到達目標
①技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を理解し、社会における技術者の役割と責任を説明できる。
②説明責任、内部告発、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的事項を理解し、説明できる。
③技術者を目指す者として、社会での行動規範としての技術者倫理を理解し、問題への適切な対応力(どのように問題を捉え、考え、行動するか)を身に付けて、問題解決のプロセスを実践できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | | | |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
技術者として、真に社会に貢献できる広い視野と揺るがない倫理性を身に着けることが本講義の主な目標です。科学技術の持つ素晴らしい力は社会にとって、かけがいのない利益をもたらしますが、その力故に福島第一原発事故のような取り返しのつかない結果も生みます。平成23年3月11日の東日本大震災を経験した私達は、技術に対する痛切な反省に立ち、技術を推進する者のあり方を考え直す必要があるでしょう。技術は経済的な力の源泉にもなりますが、使い方によっては他人や他国の不幸も招きます。歴史的国際的な視点に立ち、社会に貢献する技術者としての自覚が必要です。
授業の進め方・方法:
この科目は、講師による講義・学生諸君と講師との討論・学生同士の意見交換およびそれの基づく簡単な文章表現が義務となります。
注意点:
オープンエンドな問題提起に対する創造的な取組を期待しています。
講師・学生および学生同士のコミュニケーション力と表現力を身に着けることも必要です。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
技術者倫理の考え方 |
社会性からみた技術の倫理性を理解する
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2週 |
アメリカのPEに課せられた倫理綱領 |
国際的倫理綱領を理解する
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3週 |
日本のPEに課せられる倫理綱領 |
国際人としての技術者が守るべき倫理綱領を理解する
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4週 |
公衆優先原則 |
公衆に資する必要性への理解
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5週 |
持続性原則 |
持続的な改善・技術者としての力量の涵養の必要性
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6週 |
有能性原則 |
専門性の確保・保全原則の理解
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7週 |
真実性原則 |
技術的に可能なものと不可能なものの峻別の原則
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8週 |
誠実性、正直性原則 |
技術者として誠実にかつ正直に行動する原則の理解
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2ndQ |
9週 |
専門職原則、リスクマネジメント |
専門家としての矜持を保つ必要性とその手段の理解
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10週 |
注意義務とコンプライアンス義務 |
専門職者としての注意義務とコンプライアンス義務の理解
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11週 |
環境保全環境配慮義務 |
環境保全に対する技術者の義務の理解
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12週 |
継続学習義務と情報開示義務 |
継続的に学習する義務と対外的な情報開示の義務の理解
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13週 |
忠実義務と守秘義務義務 |
製造物に対する責任と守秘義務の相克の理解
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14週 |
協同義務と自己規制義務 |
技術者は協同すべきであり、自己規制も必要なことの理解
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15週 |
課題研究発表 |
技術者倫理の必要とされる事象についてのグループ研究I
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16週 |
課題研究発表 |
技術者倫理の必要とされる事象についてのグループ研究II
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後期 |
3rdQ |
1週 |
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2週 |
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3週 |
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4週 |
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5週 |
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6週 |
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7週 |
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8週 |
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4thQ |
9週 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |