知能エレクトロニクス演習

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 知能エレクトロニクス演習
科目番号 0304 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 知能エレクトロニクス工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 各時間問題及び解説を配布
担当教員 川崎 浩司,關 成之

到達目標

・方程式/不等式,各種関数,ベクトルと行列,微分積分に関する基本問題を解くことができる。
・直流/交流回路網に関して,各種定理や法則を用いて基本問題を解くことができる。
・静電界,導体と誘電体,静電容量,電流と磁界に関する基本問題を解くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安
評価割合での総合評価下記評価割合でが総合評価が80点以上のもの下記評価割合でが総合評価が80点未満から70点以上のもの下記評価割合でが総合評価が70点未満から60点以上のもの下記評価割合でが総合評価が60点未満のもの

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 第3学年までに学んできた基礎科目の理解を深め,大学の編入学試験,および,就職試験を容易に対応できるようにするために,数学,電気回路,および,電磁気学の演習を通した総合的な学習を行う。
授業の進め方・方法:
 これまでに学習した数学各科目,電子回路,電磁気学と密接な関連があり,高学年で学ぶ専門科目の基礎的部分の復習となる。
 授業では,演習課題を配布し,各自解答する形式で進める。そのために,各演習課題に対する低学年で用いた教科書・参考書を持参することが望ましい。
 演習課題は,次回の授業の最初に回収するので,授業内に終えることができなかった場合は,残った問題は各自提出までには終えておくこと。回収した問題は返却しないので,必要であれば写しを取っておくこと。演習問題の解答例は,解答用紙の回収後配布する。
注意点:
第3学年までの授業で用いた,各演習時間の内容に対応する教科書・参考書を持参すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 数学1(方程式と不等式) 各章に対して,基本問題から大学編入学試験相当の演習問題を行う。
基礎問題については,容易に解くことができ,応用問題については,テスト時までには解くことができる学力をつけること。
2週 数学2(各種関数) 各章に対して,基本問題から大学編入学試験相当の演習問題を行う。
基礎問題については,容易に解くことができ,応用問題については,テスト時までには解くことができる学力をつけること。
3週 数学3(ベクトルと行列) 各章に対して,基本問題から大学編入学試験相当の演習問題を行う。
基礎問題については,容易に解くことができ,応用問題については,テスト時までには解くことができる学力をつけること。
4週 数学4(微分積分) 各章に対して,基本問題から大学編入学試験相当の演習問題を行う。
基礎問題については,容易に解くことができ,応用問題については,テスト時までには解くことができる学力をつけること。
5週 小テスト1(数学) 小テスト1の実施
6週 小テスト1の返却
電気回路1(直流基礎)
小テスト1の答案返却と解説
各章に対して,基本問題から大学編入学試験相当の演習問題を行う。
基礎問題については,容易に解くことができ,応用問題については,テスト時までには解くことができる学力をつけること。
7週 電気回路2(各種定理) 各章に対して,基本問題から大学編入学試験相当の演習問題を行う。
基礎問題については,容易に解くことができ,応用問題については,テスト時までには解くことができる学力をつけること。
8週 電気回路3(交流基礎) 各章に対して,基本問題から大学編入学試験相当の演習問題を行う。
基礎問題については,容易に解くことができ,応用問題については,テスト時までには解くことができる学力をつけること。
4thQ
9週 電気回路4(電力) 各章に対して,基本問題から大学編入学試験相当の演習問題を行う。
基礎問題については,容易に解くことができ,応用問題については,テスト時までには解くことができる学力をつけること。
10週 小テスト2(電気回路) 小テスト2の実施
11週 小テスト2の返却
電磁気学1(静電気・電界と電位)
小テスト2の答案返却と解説
各章に対して,基本問題から大学編入学試験相当の演習問題を行う。
基礎問題については,容易に解くことができ,応用問題については,テスト時までには解くことができる学力をつけること。
12週 電磁気学2(コンデンサと静電容量) 各章に対して,基本問題から大学編入学試験相当の演習問題を行う。
基礎問題については,容易に解くことができ,応用問題については,テスト時までには解くことができる学力をつけること。
13週 電磁気学3(電流が作る磁界) 各章に対して,基本問題から大学編入学試験相当の演習問題を行う。
基礎問題については,容易に解くことができ,応用問題については,テスト時までには解くことができる学力をつけること。
14週 電磁気学4(電磁力) 各章に対して,基本問題から大学編入学試験相当の演習問題を行う。
基礎問題については,容易に解くことができ,応用問題については,テスト時までには解くことができる学力をつけること。
15週 小テスト3(電磁気学) 小テスト3の実施
16週 小テスト3の返却 小テスト3の答案返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。4
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。4
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。4
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。4
重ねの理を説明し、直流回路の計算に用いることができる。4
ブリッジ回路を計算し、平衡条件を求められる。4
電力量と電力を説明し、これらを計算できる。4
正弦波交流の特徴を説明し、周波数や位相などを計算できる。4
平均値と実効値を説明し、これらを計算できる。4
正弦波交流のフェーザ表示を説明できる。4
R、L、C素子における正弦波電圧と電流の関係を説明できる。4
瞬時値を用いて、簡単な交流回路の計算ができる。4
フェーザを用いて、簡単な交流回路の計算ができる。4
インピーダンスとアドミタンスを説明し、これらを計算できる。4
正弦波交流の複素表示を説明し、これを交流回路の計算に用いることができる。4
キルヒホッフの法則を用いて、交流回路の計算ができる。4
合成インピーダンスや分圧・分流の考え方を用いて、交流回路の計算ができる。4
網目電流法や節点電位法を用いて交流回路の計算ができる。4
重ねの理やテブナンの定理等を説明し、これらを交流回路の計算に用いることができる。4
電磁気電荷及びクーロンの法則を説明でき、点電荷に働く力等を計算できる。4
電界、電位、電気力線、電束を説明でき、これらを用いた計算ができる。4
ガウスの法則を説明でき、電界の計算に用いることができる。4
導体の性質を説明でき、導体表面の電荷密度や電界などを計算できる。4
誘電体と分極及び電束密度を説明できる。4
静電容量を説明でき、平行平板コンデンサ等の静電容量を計算できる。4
コンデンサの直列接続、並列接続を説明し、その合成静電容量を計算できる。4
静電エネルギーを説明できる。4
電流が作る磁界をビオ・サバールの法則およびアンペールの法則を用いて説明でき、簡単な磁界の計算に用いることができる。4
電流に作用する力やローレンツ力を説明できる。4
磁性体と磁化及び磁束密度を説明できる。4

評価割合

小テスト課題その他合計
総合評価割合66340100
基礎的能力3317050
専門的能力3317050
分野横断的能力0000