたプログラミング演習を行う。期末テストの実施と演習課題の提出をもって評価を行う。
注意点:
本科目は,プログラミング基礎,プログラミング,応用プログラミングI,IIと関連する。C言語の復習等は授業時間外に行っておくこと。また,単に画像に対する処理を確認するだけではなく,論理的にその出力結果が理解でき,説明ができる必要がある。数式の導出方法を理解するのではなく,数式が表す物理的な意味を理解するよう心がけて受講すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 イントロダクション 画像処理の概要を理解する
2週 画像の取り扱い 画像ファイルをプログラムで扱える
3週 階調補正 階調補正ができる
4週 2値化処理 2値化処理ができる
5週 空間フィルタリング 空間フィルタリングができる
6週 周波数フィルタリング I 任意の波形は三角関数の合成であることを理解できる
7週 周波数フィルタリング II FFTの原理が理解できる
8週 周波数フィルタリング III 周波数フィルタリングができる
4thQ
9週 画像の符号化処理
2値画像処理
画像の圧縮符号化ができる
2値画像処理ができる
10週 電子透かし
立体・3次元環境認識
電子透かしのアルゴリズムを理解する
立体・3次元環境認識のアルゴリズムを理解する
11週 動画処理 動画処理のアルゴリズムを理解する
12週 文字・図形の認識 文字・図形認識のアルゴリズムを理解する
13週 画像の認識 画像認識のアルゴリズムを理解する
14週 カラー画像処理 カラー画像処理ができる
15週 期末試験
16週 試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

期末試験演習課題合計合計
総合評価割合7030100200
専門的能力7030100200
0000