到達目標
・健康で快適な住環境を得るための手法について理解している。
・講義内で取り上げるデザイン評価の方法を理解できる。
・事例を通して感性デザインの考え方を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
感性にもとづくデザインの考え方や事例の理解 | 主要な概念を通常の状況で正しく説明できる。 | 関連する事項を通常の状況で正しく確認できる。 | 左記に達しない。 |
デザイン評価法の理解と実施 | デザイン評価の目的と手順を正しく説明できる。 | デザイン評価の目的と手順を正しく理解して | 左記に達しない。 |
インタビュー調査の実施 | 通常の状態では独立して調査を実施でき、関連するデータをわかりやすくまとめるとともに分析できる。 | 補助を得て調査を実施でき、データをまとめることができる。 | 左記に達しない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
「ものづくり」における感性価値の重要性が高まっています。この授業では,利用者の感性,心理,行動の特性にもとづくデザインの考え方を生活空間の事例を通して理解すると共に,様々なデザイン評価の手法について学びます。
授業の進め方・方法:
授業期間の前半は,利用者の感性や心理学,行動の特性にもとづくデザインの考え方や事例を取り上げます。授業期間の後半では様々なデザイン評価法を学び,特定のテーマを設定して調査(演習)を行うことで手法を理解します。毎回の授業には,グループで討論を行って意見を発表するなど学生参加型の要素が含まれます。能動的に学ぶ姿勢が必要です。
注意点:
本科目は,建築デザイン学科3年「人間工学」および建築デザイン学科4年「感性工学」から続く科目です。授業内容に関連する調査(演習)を行います。結果をまとめて発表し,レポートを作成して提出していただきますので,自学自習時間に積極的に準備にあたる必要があります。授業の進捗状況によって授業計画の一部が変更になる可能性があります。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
イントロダクション
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学習目標と学習方法を理解できる。
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2週 |
感性価値 |
感性価値の意味を理解し,感性価値創造の事例を確認できる。
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3週 |
生活空間デザインと心理学 |
パーソナルスペース,ソシオペタルとソシオフーガルの意味を確認し,空間デザインとの関わりを考えることができる。
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4週 |
生活空間デザインと心理学 |
アフォーダンスの意味を確認し,空間デザインとの関わりを考えることができる。
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5週 |
生活空間デザインと心理学 |
エモーショナル・デザインの意味を確認し,空間デザインとの関わりを考えることができる。
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6週 |
デザインプロセスにおけるデザイン評価 |
デザインプロセスの概要を理解できる。
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7週 |
デザイン評価の手法 |
デザイン評価手法の種類とその特徴を理解できる。
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8週 |
インタビュー調査 |
インタビュー調査における「聴く技術」を理解できる。
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2ndQ |
9週 |
評価グリッド法 |
評価グリッド法の目的と手順を理解できる。
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10週 |
調査の設計 |
半構造化インタビュー調査を設計することができる。
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11週 |
調査の実施 |
半構造化インタビュー調査を実施することができる。
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12週 |
調査結果の分析 |
調査結果に基いてニーズ把握ができる。
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13週 |
発表・討論 |
調査結果を取りまとめて発表できる。ニーズに応じた提案ができる。
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14週 |
発表・討論 |
調査結果を取りまとめて発表できる。ニーズに応じた提案ができる。
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15週 |
レポートの作成 |
把握したニーズに応じた提案を文章でまとめることができる。
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16週 |
総まとめ |
第1週~第15週までの内容をふりかえることができる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 美術・デザイン | 建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。 | 4 | |
建築における形態(ものの形)について説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 課題レポート | 発表 | ミニレポート | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 10 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 0 | 0 | 30 |
専門的能力 | 30 | 0 | 30 | 60 |
分野横断的能力 | 0 | 10 | 0 | 10 |