応用電子計測

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 応用電子計測
科目番号 0023 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システムデザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 なし
担当教員 古瀬 則夫,佐藤 拓

到達目標

計測システムと各種センサデバイスの動作原理、及び計測におけるデータ処理・解析方法を理解し、状況に応じた計測システムを選定し、構築できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
センサエネルギーは互いに変換できることをセンサの具体例を挙げて説明できる.センサおよびエネルギー変換について理論的に説明できる.センサを知らない.
計測器測定対象に対して適切な測定方法・測定器を選定することができ,その基本原理を説明できる.測定対象に応じて適切な測定方法・計測器を選定することができる.計測器を知らない.

学科の到達目標項目との関係

JABEE D1 専門分野に関する工業技術を理解し、応用する能力

教育方法等

概要:
計測は自然科学のみならず、すべての科学分野の底辺を支える基本科学である。本科では工学分野への適用に焦点を絞り、計測システム、各種センサ、データ処理方法等について学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義で取り上げる下記キーワードの計測機器を参考にして,予習として自らが注目した計測機器についてその用途や動作原理などをより深く調査して発表資料を作成する。授業ではアクティブラーニング方式で報告資料と発表で議論する。
講義中の質疑応答を踏まえて復習し、次回に調査する計測機器や解決課題を自らで設定して次回の発表資料を作成する。

キーワード:オシロスコープ,XRD(X-ray diffraction),MRI,SEM-EDS,DSC,CTスキャン,電力計,温度計,距離センサ,放射線測定器など
注意点:
計測工学は、機械工学、金属工学、化学工学、情報工学等、広い分野にまたがっているので、個々の理論を相互に比較しながら学習することが望ましい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス ガイダンス,講義(オシロスコープ)
2週 講義,発表,調査 温度計,分光計など
3週 講義,発表,調査 各種センサ
4週 講義,発表,調査 XRD(X-ray diffraction)
5週 講義,発表,調査 SEM
6週 講義,発表,調査 DSC
7週 講義,発表,調査 エコー,CTスキャン,MRI
8週 講義,発表 専攻研究で用いている装置の用途と原理の調査,最終発表
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理動摩擦力がする仕事は、一般に熱となることを説明できる。5
エネルギーには多くの形態があり互いに変換できることを具体例を挙げて説明できる。5
不可逆変化について理解し、具体例を挙げることができる。5
波動波の振幅、波長、周期、振動数、速さについて説明できる。5
波の重ね合わせの原理について説明できる。5

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合05050000100
基礎的能力0252500050
専門的能力0252500050
分野横断的能力0000000