到達目標
施設計画の基本的な内容を理解し、多様な計画事例、計画手法の習得する。また地域ニーズの把握、計画内容への反映の実践例を把握し、具体的な手法への適用なども理解し、習得する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
施設計画の計画及び手法の習得 | 高度かつ実践的な施設計画の計画及び手法の習得ができる。 | 実践的な施設計画の計画及び手法の習得ができる。 | 実践的な施設計画の計画及び手法の習得があまりできていない。 |
施設計画の実現及び運用計画の習得 | 高度かつ実践的な施設計画の実現及び運用計画の習得ができる。 | 高度な施設計画の実現及び運用計画の習得ができる。 | 高度な施設計画の実現及び運用計画の習得があまりできていない。 |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
JABEE D1 専門分野に関する工業技術を理解し、応用する能力
教育方法等
概要:
本授業では、縮退化社会における良質な社会ストックとしての施設の実現手法と、企画立案に関する調査手法、事業企画、事業方式、運営方式、長期修繕計画の策定など、関連の諸制度の理解とともに、これらの内容を説明でき、かつ自らの計画手法に取り入れらるようにする。
授業の進め方・方法:
本授業は、まず近年国内外の先駆的な公共施設の事例を通して、企画・計画・設計・運営の4つのフェーズの基礎・応用を身につける。次に、発注における事業フレーム、市民参加の設計プロセス、指定管理者制度、地域活性化、施設利用評価、長期修繕計画、災害対策、などの縮退化時代における公の施設に求められる考え方と実践手法を習得することを目指す。
事前学習(予習):毎回の授業前までに、授業で行う内容と意義を考えて整理しておくこと。
事後学習(復習):毎回の授業後に、授業で学んだことを振り返り、今後へ活かす方法を考えること。
注意点:
身の回りに目にする施設計画の実例を注意深く観察し、フィジカルな計画と実際の利用との相互関係を日常的に捉えるように努力する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス(授業の全体像) |
施設計画の意義と授業の全体像を理解する。
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2週 |
公共施設マネジメントの実践手法 |
公共施設マネジメントの全体像の理解と具体的なマネジメント手法の目的と方法を理解する。
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3週 |
環境に配慮した施設計画の実践と展開 |
環境型近年の実例を把握し、目的と地域条件と具体的な手法について理解する。
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4週 |
プロポーザル、デザインビルド、PFIなどの施設計画調達手法と課題 |
国内外の発注制度及び手法の目的、具体的な手法、課題、実際の発注プロセスにおける検討項目などを理解する。
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5週 |
フィールドワークとグループディスカッション |
想定される地域におけるフィールドワークを行い、実際の敷地検討に関するグループディスカッションを行う。
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6週 |
プレゼンテーション01 |
課題と既存のマネジメント手法と発注方法の特徴や適切さを整理し、わかりやすいプレンゼーションができる。
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7週 |
既存実例とプログラムの検討01 |
既存実例と想定される地域及び敷地との適合性、法的な前提条件の整理、必要なプログラムの検討ができる。
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8週 |
既存実例とプログラムの検討02 |
既存実例の面積分析と機能空間の配置のスタディを行うことができる。
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4thQ |
9週 |
利用圏域と想定と圏域内施設スタディ |
地域内の施設状況の整理と実態的な利用圏域から課題地域における仮想の利用圏域の想定を行うことができる。
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10週 |
プログラム立案のプレゼンテーション |
整理した事例と検討項目から具体的なプログラムの立案を行うことができる。論理的なプレゼンテーション方法を習得する。
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11週 |
プログラムの具体化と運営内容のスタディ |
検討したプログラムを具体化し、諸室表を作成する。作成した機能ダイヤグラムから必要な運営規模・組織・内容を提示することができる。
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12週 |
利用状況の想定と類似施設の運営コストのリサーチ |
検討するプログラム案から実際の利用状況を想定し、各想定レベルに応じた既存事例の運営コストを収集・分析を行う。
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13週 |
運営コストの検討と施設の長寿命化 |
収集した運営コストと検討プラグラム案から実際の運営コストを算出する。また施設の将来計画の種類を習得し、具体的な施設の建て替え寿命の課題を整理することができる。
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14週 |
長期修繕計画の検討と地域的課題の立案 |
想定される将来像から、各機能及び設備の耐用年数を想定し長期修繕計画を策定する。地区計画的な観点からもシミュレーションを行う。
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15週 |
最終プレゼンテーション |
検討したプロセス及び最終的な機能と運営の考え方を整理し。プレゼンテーションを作成することができる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 計画・歴史 | 地区計画制度について説明できる。 | 4 | |
建築協定・緑化協定などの住民参加・協働のまちづくりの体制について説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 50 | 0 | 0 | 0 | 50 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 50 | 0 | 0 | 0 | 50 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |