概要:
自動車部品や実用に供される鋼材、非鉄合金を対象として分析や実験を行いながら最新の社会動向について文献等を用いながら調査する。
授業の進め方・方法:
週当たり4時限の授業である。ブラックボードを用いてルーブリックに基づくレポート評価を繰り返して理解を深めさせる。基本的な参考書は教員室前に揃えている。
予習:講義前までに関係する資料や教科書は確認し、講義中の議論に参加できるようにしておくこと
復習:講義後のそれぞれの課題について取り組むこと
注意点:
少人数のグループ内で主体的に取り組むことを求めている。
講義時間は討論やグループ内のディスカッションに時間を割く。そのため事前に資料等に目を通しておき予備知識を持っていないと議論に参加することはできない。また討論の過程をレポートする際にさらに深く調べる必要が出てくるのでそれを事後学習とみなす。すなわち,事前・事後に学習し,講義の時間はその知識を使って討論するという反転になっているので注意してほしい。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 材料系分野 | 材料物性 | 金属の一般的な性質について説明できる。 | 5 | 後2 |
金属材料 | 純鉄の組織と変態について、結晶構造を含めて説明できる。 | 5 | 後2 |
炭素鋼の状態図を用いて標準組織および機械的性質を説明できる。 | 5 | 後2 |
炭素鋼の焼なましと焼ならしについて冷却速度の違いに依存した機械的性質の変化を説明できる。 | 5 | 後2 |
炭素鋼の恒温変態(T.T.T.)曲線と連続冷却変態(C.C.T.)曲線の読み方とこれらの相違を説明できる。 | 5 | 後2 |
炭素鋼の焼入れの目的と得られる組織、焼入れによる機械的性質の変化を説明できる。 | 5 | 後2 |
焼入れた炭素鋼の焼戻しの目的とその過程に関する知識を活用し、焼入れ焼き戻しによる機械的性質の変化を説明できる。 | 5 | 後2 |
合金鋼の状態図の読み方を利用して炭化物の種類や析出挙動を説明できる。 | 5 | 後2 |
合金鋼の添加元素と機械的性質に関する知識を利用して、合金鋼の用途を選択できる。 | 5 | 後2 |
状態図を用いて、鋳鉄の性質および組織について説明できる。 | 5 | 後2 |
純銅の強度的特徴、物理的、化学的性質について説明できる。 | 5 | 後3 |
黄銅や青銅について、その成分および特徴を理解し、適切な合金を応用できる。 | 5 | 後3 |
アルミニウムの強度的特徴、物理的・化学的性質について説明できる。 | 5 | 後3 |
鋳造用・展伸用アルミニウムについて、その成分や熱処理による組織学的変化の観点から適切な合金を応用できる。 | 5 | 後3 |