生産管理工学

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 生産管理工学
科目番号 0043 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 知能エレクトロニクス工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「経営科学の知識」小宮政好・守谷栄一(日本理工出版会) 「品質管理入門テキスト」奥村士郎(日本規格協会)
担当教員 村田 稔

到達目標

1.企業活動の本質を資本・資産など予算管理の視点から理解し、説明できる。
2.企業活動における最適条件を決定する手法として線形計画や日程計画を理解し、説明できる。
3.在庫管理と需要予測の概念と基本的な手法を理解し、説明できる。     
4.基本的な品質管理の手法(QC七つ道具、等)を理解し、活用できる。 
5.企業活動に必須であるマネジメントシステムや生産革新の基礎概念を理解し、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1到達目標に十分達成していると評価できる到達目標に達成しつつあるが、さらなる努力が必要である到達目標に達成していると評価できない
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
社会で常識として考えられている工業経営,生産管理のための経営科学,信頼性技術の基礎項目を取り上げ,学生たちが社会で働き始めた時に柔軟に対応できるようになることを目的とする。
社会における生産活動の意義を理解し、活躍する為の考え方と基礎知識を習得することです。
授業の進め方・方法:
講義と演習で学習する。教科書は,演習中心に構成されているので,充分な演習をすることにより理解できる。特に,企業人として必須なものとしての品質管理は重点的に講義する。また,マネジメントツールを学習することにより,企業における生産管理の重要性を理解できる。
注意点:
生産管理工学は,机上の学問ではなく,生産活動を理解した上で身につくものであり,講師作成資料等を活用し,実際の企業の実態の姿も理解してもらう。
授業では,考え方を理解することに主眼をおき、教科書の演習問題を幅広く自習してもらう。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 工業経営と生産管理 原価要素・、減価償却、経営分析と経営比較、等を理解し、企業活動の本質を予算管理の視点から理解し説明できる。
2週 工業経営と生産管理 同上
3週 リニア・プログラミング 企業活動で重要な種々の制約条件下における基礎的な線形計画問題を解くことができる。
4週 リニア・プログラミング 同上
5週 在庫管理及び需要予測 企業活動に重要な原材料、部品及び製品の在庫管理の考え方、手法ならびに市場の需要予測の重要性と手法を理解し、社会でも活用することができる。
6週 在庫管理及び需要予測 同上
7週 日程計画とその管理 日程計画(PERT)の基礎概念を理解し、PERTネットワークを作成したり、クリティカルパスを求めることができる。
8週 日程計画とその管理 同上
4thQ
9週 品質管理 の基本と考え方 品質管理を理解できる。
10週 品質管理
 (QC七つ道具、等)
品質管理の考え方手法(QC七つ道具、等)を理解し、企業活動における改善の重要性を認識し、説明できる。また、基本的な品質管理の手法を活用できる。
11週 品質管理
 (QC七つ道具、等)
同上
12週 品質管理
(工程管理、改善、等)
同上
13週 品質管理
(工程管理、改善、等)
同上
14週 品質管理
 品質第一の考え
同上
15週 マネジメントツール
 ISO9001/14001
ISOマネジメントシステム(ISO9001・ISO14001)の基礎概念を理解し、企業へ就職後の社内教育に自信を持って対応できる。
16週 マネジメントツール
 生産革新
生産革新の内容及び考え方を理解し、説明できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80002000100
基礎的能力0000000
専門的能力80002000100
分野横断的能力0000000