応用電子回路

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 応用電子回路
科目番号 0086 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 知能エレクトロニクス工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「アナログ電子回路」大類重範(日本理工出版社)
担当教員 佐久間 実緒

到達目標

・電力増幅回路の動作原理、電源効率や歪などの特性を理解する。
・高周波増幅器の特性、発振回路の動作原理を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 電力増幅回路と高周波回路の基礎について理解する。電力増幅回路については、A級増幅器、B級増幅器(相補対象SEPP回路)、C級増幅器、D級増幅器、電源効率、歪について学ぶ。高周波回路については、高周波増幅器、高周波スイッチ、フィルタ、発振回路について学ぶ。
授業の進め方・方法:
 本科目は、電子回路基礎、電気回路、電子回路A、電子回路B、回路工学と関連する。学習するにあたり、トランジスタの諸特性、共振回路の動作原理については必要な知識であるため、十分復習しておくこと。自主学習としては、復習をしっかり行うこと。特に授業中に行った演習課題は、解き方を暗記するのではなく、動作原理などを十分に理解して解くようにすること。
注意点:
参考書等:「電子回路」桜庭一郎、熊耳忠(森北出版株式会社)、「基礎電子回路演習」雨宮好文(オーム社)
参考用プリントを適宜配布する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
電力増幅回路の基礎
電力増幅回路の動作原理などの基礎的事項について理解する.
2週 A級電力増幅回路 ・A級電力増幅回路の動作原理について理解する.
・A級電力増幅回路の基礎的な問題が解ける。
3週 B級電力増幅回路 ・B級電力増幅回路の動作原理を理解する.
・B級電力増幅回路の基礎的な問題が解ける.
4週 相補対象SEPP回路 ・相補対称SEPP回路の動作原理を理解する.
・相補対称SEPP回路の基礎的な問題が解ける.
5週 相補対称SEPP回路 ・相補対称SEPP回路の動作原理を理解する.
・相補対称SEPP回路の基礎的な問題が解ける.
6週 C級電力増幅回路,D級電力増幅回路 ・C級電力増幅回路とD級電力増幅回路の動作原理を理解する.
・C級電力増幅回路とD級電力増幅回路の基礎的な問題が解ける.
7週 C級電力増幅回路,D級電力増幅回路
中間試験
・C級電力増幅回路とD級電力増幅回路の動作原理を理解する.
・C級電力増幅回路とD級電力増幅回路の基礎的な問題が解ける.
8週 試験返却と解説
高周波回路の基礎
・高周波回路の動作原理について理解する.
2ndQ
9週 高周波回路の基礎 ・高周波回路の動作原理について理解する.
10週 高周波スイッチについて ・高周波回路におけるスイッチの動作原理について理解する.
11週 フィルタについて ・高周波回路におけるフィルタの役割について理解する.
12週 発振回路の基礎 ・発振回路の動作原理について理解する.
13週 LC発振回路 ・LC発振回路の動作原理について理解する.
・ループゲイン法により,発振条件を求めることができる.
14週 CR発振回路 ・CR発振回路の動作原理について理解する.
・ループゲイン法により,発振条件を求めることができる.
15週 前期期末試験
16週 試験返却と解説
水晶発振回路
・水晶発振回路の動作原理について理解する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合8020100
基礎的能力401050
専門的能力401050