超高周波工学

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 超高周波工学
科目番号 0271 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 知能エレクトロニクス工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 この講義については,教科書は用いない。ノート講義とする。
担当教員 馬場 一隆

到達目標

・伝送線路理論に基づいて,同軸線路内部の電圧・電流の振舞いについて説明できる。
・電磁気学的な手法に基づいて,導波管内部の電磁波の振舞いについて説明できる。
・マイクロ波回路素子等の構造や原理について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1伝送線路理論に基づいて,同軸線路内部の電圧・電流の振舞いについて説明できる。伝送線路理論について理解している。伝送線路理論について理解できない。
評価項目2電磁気学的な手法に基づいて,導波管内部の電磁波の振舞いについて説明できる。電磁気学的な手法に基づいて,導波管内部の電磁波の振舞いを理解できる。電磁気学的な手法に基づいて,導波管内部の電磁波の振舞いを理解できない。
評価項目3マイクロ波回路素子等の構造や原理について説明できる。マイクロ波回路素子等の構造や原理を理解できる。マイクロ波回路素子等の構造や原理を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
同軸線路、導波管、マイクロストリップ線路等の伝送線路について、その構造や性質について学習する。また、マイクロ波用のアンテナや結合器、非可逆回路等のマイクロ波回路素子の構造や原理について学習する。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式で授業を進める。授業の要所要所で課題等を課す。
注意点:
本科目は,電磁気学基礎,電磁気学A・B,電気回路,回路工学等と関連する。
今までに学んだ電磁気学や電気回路に関する授業の基本的な事項は,一通り理解している事が望ましい。授業は,基本的に板書によるノート講義とする。例題やレポートの演習問題について,解法を復習して理解を深めることが重要である。
自学自習として,授業中に示す例題とその解法について復習するとともに,小テスト等で誤った解答をした部分については,配布した解答例を参考に再度問題を解いて十分に理解すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 伝送線路理論1 同軸線路内部の電圧・電流の振舞いについて説明でき,線路の諸定数や電圧・電流分布,反射係数等について計算できる。
2週 伝送線路理論2 同軸線路内部の電圧・電流の振舞いについて説明でき,線路の諸定数や電圧・電流分布,反射係数等について計算できる。
3週 伝送線路理論3 同軸線路内部の電圧・電流の振舞いについて説明でき,線路の諸定数や電圧・電流分布,反射係数等について計算できる。
4週 伝送線路理論4 同軸線路内部の電圧・電流の振舞いについて説明でき,線路の諸定数や電圧・電流分布,反射係数等について計算できる。
5週 伝送線路理論5 同軸線路内部の電圧・電流の振舞いについて説明でき,線路の諸定数や電圧・電流分布,反射係数等について計算できる。
6週 伝送線路理論6 同軸線路内部の電圧・電流の振舞いについて説明でき,線路の諸定数や電圧・電流分布,反射係数等について計算できる。
7週 導波管1 導波管内部の電磁波の振舞いについて説明できる。
8週 導波管2 導波管内部の電磁波の振舞いについて説明できる。
4thQ
9週 導波管3 導波管内部の電磁波の振舞いについて説明できる。
10週 導波管4 導波管内部の電磁波の振舞いについて説明できる。
11週 マイクロ波回路素子1 結合器、非可逆回路等のマイクロ波回路素子の構造や原理について説明できる。
12週 マイクロ波回路素子2 結合器、非可逆回路等のマイクロ波回路素子の構造や原理について説明できる。
13週 マイクロ波回路素子3 結合器、非可逆回路等のマイクロ波回路素子の構造や原理について説明できる。
14週 マイクロ波回路素子4 結合器、非可逆回路等のマイクロ波回路素子の構造や原理について説明できる。
15週 期末試験
16週 答案返却と解答の解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験小テスト合計
総合評価割合8020100
専門的能力8020100