シミュレーション工学

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 シミュレーション工学
科目番号 0035 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システムデザイン工学専攻 対象学年 専2
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材
担当教員 北川 明生,山野内 敬

到達目標

物理現象・化学現象のモデル化の原理およびその解法について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
種々の工業装置内で起こる物理・化学現象を数学モデル化するために必要な手法について解説する。
授業の進め方・方法:
オムニバス方式で、第1~8回を北川が,第9~15回を山野内がそれぞれ担当する。
注意点:
代数学、微分積分学の知識、および基本的なプログラミング技術の習得を前提とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シミュレーション工学の概要 シミュレーション技術の意義について理解する。
2週 保存則、速度論によるモデル化(1) 反応速度論、移動現象論について理解する。
3週 保存則、速度論によるモデル化(2) 反応拡散方程式の構造について理解する。
4週 保存則、速度論によるモデル化(3) 有限差分近似とその解法について理解する。
5週 保存則、速度論によるモデル化(4) 多成分問題、非線形問題の解法について理解する。
6週 セルオートマトンモデル(1) 基本的なセルオートマトンであるライフゲームについて理解する。
7週 セルオートマトンモデル(2) Wolframのセルオートマトンについて理解する。
8週 セルオートマトンモデル(3) パーコレーションモデルにについて理解する。
2ndQ
9週 動力学粒子シミュレーション1 物体の様々な運動から運動方程式を導ける
10週 動力学粒子シミュレーション2 物体の様々な運動から初期条件等を設定できる
11週 動力学粒子シミュレーション3 運動方程式を規格化し、微分方程式にすることができる
12週 動力学粒子シミュレーション4 様々な差分法の違いを説明できる
13週 動力学粒子シミュレーション5 適切な差分法から物体の運動を数値計算で模擬できる
14週 ニュートン最適化法1 方程式の解を求めるニュートン法を説明できる
15週 ニュートン最適化法2 結晶構造の系のハミルトニアンを理解できる
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート課題合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力00000100100
分野横断的能力0000000